「令和4年度 実習指導者研修 実践コース」を開催しました

 2022年10月27日(木)に「令和4年度 実習指導者研修 実践コース」を開催しました。

 実習指導者研修実践コースは、看護学生の看護実践を指導する能力を高めることを目的に、臨地看護学実習での実習指導者のシャドーイングを通して、基礎コースでの学びをより深めていく研修として企画されています。今年度は基礎看護学実習Ⅱで2名が研修を修了しました。
 研修では、病棟での実習指導者の学生への関わりや指導を見学し、学びをグループワークで共有しました。研修者からは「実習指導者の学生への関わりを直接見ることができたのがとても良かった」「自分が指導者になったら担当指導者のように指導していきたい」という感想や意見が聞かれ、実習指導者からも「一緒に指導方法について話すことができ、貴重な時間となった」「自分自身の指導方法や学生への接し方を改めて客観的に見返すことができた」という声がありました。また、学びの共有の場面では、基礎看護学実習Ⅱで教育人事交流を行っている先輩看護師も参加し、「実習指導は指導者と教員が一体で行うものであること」「友好的な関係性が学生にとっても病棟スタッフにとっても良い影響を与えること」「実習受け入れの環境づくりが重要であること」などのフィードバックがあり、参加者それぞれが臨床現場で教育能力を高めるための気づきや学びを深める貴重な機会となりました。
 なお、新型コロナウィルス感染拡大を受け、今年度の成人看護学実習Ⅰ・Ⅲでの研修は中止となりました。研修生・受け入れ病棟共に準備を進めていただいており、大変残念ではありますが、次年度以降に再度研修を受講できるよう関係部署と調整を進めたいと思います。
 今年度の実習指導者研修はすべてのコースが終了となりました。参加いただいた研修生、講師のみなさま、実践コースでご指導いただいた指導者および受け入れ病棟のみなさまにお礼申し上げます。本研修の成果が今後の皆様の学生指導に活かされることを期待しています。

病棟での実習見学後の学びの共有(研修者、看護学科教員、実習指導者)
実践コース閉講式 修了証授与の様子

第2回 外国人患者対応能力向上に向けた講演会(2/20)開催のお知らせ

「やさしい日本語」は、難しいことばを言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語のことです。日本語を母語としない方、高齢者や障害のある方、子どもたちなど、ことばの理解や聴こえに不安のある方々が安心して医療を受けられるよう「やさしい日本語」についてご講演いただきます。
 皆さまのご参加をお待ちしております。       

テーマ:医療で用いる「やさしい日本語」
講師:順天堂大学大学院医学研究科医学教育学 武田 裕子 教授
日時:2023年2月20日(月)17時45分~19時00分
会場:ZOOMによるオンライン開催
対象:旭川医科大学教職員及び学生・病院職員、旭川市内および近郊の病院看護職員

主催:看護職キャリア支援センター 教育プログラム開発部門

★学外の受講者は、地域の看護職に限定させていただいております★
★ZOOM視聴環境が整わない方は事前にご相談ください。
★後日期間限定で講演動画のオンデマンド配信を予定しています。★

令和4年度最後の「地域を紡ぐ看看連携セミナー(第3回)」を無事に終えることができました

 ☆新型コロナ感染が拡大するなか、無事開催することができました!
 2022年12月9日(金)に、第3回地域を紡ぐ看看セミナーを今回も対面とオンラインによるハイブリット形式で予定どおり開催することができました。COVID-19が再拡大する中、院内からの参加者は9名(外来化学療法センター、複数からの病棟看護職員)でマスクとフェイスシールドを装着していただきました。院外の参加者は13名(芽室・富良野・旭川・留萌の訪問看護職、網走保健所・道庁の保健師)で計22名のご参加をいただきました。この度は、当センターの活動にご関心をよせていただけた道庁の職員2名が初めて参加してくださり、本セミナーの活動がますます広がっていける可能性を感じております。セミナーのテーマは“地域で暮らす高齢者の安全・安楽な外来化学療法の継続に向けて”とし、ミニレクチャーを受講後に、参加者から提供していただいた1事例に対し地域と病院の看護の継続性、具体的な連携について意見交換を行いました。ご参加いただきありがとうございました。

☆セミナーは、ミニレクチャーと事例検討の二本立て
 セミナーは1時間15分で実施しました。ミニレクチャーの講師に鹿追町を拠点とする“訪問看護ステーションかしわのもり”松山なつむ総括所長をお迎えし、「看看がつながれば、外来も生活の一部となる」をテーマに15分間ご講演いただきました。その後は参加者を3組に分けハイブリット形式によるグループワークを設け事例検討を行いました。
 松山所長から地域包括的看護人材とは、“自らその地域にコミットし、健康課題を持つ対象者と共にあり、暮らしを乱さぬ方法で、おせっかい度をわきまえながら健康維持・向上に寄与できる人”とお話いただき、対象者や家族へのおせっかい度をはかりながら看護者が支援の質や程度を評価し続け、今提供すべき看護を追求していくことの大切さをご教授いただきました。
 検討事例は、高齢で外来化学療養を行う方が増えていることから、90歳代男性で要介護の妻と自宅で生活しながら治療継続できるための病院と訪問看護の連携調整について検討しました。事例への看護で良かった点、地域と病院、あるいは関係職種間における情報共有の有用性、社会資源の有効活用、本人がどうしたいのかといった意思決定支援の重要性など、様々な視点が検討されました。最後に松山所長から、対象者と関わる時には最低限の倫理と最大限の倫理を常に天秤にかけながら、今、最善と考えられる支援を選択していくことの大切さについてご助言いただきました。

 ☆セミナー直後アンケートによる企画評価
 セミナー直後にアンケートを実施しました。初参加者は約12%で、2回・3回と複数回にわたる参加者は80%以上でした。また、セミナー全体に満足が得られたとのご評価もいただきました。なお、詳細はアンケート結果報告をご参照ください。
 次年度も、本セミナーはテーマを検討しながら継続予定です。初めて参加される方も大歓迎です。病院と地域の看看連携がさらに発展し、その人らしい生活を大切しながら支援できる看護を追求していきませんか。来年もどうぞよろしくお願いいたします!

ミニレクチャーの様子
検討事例の説明
会場の様子
事例検討の様子①
事例検討の様子②
事例検討の様子③
多数のご参加ありがとうございました。いつか対面で語り合えることを祈って☆彡

受講後アンケートの結果

「就職に向けた心構えセミナー(3/1)」開催のお知らせ ※本学看護学科3年生限定

 就職活動が始まる看護学科3年生を対象にしたセミナーを開催します。
 自己分析から長所・短所、看護職の目標、自己PR 履歴書・小論文の書き方、面接などに関するセミナーです。また、実際に就職活動をした看護学科4年生の方から、面接などの体験も話していただきます。
 今から準備しませんか。

内容:「自分を魅せる履歴書の書き方」
     講師 看護学科 長谷川博亮 教授
   「就職活動に向けた先輩からのメッセージ」
     講師 看護学科4年生 5名
日時:2023年3月1日(水) 10:30~12:00
場所:看護学科棟1階 大講義室とZoomのハイブリッド開催
対象:本学の看護学科3年生
主催:旭川医科大学看護職キャリア支援センター キャリア支援部門

申込手続のお問合せ:会計課機能強化推進係(0166-68-2143 ダイヤルイン)
 s-kinou@asahikawa-med.ac.jp
セミナー内容のお問合せ:看護職キャリア支援センター(0166-65-2111 代表)
 kango-career@asahikawa-med.ac.jp