「令和6年度 看護師交流会~キャリアビジョンを描くキャリアカフェ~」を開催しました

 2024年7月30日、看護師交流会~キャリアビジョンを描くキャリアカフェ~を実施しました。本企画は、看護師のスペシャリスト、ジェネラリスト、そして卒業後2年目の看護師と交流し、近い将来、そして未来のキャリアを考えるきっかけにすることを目的としました。参加者は11名(看護学科学生3名、看護部看護職8名)でした。
 まず、7名の講師の方からそれぞれの立場から現状や経験を簡単にご紹介いただきました。

①大学院(修士課程)修了の看護学講座助教出村唯さん
論理的・批判的思考が身に着けられるとともに研究を通した新たな発見が人としての成長に結び付けられます。

②がん看護専門看護師清水知沙さん
緩和ケア専従看護師として活動するとともに、患者に直接かかわる看護師が根拠をもてるように教育的にも関わっています。

③クリティカルケア認定看護師佐藤希さん
救命救急センターやドクターカー・ドクターヘリでの業務のほか、院内外での教育的な活動をしています。

④特定行為研修を修了した村上閑香さん
PICCの挿入、CVやドレーン類の抜去などの特定行為、院内での呼吸ケアサポートチームのラウンド等を行っています。

⑤複数部署を経験されたジェネラリスト渡邊充広さん
複数部署を経験することで患者が様々な疾患から影響を受けていると認識でき、焦点化した情報収集を実践・教育に活かしています。

⑥訪問看護師・ぬくもりポート所長片岡千晶さん
自宅で過ごしたい利用者の思いに寄り添う看護がやりがいにつながるとともに看護観が広がり、看護がより楽しくなります。お勧めポイントはWLBが実現しやすいことです。

⑦2年目看護師の五十嵐楓さん
今、本当の意味で患者と向き合えるようになったと感じられています。自分の目指す看護師像を明確にし、自分一人で悩まずに相談するようにしましょう。

 レクチャー後は各ブースに分かれ、交流を行いました。参加者の方からは、「普段交流できない看護師と交流できた」「自分のキャリアをどのように広げるかを考えるきっかけになった」「自分の将来を考えるきっかけになった」などの感想が聞かれました。他方、「参加したいブースが複数あり選択が難しかった」「隣のブースの声がかぶり聞き取りにくかった」などの感想もあり今後の企画・運営に活かしたいと思います。
 講師の皆さまからも「看護の悩みや楽しさを話すことができ楽しかった」「自分の経験がキャリアを考えるきっかけになれば幸いです」等の感想をいただきました。お忙しいなかご協力いただきましたことに感謝いたします。

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