8月17日(土)、「令和6年度 実習指導者研修 基礎コース第2回」を開催しました。
本研修は基礎コース3回と実践コース1回の計4回で構成しています。第2回目の今回は、看護学講座教授の長谷川先生を講師として、「コミュニケーション」「看護学生との関わり方」の講義を行いました。講義では、コミュニケーションに関する基本的理解と、イメージマップを記載し受講者の学生時代を想起しながら、実習指導者としての自己理解を深め、学生の話に耳を傾ける重要性を学びました。本研修はハイブリッド研修であり、大学内、大学外の看護師が参加しています。講義のあと、会場受講者とzoom受講者の合同で、10グループに分かれてイメージマップをもとにグループワークを行いました。グループワークのあと、さらに学びを発表しあい共有しました。学びの共有では、「イメージマップを記載しながら、自分の学生時代を思い出させてくれた。」「自分の学生時代も委縮していたり、緊張していたことを思い出した。」などイメージマップを記載することでの気付きが語られました。また、「学生の可能性をつぶさない」「聞いているという態度を大事にしたい」などの学びや、「学生の思考を邪魔せず、自分の考えをいう前に学生の話を聴くようにする」「学生さんではなく名前を呼ぶ」など、明日から実践できる内容でした。
今年度から本研修を修了した看護部看護師、実習指導に携わる看護学科教員がファシリテーターとして参加しています。2回目の今回は、前回体験していたファシリテーターは緊張がほぐれ、初めての看護学科教員は緊張感を持ちながらグループワークに参加していました。多くのZOOM受講者からは、「参加しやすかった」「気軽に参加できた」という声が聞かれ、受講者の実習指導実体験の共有、自身の学生指導の振り返りの機会になっていました。本研修を修了した看護部看護師が参加する意義は大きいと感じています。このような企画の他、毎回行う受講者アンケートの声を活かし、学びを共有しやすい研修環境を整えハイブリッド研修企画運営を行っていきます。
受講者の学生時代の体験と結びつき洞察が深まり、実習の場で学生が心の底から「看護は素晴らしい」と感じられるような実習指導者との継続的なコミュニケーションの大切さを知る研修となり、第2回の研修を閉会しました。