9月23日(土)、「令和5年度 実習指導者研修 基礎コース3回」を本学講義実習棟の講義室で開催しました。研修会場、Zoomによるオンライン配信を併用したハイブリット形式で実施し、45名(学内23名、学外22名)のご参加がありました。
基礎コース最後の第3回目では、看護学講座升田由美子教授より「実習指導の意義と実習指導方法」「看護過程、評価の意義、カンファレンスの意味」について、講義を行いました。講義では、具体例を述べながら実習目的・目標を臨床指導者・学生共に理解し実習に臨む重要性、学生の臨地実習での課題、臨床指導者と看護教員との連携の必要性、看護過程展開の支援の実際、評価と実習目的・目標のつながり、カンファレンス時の指導者の役割、などが示されました。
グループワークでは、2回目同様、研修会場受講者と学外Zoom受講者との混合グループを一部設けました。受講者からは、「他病院、他施設の意見は貴重であった、新鮮であった」など肯定的な感想が寄せられました。
学びの共有では、目指す実習環境、指導者として心がけるべきことを意見交換しました。研修者からは、「部署全体で実習目的・目標を共有する必要性を感じた」「実習が楽しいと思える、自信につながる職場環境を整えたい」「学生が達成感を感じられる関わりが大切である」「実習受け入れ前の準備が重要である」「ロールモデルとなれるような行動をとる」「学生をチームの一員として関わる」、など多くの学びが述べられていました。
学びの共有後、実践コースの概要をお伝えしました。実践コースでは、学生指導看護師と行動を共にし、活動の実際を体験的に学ぶことができます。今年度は学内者限定で10名の方が参加されますが、今後学外の方への拡大も予定しております。
閉講式では、看護職キャリア支援センター長・教育プログラム開発部門長升田由美子教授から基礎コース修了者に修了証が授与されました。学外参加者へは、郵送で修了証が届けられます。
今年度も無事に実習指導者研修基礎コースを終了することができました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。来年度もぜひ、多くの方のご参加をお待ちしております。