学術集会参加のご報告(第7回 国際臨床医学会学術集会)

植山さゆり

 2022年11月3日、札幌の北海道大学学術交流会館にて第7回国際臨床医学会学術集会が開催されました。「国際医療の再興」を学術集会のテーマに口演発表36演題の発表が行われ、看護師、医師、医療通訳者をはじめ200名を超える参加があり、活発な意見交換が行われました。
 私は今回NiNA*シンポジウムにて「A市内の基幹病院における外国人患者と家族への看護実践上の困難」について口演発表し、その後シンポジストとして意見交換を行う機会をいただきました。国際化に関する学術集会での発表、意見交換は初めての経験でしたが、多くの参加者の方が熱心に聞いてくださっていることを肌で感じ、とてもよい刺激を受けました。
 口演発表では、A市内5基幹病院の看護部長、看護職員の方からの調査結果をもとに、外国人患者受け入れ人数、外国人患者や家族対応した時の患者と家族の国籍、コミュニケーションを図った手段、看護職が困難と感じていた内容、などをまとめ、報告しました。
 その後の意見交換では、「多職種連携による外国人診療の課題解決」というテーマをもとに、医師、日本国際看護師・アメリカの医療通訳士、MSW、看護師という異なる職種の立場から、外国人患者の対応に関する現在の取り組み、課題解決に向けた様々な意見交換を行いました。この経験を活かし、道北、道東地域という特性を踏まえた外国人患者対応の向上に向けた取り組みを継続していきたいと思っております。

*NiNA(NIPPON international Nursing Administrator: 日本国際看護師)

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