昨年9月の第1回に続き、3月1日に第2回 外国人患者対応能力向上に向けた講演会を開催しました。
看護職キャリア支援センター 教育プログラム開発部門では、多様な文化や価値観を理解し外国人患者に対応できる看護職の育成を目標に講演会を企画しています。今回は第2回として、国境なき医師団の活動経験のある本学看護学講座 杉山 結理助教から「後発開発途上国で生きる人々への医療活動」をテーマにご講演いただきました。
講演は国境なき医師団の社会的活動の紹介や、実際に活動された中央アフリカ共和国・コンゴ民主共和国の生活や医療の実際を動画や写真を通しお話いただき、医療や健康は社会的要因に大きく左右されることを改めて感じる貴重な機会となりました。先生の活動経験を講演会の目的である外国人患者に対応する場合に置き換え、共通する基本となる考え方を伺うことができました。また、事前の質問や講演会での質問に関し、先生の経験や日常から心がけていることを聞くことができ、参加者からも「その国々の社会情勢や個人の生活背景・価値観等を把握し関わっていくことの重要性を学んだ」「海外で貢献したいという気持ちを高めることができた」等の感想がありました。
開催は、会場とZoomによるハイブリッド形式で行い、学内の他、学外からの参加もあり、国際医療に対する関心の高さが伺え、「第2段を楽しみにしています」「また聴講したい」という意見も多数いただき、今後の部門活動に活かしていきたいと思います。
ご講演いただいた杉山先生、国際医療や後発開発途上国の現状をご自身の経験から、実際の医療現場に反映できるよう文化の違いなどをわかりやすくお話していただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。
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