「令和7年度 実習指導者研修 基礎コース第2回」を開催しました

 8月9日(土)、「令和7年度 実習指導者研修 基礎コース第2回」を開催しました。
 本研修は基礎コース3回と実践コース1回の計4回で構成しています。今回も前回に引き続き、本研修を修了した2名の看護部看護職がファシリテーターとしてグループワークに参加しました。
 第2回目の今回は、旭川医科大学看護学講座教授の長谷川先生を講師に迎え、「コミュニケーション」「看護学生との関わり方」のテーマで研修が行われました。講義では、長谷川先生の実習指導場面での具体的なエピソードが語られ、傾聴の効果や看護学生の自発的な行動と能力を伸ばすコーチングの活用などについて学びました。
 また、講義では研修生が自分たちの看護学生時代の指導者とのコミュニケーションを振り返りながらイメージマップを作成し、学生とのコミュニケーションやかかわり方について考える機会となっていました。自分たちの学生時代を想起することで、実習での緊張感や不安など学生の心理状況について理解を深めていました。
 研修後半では学生指導場面における支援的態度やフィードバックの方法について、グループワークを通して活発な意見交換がされました。各グループの研修での学びや今後、実習指導者としてどのようなことを大切にしたいかについての発表では、「学生の話を傾聴する」「学生の考えを尊重して関わる」「厳しいことを伝える時にも言い方や態度は優しくする」「楽しく実習指導する」といった実習指導者としての姿勢や態度の重要性についての内容が多く挙がっていました。また、明日からの実習指導で実践できることとしては、「自ら積極的に学生に声をかける」「学生の報告などを待ってもらう場合は明確な時間を伝える」「質問の仕方を未来質問にする」などの意見が出ました。グループワークの学びの共有後の長谷川先生の講評では、「将来共に看護を行う仲間として、学生とコミュニケーションをとってもらいたい」とのメッセージが研修生に伝えられ実習指導者研修基礎コース第2回目が閉会しました。
 研修会の最後には、10月と12月に開催される実践コースの案内がありました。今年度から、基礎看護学実習(院内外募集)、成人看護学実習(院内外募集)に加え、新たに精神看護学実習(院外のみ募集)が開講となりました。皆様の応募をお待ちしております。
 次回、第3回目(9/20)は基礎コース最後の研修となります。次回も実り多い研修となるように引き続き実習指導者研修スタッフ一同取り組んでまいります。

講義風景① 長谷川先生の講義

講義風景② 各自で学生時代を思い出しながらイメージマップの作成

講義風景③ イメージマップの発表

グループワーク風景①
(会場参加グループ)

グループワーク風景②
(会場参加グループ)

グループワーク風景③
(Zoom+会場混合グループ)

グループワーク風景④
(Zoom+会場混合グループ)

グループワーク風景⑤
(Zoom+会場混合グループ)

学びの共有①
(会場から)

学びの共有②
(Zoomから)

長谷川先生の講評

ページの先頭に戻る 新着情報