「令和6年度 教育人事交流報告会」を開催しました

 令和7年3月10日(月)、看護学科棟大講義室において令和6年度教育人事交流報告会を開催いたしました。本年度は、開始2年目となる「訪問看護ステーションとの教育人事交流」、及び開始4年目となる「看護学科と看護部との教育人事交流」の報告を前半と後半に分け2部構成としました。報告会は、会場とZoomのハイブリッド方式で開催し、参加者は会場参加32名、Zoom参加15名の計47名でした。

1. 「訪問看護ステーションとの教育人事交流」
 今年度は、訪問看護ステーションけあぷらすに3名、訪問看護ステーションぬくもりポートに3名、訪問看護ステーションむらかみさんに2名の計8名が教育人事交流を行いました。報告会では、交流者を代表し、看護学科から1名、看護部から3名の計4名が報告しました。各交流者の報告では、訪問看護師に同行し、対象患者の処置を見学したり、その後訪問看護ステーション内で行われたカンファレンスに同席するなどして、訪問看護の実際について学べたこと、同行訪問により患者の安全な環境や家族の介護のしやすさなどを考慮した機器の配置などを検討していることを知り、今後の退院時指導に役立てたいなどの報告がありました。
 交流先である訪問看護ステーションの方からは、交流者が学びを言語化してくれたことにより、スタッフ自身のかかわりを客観的に見つめることができ学びになったとの発言がありました。

2.「看護学科と看護部との教育人事交流」
 今年度は、看護学科から1名、看護部から1名の2名が報告を行いました。各交流者の報告では、交流部署における患者への看護実践や、リハビリテーション関連職などとの多職種連携について報告されていました。また、実習中の学生指導において、学生はよく聞いてくれる指導者を必要としており、よく聞くことで学生なりに考えをもって行動していることがわかり、Z世代と一括りにすることなく、個々人の特性を理解し指導に繋げることが重要であることを学んだとの報告がありました。
交流先の部署からは、交流で得た多くの学びを学生指導に活かしてほしいとの発言がありました。

 ご報告頂いた皆様、年度末のお忙しい時期に発表の準備などをしていただき、誠にありがとうございました。また今回時間の関係上報告いただけなかった交流者の皆様にも、感謝申し上げます。お忙しい中、ご協力いただきました訪問看護ステーションけあぷらす、訪問看護ステーションぬくもりポート、訪問看護ステーションむらかみさん、看護部看護職、及び看護学科教員の皆様、誠にありがとうございました。質疑応答では、活発に意見交換が行われました。本会に参加していただいた皆様にも感謝申し上げます。

 次年度も、訪問看護ステーションとの教育人事交流、及び看護学科と看護部との教育人事交流を行います。報告にもありましたように、学生指導に留まらず、新たな知見の獲得や人脈の広がりなど、研修を通して得るものがとても大きく、ご興味のある看護部看護職、看護学科教員は、ぜひ教育人事交流にご参加いただければと思います。今後も、さらに本事業が整備され、交流者の皆様の課題解決の一助となりますよう部門員で運営してまいりますので、ご支援・ご協力の程どうぞ宜しくお願い致します。

報告会の様子①
報告会の様子②
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