「令和5年度 実習指導者研修 実践コース」を開催しました

「令和5年度実習指導者研修・実践コース」の基礎看護学実習Ⅱが10月26日、成人看護学実習Ⅰ・Ⅲが12月12日、13日の日程で実施されました。実習指導者研修・実践コースは、臨地看護学実習における看護学生の看護実践を指導する能力を高めることを目的に、臨地看護学実習での実習指導者のシャドーイングを通して、講義を中心とした基礎コースでの学びをより深めていく研修として企画されています。今年度は基礎看護学実習Ⅱで3名、成人看護学実習Ⅰ・Ⅲで7名、計10名が研修を修了しました。実践コースでは、実際に実習病棟での指導者の学生への関わりや指導場面を見学した後、他の受講者とともにグループワークで研修の振り返りを行いました。
 第2学年を対象とする基礎看護学実習Ⅱでの研修後の振り返りでは、研修生から「実習指導者と教員との連携場面を実際に見学することが学びにつながった」「学生カンファレンスを見学し、指導者が学生のカンファレンスをどのように進めているのかを知ることができた」といった感想や「学生が楽しいと思えるような実習指導を心掛けたい」「学生のレディネスに合わせた指導を心掛けたい」など、将来、実習指導者としてどのような姿勢で学生に関わっていきたいかといった抱負が語られました。また、第3学年を対象とした成人看護学実習Ⅰ・Ⅲでは、「指導者が学生のモチベーションを下げないようにポジティブフィードバックを行っている姿が印象的だった」「指導者は各学生の能力や性格などの個別性に合わせた声かけや指導を行っていると感じた」「実習病棟全体で学生を受け入れるような配慮がされていた」「学生が実習で多くの経験ができるように看護スタッフ、医師や薬剤師、理学療法士と調整を行っていた姿が印象深かった」といった感想が聞かれました。
 研修後の振り返りを通して、実習が円滑に進むように配慮された実習環境作りや実習指導者の高い調整能力といった側面についての学びの声が多く寄せられました。研修生それぞれが臨地看護学実習での学生への理解と指導能力を高めるための気づきや学びを深める貴重な機会となりました。
 今回の実践コースをもって、今年度の実習指導者研修はすべてのコースが終了となりました。ご参加いただいた研修生、講師のみなさま、実践コースでご指導いただいた指導者および受け入れ病棟のみなさまに深くお礼申し上げます。本研修の成果が今後の皆様の学生指導に活かされることを期待しております。

実習病棟での研修風景 (実習指導者から説明を受ける研修生)
閉講式 (修了証授与)
研修後の振り返り (研修での学びの共有)
閉講式 (修了証を持っての記念撮影)
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