令和6年度「助産師セミナー」&「助産師交流会」開催報告

日時:令和7年3月7日(金) 
  助産師セミナー10:00~12:15
  助産師交流会13:30~16:00
場所:旭川医科大学医学部看護学科5階実践看護実習室

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助産師セミナー
〇テーマ:骨盤ケア-妊婦に身体づくりに役立つ保健指導のポイントと産後の母親の身体回復に役立つ骨盤ケアの実際-
〇講師:伊藤 彩 先生(訪問型助産院Pono院長)
〇対象者:本学を卒業した助産師、旭川市内産科施設・助産院および市外助産学実習施設に勤務する助産師
〇参加者:20名(卒業生9名、外部助産師1名、在学生5名《4年生1名、3年生4名》、看護職キャリア支援センター2名、教員3名)

 本セミナーは、看護職キャリア支援センターとの共催により、本学卒業の助産師がキャリアアップできるよう支援することを目的に開催しており、今年度からは、地域の助産師の皆さまにもご参加いただけるよう、本学助産師課程出身以外の助産師まで対象を拡大し、市内の総合病院、助産院開業者を中心に募集を行いました。今年度は、1名の現職助産師の参加がありました。
 今年度のテーマは、これまでのセミナー開催の経過から、臨床に活用できる技術を中心とした内容がよいのではないかという意見から、骨盤ケアについて伊藤彩先生に、演習を含めたご講話をいただきました。伊藤先生ご自身の実際のケア実践のお話や、産後ケアを通した妊娠期~産後の身体の変化から、指導を行う上でのポイントなど幅広く講話がなされ、演習では実際に参加者が仰臥位になってのエクササイズを体験し、インナーユニットの大切さについて、身をもって体験する機会となりました。

助産師交流会
♦ 開催方法:対面式の講話とグループに分かれたフリーディスカッション
♦ 対象者:本学助産師課程を卒業した助産師、在学生
♦ 参加者:40名(在学生28名《4年生6名、3年生6名、2年生8名、2年生8名》、卒業生8名、看護職キャリア支援センター1名、教員3名)

 助産師交流会は、助産師を目指す1~4年の在学生と本学卒業助産師が直接交流することで、助産師の魅力の伝達や助産師課程における学びの道しるべとなるよう支援することを目的に開催しました。教員により助産師課程の概要を説明した後は、卒業直前の助産師課程選択学生4年生6名から助産師課程の学びの実際や乗り越え方などを、さらに助産学実習施設の卒業生から、施設の助産の実際をご講話いただきました。その後、在学生・卒業生をミックスした3グループに分かれて、フリーディスカッションを行いました。今年度はあえて教員は同席せず、各グループに進行を任せた結果、それぞれのグループで盛り上がり、在校生は助産師課程選択学生や助産師として活躍する先輩の姿から、助産師になりたいという気持ちを新たにした時間になったようでした。また、先輩助産師にとっても、自らの学生時代を思い出し、厳しい道に進もうとする後輩へエールを送る機会になっていました。

アンケートより
在学生は、交流会が助産師課程の決定、今後の学習に役立つ方法やポイント、学ぶ意欲、就職情報の入手、助産師になることへの動機づけ、実際に働く助産師と気軽に話せてよかった、との回答がありました。卒業生は、セミナーが有意義な時間であり、保健指導で役に立つ実用的な内容だった、来年度も参加したいとの意見、交流会では助産師の仕事を理解してもらえるようなアドバイスができた、など、午前・午後ともに高評価をいただきました。

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