8月7日(土)本学の遠隔医療センター3階研修室において「令和3年度 実習指導者研修 基礎コース第2回」を開催しました。
これは、一昨年12月に調査した「看護職の実習指導に関わる研修企画調査」に基づき、看護学生の看護実践を指導する能力を高めることを目的として、本学看護職キャリア支援センターの教育プログラム開発部門において企画したものです。
昨年度は新型コロナウイルス感染拡大を受け、残念ながら学外の看護職の方への周知を断念し、感染予防対策を徹底の上、学内で実施しました。今年度は学外の看護職もzoomで参加いただいて開催しています。
第2回目の今回は、看護学講座の阿部教授による「カリキュラムと実習指導の位置づけ(実習目的・目標から)」と、同じく看護学講座の長谷川教授による「コミュニケーション」について講義を行いました。カリキュラムによる臨地実習の位置づけは、単なる知識ではなく学生を理解する背景になること、そのような学生と対面した時の指導観がコミュニケーションや実習環境に与える影響が学べる講義でした。
受講者からは「実習先の理念や目標を理解することが必要だと感じた。コミュニケーションをとる上でも学生の立場に立つことが大事だと学んだ。」「看護の素晴らしさを伝えられる指導者になりたいと思った。」等の声がよせられ,実習指導者としての看護学生とのコミュニケーション能力と実習目的・目標に沿った指導力を高める大変有意義な機会となりました。