7月3日(土)本学の遠隔医療センター3階研修室において「令和3年度 実習指導者研修 基礎コース第1回」を開催しました。
これは、一昨年12月に調査した「看護職の実習指導に関わる研修企画調査」に基づき、看護学生の看護実践を指導する能力を高めることを目的として、本学看護職キャリア支援センターの教育プログラム開発部門において企画したものです。
本研修は、基礎コース3回と実践コース1回の計4回で構成されており、対象者は、臨床現場で実習指導を担当している、または今後予定している看護職の方となります。第1回目の今回は、看護学講座の升田教授を講師として、「看護の概念」と「看護学生の理解と関わり方」について講義を行いました。
昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、残念ながら学外の看護職の方への周知を断念し、感染予防対策を徹底の上、学内で実施しました。今年度は、本研修の基礎コース3回のzoomによるオンライン参加に限定し、学外の看護職の方へご案内できました。開講式の中で服部センター長から、講義のまとめの中で升田副センター長から、オンライン研修のメリットとして遠方からも参加可能となるというお話がありました。メリットを活かし、遠方からも含め24名のご参加がありました。
受講者からは「リモートでの意見交換が上手くいくのか不安でしたが思っていたよりスムーズにいきました。」「zoomでの研修が初めてだったので、ディスカッションが難しかったです。」とオンライン研修の難しさの中でも、「学びの共有の時間があることで自分の気付き以外の考え方と接することが出来た。」などの声がよせられました。実習指導者として臨床現場での教育能力を高める大変有意義な機会となりました。