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ロボット直腸癌手術 50例達成
2020.10.22

消化管外科で行っているロボット支援直腸癌手術が2020年10月21日で50例達成しました。
ささやかながら終了後にお祝いをしました。

現在はほぼ週1回定期的に施行され、看護師や臨床工学技士のみなさんもロボット手術に慣れてきてスムーズな手術ができるようになってきています。

ロボット手術の運用を手伝ってくださる皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。

これから100例、200例と症例を積み重ね旭川の患者の皆様にロボットでの精緻な手術の恩恵を受けていただきたいと思っています。

心臓大血管外科学分野 教授 紙谷寛之先生が「令和2年度 北海道医師会賞・北海道知事賞」を受賞されました。
2020.10.07

令和2年度 北海道医師会賞・北海道知事賞 受賞

 

旭川医科大学 外科学講座 心臓大血管外科学分野 教授 紙谷 寛之 先生

「胸部大動脈外科における循環停止法の安全性 向上に関する研究」

 

北海道において、医学的研究及び医事衛生に関する優秀な業績の中から贈呈される「北海道医師会賞」の2020年度受賞者に、心臓大血管外科 教授 紙谷寛之先生が選ばれました。

紙谷先生は心臓外科医として高難度手術も含めた多くの開心術・低侵襲手術の執刀を行う傍ら、多くの手術指導も並行して行われています。また、研究者として、数多くの英語論文の発表もされており、顕著な業績を有されています。

そして後進の育成にも積極的にリーダーシップを取られ、今後は集結した若手医師と共に道内心臓外科医療の充実や、研究おける世界への発信が大いに期待され、この度の受賞となりました。

ご自身の現在までの国内外での実績だけではなく、未来へ紡ぐ若手教育、道内の医療充実の為にご尽力される紙谷先生に、鈴木直道北海道知事から直接表彰を受けました。

今まで多くのご指導ご鞭撻、ならびにこの度のご推薦を頂きました皆様、誠にありがとうございました。

今後もさらに最北の医大である旭川医科大学よりチーム一丸となって、発信を続けてまいる所存でおりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

「北海道医師会会長」と「紙谷教授」と「鈴木北海道知事」

※受賞者 業績紹介PDFへ

旭川医大病院 生体腎移植10例達成報告
2020.10.01

令和元年9月30日より10例の生体腎移植を執り行い、無事終了しましたので、臓器提供患者(ドナー)ならびに移植患者(レシピエント)の手術ならびに術後経過につきまして、ご報告します。

生体ドナーは、平均年齢60歳で、レシピエントとの関係は母親や妻など女性が大半でした。全員、左の腎臓を提供され、鏡視下手術で摘出し、大きな合併症もなく、術後平均8.2日で無事退院しております。

移植を受けたレシピエントは、平均年齢47歳で、男性が多く、腎硬化症や糖尿病を中心とする疾患から腎不全となり移植に至っております。術後は、尿路感染、ウィルス感染などの合併症はありましたが、拒絶反応はなく、術後平均19.5日で全員無事退院しております。

旭川医科大学病院としては、これからも積極的に腎移植を行っていく予定ですが、本年5月に脳死・心停止からの腎移植施設としても認定されており、さらに多くの人々に腎移植を提供できるよう努力したいと思います。
また、今回の10名はいずれも旭川市内からの紹介でしたが、これから道北・道東地域にも広げていけたらと考えております。