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血管外科科長 / 病院長
東 信良

対象の病名

血管疾患全般における診断・治療について責任を持って実施しております。
当科で診療する主な血管疾患は、大動脈瘤、四肢慢性動脈閉塞疾患(閉塞性動脈硬化症、バージャー氏病、膠原病関連動脈閉塞症、レイノー病など)、四肢急性動脈閉塞症、頸動脈狭窄症、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、リンパ浮腫などです
(詳細は下段の解説と手術実績をご参照ください)。

スタッフの紹介

  • 内田
    内田 大貴
  • 菊地
    菊地 信介
  • 吉田
    吉田 有里
  • 栗山
    栗山 直也
  • 竜川
    竜川 貴光
  • 大平
    大平 成真
  • 鎌田
    鎌田 啓輔
  • 土井田
    土井田 務
  • 田丸
    田丸 裕也
  • 眞岸
    眞岸 孝行

下肢血行障害でお悩みの患者様へ

生活習慣病が国民病といわれるようになった今日、血管病によるいろいろな臓器や器官の血行障害でお悩みの方が増加しております。当科では、診療科開設当初からこの領域に注力し、血管病に対して、診断から治療(内科的治療と外科的治療)と術後長期にわたる継続的な診療を行ってまいりました。その結果、他院で下肢切断が必要と言われた足壊疽の多くの患者様が全国各地から訪れるようになりました。

当科では、バイパス術と血管内治療を使い分けて、患者様に最適な血行再建方法の選択を目指しております。5年救肢率90%以上を達成しておりますので、血流障害による足壊疽だけでなく、虚血性の下肢痛や血流障害による著しい歩行障害でお悩みの方は是非当科へご相談ください。

大動脈瘤に対する外科治療

大動脈瘤には、従来から行っている腹部や胸部を大きく開いて直視下に行う手術に加えて、最新鋭の血管造影装置を配備した手術室で行うステントグラフト内挿術の両者を施行可能です。ステントグラフト治療は日進月歩で進化しており、複雑な形状の動脈瘤にも対応できるようになってきており、現在約7割の患者様がステントグラフト治療を受けておられます。

動脈瘤の形状と患者様の年齢や生活ぶりなどの要素を吟味し、どちらの手術がより患者様に適合するかを患者様ともご相談の上決定して治療にあたっております。

血管外科手術症例数(2023年分)

動脈疾患 慢性下肢動脈閉塞 バイパス手術 56
血管内治療 126
ハイブリッド血行再建 18
内膜摘除形成術 27
グラフト修復術 20
足部形成術その他 48
急性下肢動脈閉塞 13
腹部大動脈瘤 開腹人工血管置換 27
ステントグラフト内挿術 54
内臓動脈/内腸骨動脈治療 8
頸動脈形成術 2
膝窩動脈疾患 1
静脈疾患
下肢静脈瘤 44
その他静脈疾患 3
その他 ブラッドアクセス手術 28
475

血管疾患の多くは聞き慣れない病名で、ご自身での診断は難しいため、かかりつけの主治医からご紹介頂くか、ご心配、ご不明な点があればお気軽に直接問い合わせ下さい。

旭川医科大学病院血管外科外来診療日は月、水、金曜日です。