肝胆膵・移植外科学、横尾英樹が肝癌診療セミナーで特別講演を行いました。
「分子標的薬時代のConversion Therapyを見据えた肝細胞癌の治療戦略」
学 会 告 知
この度、外科学講座血管外科学分野 教授東信良が、第62回日本脈管学会総会を札幌で開催させていただく運びとなりました。会期は2021年10月14日-16日、北海道札幌市にありますロイトン札幌で開催いたします。また、同じ週の10月11日-13日に、第22回アジア血管外科学会(ASVS2021)を同会場に開催させていただく予定となっており、約1週間に渡って日本のみならずアジア各国より多くの参加者をお迎え予定でございます。
日本脈管学会は、約60年の歴史のある日本で最初の脈管学に関する学会であり、動脈・静脈・リンパ管に関わる血管外科、心臓外科、循環器内科、放射線科、再生医療、基礎医学、情報工学など非常に幅広い統合学会として、異なる分野の交流とそれによる科学や技術の発展を目指しております。
今回の学会のテーマは“MISSIONS FOR FUTURE ANGIOLOGY”とさせて頂きました。情報や画像技術が進歩し、医療分野におけるICT利用や遠隔医療が発達するとともに、治療技術が進歩し様々なデバイスが開発される一方、診断や治療を受ける側も人生100年時代と言われ未曽有の長寿時代に突入し、脈管をどう維持するかという新たな課題も出てきております。一方、新型コロナのパンデミックにより、脈管疾患は直接的および間接的に大きな影響を受けております。新型コロナ禍で移動や人的交流がなかなか回復しない中でありますが、そうした時こそ、情報交換、情報共有を行って、学術活動を前進させることが重要であると認識し、鋭意準備を進めております。
つきましては諸費ご多端の折、また、新型コロナ禍の中、まことに恐縮でございますが、本総会の趣旨をご理解いただき、是非ともご参加、ご支援を賜りたく存じます。
順次、ホームページの内容も更新して参りますので、どうぞご確認くださいませ。
旭川医科大学外科学講座血管外科学分野内
第62回日本脈管学会総会
事務局長 内田 大貴
開催日 | 2021年10月14日(木)~16日(土) |
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会 場 | ロイトン札幌 〒060-0001 札幌市中央区北1条西11丁目 |
日本脈管学会 会 長 |
旭川医科大学 外科学講座 血管外科学分野 教授 東 信良 |
事務局 | 旭川医科大学 外科学講座 血管外科学分野 〒078-8510 北海道旭川市緑が丘東2条1丁目1番1号 |
運営事務局 | 株式会社コングレ北海道支社 〒060-0005 札幌市中央区北5条西5丁目2-12 住友生命ビル2F TELL:011-233-0005 / Email:62jca2021@congre.co.jp |
公式HP | 第62回 日本脈管学会総会 https://www.congre.co.jp/62jca2021/ |
Date (開催日) |
October 11-13,2021
2021年10月11日(月)~13日(水) |
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Venue (会 場) |
Royton Sapporo 〒060-0001 Royton Sapporo, 11-chōme-1 Kita 1 Jōnishi, Chūō-ku, Sapporo, Hokkaido ロイトン札幌 |
Secretariat (事務局) |
Department of Vascular Surgery, Asahikawa Medical University,Hokkaido,Japan
旭川医科大学 外科学講座 血管外科学分野 |
Secretariat of ASVS2021
(ASVS2021の事務局) |
c/o Congrès Inc. Phone: +81-11-233-0005 / Fax: +81-11-233-0035 Email: asvs2021@congre.co.jp 株式会社コングレ北海道支社 |
Web site (公式HP) |
http://www.congre.co.jp/asvs2021/index.html |
消化管外科で行っているロボット支援直腸癌手術が2020年10月21日で50例達成しました。
ささやかながら終了後にお祝いをしました。
現在はほぼ週1回定期的に施行され、看護師や臨床工学技士のみなさんもロボット手術に慣れてきてスムーズな手術ができるようになってきています。
ロボット手術の運用を手伝ってくださる皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。
これから100例、200例と症例を積み重ね旭川の患者の皆様にロボットでの精緻な手術の恩恵を受けていただきたいと思っています。
令和2年度 北海道医師会賞・北海道知事賞 受賞
旭川医科大学 外科学講座 心臓大血管外科学分野 教授 紙谷 寛之 先生
「胸部大動脈外科における循環停止法の安全性 向上に関する研究」
北海道において、医学的研究及び医事衛生に関する優秀な業績の中から贈呈される「北海道医師会賞」の2020年度受賞者に、心臓大血管外科 教授 紙谷寛之先生が選ばれました。
紙谷先生は心臓外科医として高難度手術も含めた多くの開心術・低侵襲手術の執刀を行う傍ら、多くの手術指導も並行して行われています。また、研究者として、数多くの英語論文の発表もされており、顕著な業績を有されています。
そして後進の育成にも積極的にリーダーシップを取られ、今後は集結した若手医師と共に道内心臓外科医療の充実や、研究おける世界への発信が大いに期待され、この度の受賞となりました。
ご自身の現在までの国内外での実績だけではなく、未来へ紡ぐ若手教育、道内の医療充実の為にご尽力される紙谷先生に、鈴木直道北海道知事から直接表彰を受けました。
今まで多くのご指導ご鞭撻、ならびにこの度のご推薦を頂きました皆様、誠にありがとうございました。
今後もさらに最北の医大である旭川医科大学よりチーム一丸となって、発信を続けてまいる所存でおりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
「北海道医師会会長」と「紙谷教授」と「鈴木北海道知事」
令和元年9月30日より10例の生体腎移植を執り行い、無事終了しましたので、臓器提供患者(ドナー)ならびに移植患者(レシピエント)の手術ならびに術後経過につきまして、ご報告します。
生体ドナーは、平均年齢60歳で、レシピエントとの関係は母親や妻など女性が大半でした。全員、左の腎臓を提供され、鏡視下手術で摘出し、大きな合併症もなく、術後平均8.2日で無事退院しております。
移植を受けたレシピエントは、平均年齢47歳で、男性が多く、腎硬化症や糖尿病を中心とする疾患から腎不全となり移植に至っております。術後は、尿路感染、ウィルス感染などの合併症はありましたが、拒絶反応はなく、術後平均19.5日で全員無事退院しております。
旭川医科大学病院としては、これからも積極的に腎移植を行っていく予定ですが、本年5月に脳死・心停止からの腎移植施設としても認定されており、さらに多くの人々に腎移植を提供できるよう努力したいと思います。
また、今回の10名はいずれも旭川市内からの紹介でしたが、これから道北・道東地域にも広げていけたらと考えております。
留学・心臓外科医のチームWADAチャンネル
心臓外科医対談企画の特別編
ゲスト:心臓大血管外科教授の紙谷寛之先生
旭川医科大学 心臓大血管外科教授の紙谷寛之先生に、ドイツ留学のこと、キャリアのこと、旭川医科大学の心臓外科研修のこと、などなど全部で10個の質問をしました。
実際、旭川医大での心臓外科研修は手術をたくさん執刀したい若手にとって素晴らしい環境になっていて、4年目の医師がCABG執刀、6年目医師の年間執刀数は40例とかなりの手術数を経験できます。
ドイツ留学に興味ある方、旭川医科大学の研修に興味ある方、紙谷教授に興味ある方、留学後の日本におけるキャリアに興味のある方は必見です。
【目次】
はじめに
紙谷先生の自己紹介
質問1 心臓外科医になろうと思ったきっかけは何ですか?
質問2 心臓外科医を辞めようと思ったことはありますか?
質問3 若手の頃はどういう外科医でしたか?
質問4 ドイツ留学のきっかけを教えてください
質問5 医局員の海外留学についてどう思いますか?
質問6 ドイツ留学に必要だった資格や語学などを教えてください
質問7 ドイツで指導医になった時のことを教えてください
質問8 日本とドイツの病院・心臓外科の違いについて
質問9 日本に帰国した理由について教えてください
質問10 旭川医科大学の今後のビジョンについて
おわりに
リンク https://www.youtube.com/watch?v=PwT03hewriM
ぜひご覧ください。
この度、心臓大血管外科学分野 研究部門にて小山恭平先生が「第31回 山下太郎学術研究奨励賞」を受賞され、今後の研究において追い風となる研究費を獲得されました。
受賞対象となった研究業績の主題「メチル化ヒストン修飾 H3K9me3を介した心筋細胞の分裂制御機構の解明」について、今後も研究に邁進し尽力してまいります。
「第31回 山下太郎学術研究奨励賞 受賞」
外科学講座 消化管外科 角 泰雄 教授が
ベストドクターズ社から
「The Best Doctors in Japan 2020-2021」
に選出されました!
外科学講座「東 信良」教授(旭川医科大学 外科学講座血管・呼吸・腫瘍病態外科学分野)が
「緊急を要する血管疾患に対するクラウド型遠隔医療の確立」についての功績で讃え栄えある賞に
輝きました。
「受賞にあたり支えてくれたスタッフと共に」
北海道科学技術賞受賞
【受賞者】
東 信良 旭川医科大学 外科学講座血管・呼吸・腫瘍病態外科学分野 教授
【功績名】
「緊急を要する血管疾患に対するクラウド型遠隔医療の確立」
地方病院と大学病院との新たな画像情報連携確立により、適切な患者搬送と迅速かつ円滑な緊急手術開始を実現。
【背 景】
血管の救急疾患、特に、大動脈瘤破裂や急性大動脈解離は、生命に直接かかわる救急疾患でありますが、その治療には大掛かりな設備や高度な医療材料を必要とし、かつ、救命には高度な技術を要するために、専門医が複数いないと治療が困難な疾患です。大掛かりな設備が必要なため、心臓血管外科専門医は都市部に偏在しており、いかにその専門医のいる施設に迅速に搬送するかが課題であります。一方、地方の救急外来を担う医師は上記のような血管救急疾患の専門ではないため、適切に診断し迅速に対処して搬送するためには、専門医のアドバイスが望まれています。治療を引き受ける大学病院側にとっても、患者さんが到着してから検査して手術室や医療材料、人員を用意するとなるとかなりの時間を要するため、事前の詳細情報がないと手術開始が遅くなってしまいます。
上記の背景から、いかに正確で詳細な情報を地方病院と大学病院とで迅速に連携できるかが大きな課題でありました。
【研究成果】(新規技術)
①有線ではなく、クラウドを用いたインターネット経由通信 ②画像圧縮技術革新、→本研究では以上の技術を世界で初めて緊急を要する血管疾患に応用し、 ③通信の安全性を確立し、 ④実臨床での有用性を証明した。
★正確で詳細な情報を得ることで
・患者到着前に治療方針を決定できる
・患者到着前に手術室や治療材料を用意できる→患者到着から手術開始までの時間を1/2以下に短縮実現
★情報をいろいろな診療科の医師や職種と共有することで
・治療準備を迅速・円滑に進めることができる
★地域中核病院と大学病院との円滑な連携強化
★広大な北海道で、少ない専門医に迅速にアクセスを必要とする小児外科疾患や下肢血管病足病に応用開始
広大な北海道の地域医療の未来を支える新たな切り札
【功績の概要】
北海道庁のホームページへ
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kgs/R1kagisyo_top.htm
「北海道科学技術賞とは」
北海道では、科学技術上のすぐれた発明・研究等を行い、本道産業の振興、道民生活の向上など経済社会の発展振興等に功績を讃え、知事表彰として「北海道科学技術賞」を毎年選出し、賞を贈呈されています。
新型コロナウイルスの猛威により、残念ながら授賞式は中止となりました。
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