耳鼻咽喉科豆知識

人工内耳

予防法を教えてください

 まず、アレルギー性鼻炎の原因物質(アレルゲン)をご自分で理解することが大事です。

1. 花粉症の場合

 花粉を避けることが重要です。風が強く晴天で空気が乾燥した日や、雨上がりの翌日で天気が良い日に花粉は多く飛びます。このような日には次の点に気をつけましょう。

・可能であれば外出をひかえる。

・やむをえず外出する時にはメガネやマスクを着用する。

・帰宅したら時には玄関先で衣服をはたいて花粉を持ち込まない。

・手や顔をよく洗い、鼻をかむ。うがいも忘れない。

・なるべく窓を閉めて花粉を家の中に入れない。

・洗濯物や布団の取り込みは花粉をよく落としてから。

・花粉情報は下記のホームページに掲載されています。ぜひご覧下さい。

金関耳鼻科(旭川市永山)
http://www.ahmic21.ne.jp/kanaseki/

北海道立衛生研究所(北海道の地域別の情報)
http://www.iph.pref.hokkaido.jp/

2. 通年性アレルギー性鼻炎(ダニ、ハウスダストなど) の場合

 原因物質(アレルゲン)の除去が重要です。

・居間、寝室など頻繁に使用する部屋はほこりがたまらないようまめに掃除をする。

・じゅうたんやたたみなどはダニが繁殖しやすいので、できればフローリングにする。

・晴れた日は布団、毛布などの寝具類をよく日光にあて乾燥させ、はたいてダニやホコリをよく落とす。

・防ダニの布団を使用し、布団、枕などにも防ダニのカバーをかける。

・鼻粘膜を刺激するタバコや線香の煙、自動車の排気ガス、ガスや灯油による暖房は注意。

・暖房機のフィルターの掃除も忘れない。

・浴室や押し入れなどはカビが繁殖しないように。

3. その他

・体に抵抗力をつける

・風邪をひかない。

・バランスのとれた食事をとる。

・過労やストレスをためない。

・適度に運動をする。

・果物アレルギーのある方は原因となる果物を食べないようにする。

アレルギー性鼻炎の予防は原因を知り、これを避けることから始まります。