研究・最先端医療 2020年の記事

肝胆膵・移植外科学、横尾英樹が肝癌診療セミナーで特別講演を行いました。「分子標的薬時代のConversion Therapyを見据えた肝細胞癌の治療戦略」
2020.12.10

肝胆膵・移植外科学、横尾英樹が肝癌診療セミナーで特別講演を行いました。

「分子標的薬時代のConversion Therapyを見据えた肝細胞癌の治療戦略」

 

肝胆膵・移植外科学、横尾英樹の論文が「World Journal of Hepatology」にアクセプトされました。
2020.12.10

肝胆膵・移植外科学、横尾英樹の論文が「World Journal of Hepatology」にアクセプトされました。

Yokoo H, Takahashi H, Hagiwara M, Iwata H, Imai K, Saito Y, Matsuno N, Furukawa H. Successful hepatic resection for recurrent hepatocellular carcinoma after lenvatinib treatment: A case report. World J Hepatol 2020

心臓大血管外科学分野 教授 紙谷寛之先生が「令和2年度 北海道医師会賞・北海道知事賞」を受賞されました。
2020.10.07

令和2年度 北海道医師会賞・北海道知事賞 受賞

 

旭川医科大学 外科学講座 心臓大血管外科学分野 教授 紙谷 寛之 先生

「胸部大動脈外科における循環停止法の安全性 向上に関する研究」

 

北海道において、医学的研究及び医事衛生に関する優秀な業績の中から贈呈される「北海道医師会賞」の2020年度受賞者に、心臓大血管外科 教授 紙谷寛之先生が選ばれました。

紙谷先生は心臓外科医として高難度手術も含めた多くの開心術・低侵襲手術の執刀を行う傍ら、多くの手術指導も並行して行われています。また、研究者として、数多くの英語論文の発表もされており、顕著な業績を有されています。

そして後進の育成にも積極的にリーダーシップを取られ、今後は集結した若手医師と共に道内心臓外科医療の充実や、研究おける世界への発信が大いに期待され、この度の受賞となりました。

ご自身の現在までの国内外での実績だけではなく、未来へ紡ぐ若手教育、道内の医療充実の為にご尽力される紙谷先生に、鈴木直道北海道知事から直接表彰を受けました。

今まで多くのご指導ご鞭撻、ならびにこの度のご推薦を頂きました皆様、誠にありがとうございました。

今後もさらに最北の医大である旭川医科大学よりチーム一丸となって、発信を続けてまいる所存でおりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

「北海道医師会会長」と「紙谷教授」と「鈴木北海道知事」

※受賞者 業績紹介PDFへ

肝胆膵・移植外科と札幌医大との共同研究「外科術後のQOL値を明らかにする患者からの申告記録とフィードバックシステムの構築と実装研究」が承認されスタートしました。
2020.10.01

肝胆膵・移植外科札幌医大との共同研究「外科術後のQOL値を明らかにする患者からの申告記録とフィードバックシステムの構築と実装研究」が承認されスタートしました。

旭川医大病院 生体腎移植10例達成報告
2020.10.01

令和元年9月30日より10例の生体腎移植を執り行い、無事終了しましたので、臓器提供患者(ドナー)ならびに移植患者(レシピエント)の手術ならびに術後経過につきまして、ご報告します。

生体ドナーは、平均年齢60歳で、レシピエントとの関係は母親や妻など女性が大半でした。全員、左の腎臓を提供され、鏡視下手術で摘出し、大きな合併症もなく、術後平均8.2日で無事退院しております。

移植を受けたレシピエントは、平均年齢47歳で、男性が多く、腎硬化症や糖尿病を中心とする疾患から腎不全となり移植に至っております。術後は、尿路感染、ウィルス感染などの合併症はありましたが、拒絶反応はなく、術後平均19.5日で全員無事退院しております。

旭川医科大学病院としては、これからも積極的に腎移植を行っていく予定ですが、本年5月に脳死・心停止からの腎移植施設としても認定されており、さらに多くの人々に腎移植を提供できるよう努力したいと思います。
また、今回の10名はいずれも旭川市内からの紹介でしたが、これから道北・道東地域にも広げていけたらと考えております。

小山恭平先生が「第31回 山下太郎学術研究奨励賞」を受賞。心臓大血管外科学分野 研究部門
2020.07.09

この度、心臓大血管外科学分野 研究部門にて小山恭平先生「第31回 山下太郎学術研究奨励賞」を受賞され、今後の研究において追い風となる研究費を獲得されました。

受賞対象となった研究業績の主題「メチル化ヒストン修飾 H3K9me3を介した心筋細胞の分裂制御機構の解明」について、今後も研究に邁進し尽力してまいります。

 

「第31回 山下太郎学術研究奨励賞 受賞」

第31回 山下太郎学術研究奨励賞pdf

角 泰雄教授が「ベストドクター」に選出されました。
2020.06.08

外科学講座 消化管外科 角 泰雄 教授

ベストドクターズ社から

「The Best Doctors in Japan 2020-2021」

選出されました!

 

 

 

外科学講座血管外科 東 信良教授が2019年度の「北海道科学技術賞」を受賞。
2020.05.29

外科学講座「東 信良」教授(旭川医科大学 外科学講座血管・呼吸・腫瘍病態外科学分野)が

「緊急を要する血管疾患に対するクラウド型遠隔医療の確立」についての功績で讃え栄えある賞に

輝きました。

「受賞にあたり支えてくれたスタッフと共に」

 
 

北海道科学技術賞受賞

【受賞者】

東 信良 旭川医科大学 外科学講座血管・呼吸・腫瘍病態外科学分野 教授

 

【功績名】

「緊急を要する血管疾患に対するクラウド型遠隔医療の確立」
地方病院と大学病院との新たな画像情報連携確立により、適切な患者搬送と迅速かつ円滑な緊急手術開始を実現。

 

【背 景】

血管の救急疾患、特に、大動脈瘤破裂や急性大動脈解離は、生命に直接かかわる救急疾患でありますが、その治療には大掛かりな設備や高度な医療材料を必要とし、かつ、救命には高度な技術を要するために、専門医が複数いないと治療が困難な疾患です。大掛かりな設備が必要なため、心臓血管外科専門医は都市部に偏在しており、いかにその専門医のいる施設に迅速に搬送するかが課題であります。一方、地方の救急外来を担う医師は上記のような血管救急疾患の専門ではないため、適切に診断し迅速に対処して搬送するためには、専門医のアドバイスが望まれています。治療を引き受ける大学病院側にとっても、患者さんが到着してから検査して手術室や医療材料、人員を用意するとなるとかなりの時間を要するため、事前の詳細情報がないと手術開始が遅くなってしまいます。
上記の背景から、いかに正確で詳細な情報を地方病院と大学病院とで迅速に連携できるかが大きな課題でありました。

 

【研究成果】(新規技術)

①有線ではなく、クラウドを用いたインターネット経由通信 ②画像圧縮技術革新、→本研究では以上の技術を世界で初めて緊急を要する血管疾患に応用し、 ③通信の安全性を確立し、 ④実臨床での有用性を証明した。

★正確で詳細な情報を得ることで
・患者到着前に治療方針を決定できる
・患者到着前に手術室や治療材料を用意できる→患者到着から手術開始までの時間を1/2以下に短縮実現

★情報をいろいろな診療科の医師や職種と共有することで
・治療準備を迅速・円滑に進めることができる

★地域中核病院と大学病院との円滑な連携強化

★広大な北海道で、少ない専門医に迅速にアクセスを必要とする小児外科疾患や下肢血管病足病に応用開始

広大な北海道の地域医療の未来を支える新たな切り札

 
【功績の概要】

功績の概要1PDF
功績の概要2PDF

北海道庁のホームページへ
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kgs/R1kagisyo_top.htm
 
 
「北海道科学技術賞とは」

北海道では、科学技術上のすぐれた発明・研究等を行い、本道産業の振興、道民生活の向上など経済社会の発展振興等に功績を讃え、知事表彰として「北海道科学技術賞」を毎年選出し、賞を贈呈されています。

新型コロナウイルスの猛威により、残念ながら授賞式は中止となりました。

肝胆膵・移植外科学 横尾英樹、今井浩二の両名が日本学術振興会科学研究費「基盤研究C」に採択されました。
2020.04.01

肝胆膵移植外科学 横尾英樹今井浩二の両名が日本学術振興会科学研究費「基盤研究C」に採択されました。

横尾英樹:患者由来がんモデルを用いた肝細胞癌に対するFABP5を標的にした新規治療法の開発

今井浩二:膵管内乳頭粘液性腫瘍の進展を担う分子機構の解明