特にマルファン症候群において、大動脈の付け根(基部)が膨れ上がり、それによって大動脈弁の逆流が生じる病気があります。従来では大動脈基部と大動脈弁を一緒に取り換えるベントール手術が標準治療でしたが、当科では大動脈弁を直したうえで大動脈基部を人工血管で取り換えるデービット手術を行っています。高度な技術が要求されるため、まだあまり普及していませんが、当科の紙谷はドイツで約100例この手術を行っており、帰国後もすでに6例全例成功させています。
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