トップページ 耳鼻咽喉科豆知識 / 滲出性中耳炎 どんな症状がでるのでしょうか?
どんな症状がでるのでしょうか?
中耳腔は太鼓にたとえることができます。鼓膜が太鼓に張った皮、中耳腔が太鼓の胴体というわけです。太鼓の胴体に空気の代わりに水を満たした状態を想像してみて下さい。きっと太鼓を叩いても、ドスッ、ドスッとこもった音しか出ないことでしょう。
耳の中(中耳腔)に滲出液がたっまった場合もこれと同じで音がきちんと伝わらず、聞こえが悪くなったり、こもって聞こえたりします。ただし、お子さんが自分の症状を正確に訴えることができるとは限りません。周囲の大人が注意してこどもの様子を観察する必要があるのです。
滲出性中耳炎チェック
- ◎当てはまる項目をチェック(レ)してみましょう。
- □ 耳によく手を持っていく。さわる。
□ 呼んでも振り向かない。返事をしない。
□ テレビの音が以前より大きい。家族よりも大きくする。
□ テレビを近寄って見るようになった。
□ カゼをひいた後から何となく聞こえが悪い。反応が鈍い。
これらの項目ひとつひとつが滲出性中耳炎の代表的な症状です。
チェックマークが一つでもついたなら、耳鼻咽喉科専門医の診察を受けることをおすすめします。
