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胆管細胞癌(肝内胆管癌) たんかんさいぼうがん(かんないたんかんがん)戻る

胆管細胞癌は、肝細胞癌が肝細胞から発生するのに対して、肝臓の中の胆管(胆汁が通る管)から発生した癌であり、発生が肝内の胆管に限られていることから肝臓の腫瘍です。 胆管細胞癌の原発性肝癌に占める割合はと頻度は少ないですが、肝細胞癌との違いとして、多くの場合は正常な肝臓から発症します。また、カロリ病、肝内胆石症、原発性硬化性胆管炎(PSC)、肝吸虫症、トロトラストなどの病気があると発生頻度が高いことが知られています。症状がでないため、進行して黄疸などで発見されることが多い傾向があります。また、肝細胞癌と違って手術以外には有効な手段がなく、発見されたときには、周りの血管に浸潤していたり、リンパ節や他の臓器に転移を来していることが多いのが特徴です。

治療は、肝胆膵・移植外科で行います。