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虚血性心疾患(きょけつせいしんしっかん)戻る

心筋を栄養する冠状動脈が狭くなったり、詰まったりする病気です。原因としては、加齢に伴う動脈硬化が多いですが、たまに若年者でもかかることがあります。狭くなった場合は、狭心症といって運動をした時などに胸痛が起こったりします。詰まってしまった場合は、心筋が壊死に陥り、致死性不整脈の原因になることもあります。また、心臓の機能が低下し、ちょっと体を動かしただけで息切れが起こったりします。

治療は、狭窄が軽度な場合はお薬だけで様子を見ます。狭窄が高度な場合、または完全に詰まってしまっている場合は、カテーテル治療か胸を開けてのバイパス手術を行います。可能であればカテーテル治療を優先します。複雑病変などでは、バイパス手術の方がよいというデータもあり、循環器内科医とよく相談したうえで手術適応が決定されます。

治療は、心臓外科で行います。