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食道癌(しょくどうがん)戻る

食道は咽頭(のど)からお腹の胃までを繋いでいる約25cmで、太さが約3cmの筒状で、その筒の厚さが約4mmの臓器です。食べ物が通りやすいように内側には粘液を分泌する粘膜があり、筒状の部分には筋肉があり、筋肉が動いて食べ物を胃に送り込む機能も持っています。

食道癌は、食道の粘膜(食道の内側)から生じた癌であり、日本ではその90%以上が扁平上皮癌といわれる癌です。

また、食道癌は消化器疾患の中でも高齢者が対象となることが多く、患者さんの状態もきわめて複雑であり、治療法が多岐にわたります。そのため、患者さんの全身状態、併存疾患、食道癌の状態を十分に理解して治療を選択する必要があります。

治療は、消化管外科で行います。