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講座について

数学教室は昭和49年4月1日に専門7講座と共に増設され、北海道教育大学教授であった安田博が初代教授として着任した。以来平成3年3月定年退官するまでの17年間その任に当たった。同年4月、鹿児島大学教授であった山内一也が教授として着任、平成23年3月定年退官した。同年4月、北海道教育大学准教授であった八ツ井智章が教授として着任した。平成24年7月、准教授として寺本敬が着任、令和3年1月教授に就任した。令和5年2月、加藤勲が准教授として着任した。

一般教育の数学においても厳密な論理展開を重視するのがこれまでの数学教育の伝統的立場であったが、対象が医学部学生であることを念頭に置き、この伝統的立場にこだわらずに教育を行おうというのが当教室の初代以来の方針である。厳密性を重視するあまり入口の段階で多くの時間を費やし、木を見て森を見ない教育に陥ることを恐れてである。
担当科目は、統計学(医学・看護)、数学、データサイエンス、数学概論である。統計学では、基本概念を学び、代表的な標本分布による推定と検定手順を学習し、実践できるようになることを目標とする。看護統計学においては、統計ソフト(SPSS)を用いてパラメトリック、ノンパラメトリック検定を理解する。データサイエンスでは、統計学で学習した内容が基本的な役割を果たしていることを理解し、医療分野への応用にも触れる。数学、数学概論では線形代数、微分積分、微分方程式などを学習する。

安田教授はフィンスラー幾何学、山内教授はリーマン幾何学の研究に従事した。八ツ井教授は、微分方程式の幾何に付随した階別リー環を研究した。寺本教授は反応拡散方程式系の理論解析と計算トポロジー手法の諸分野への応用についての研究に従事した。加藤は非線型分散型偏微分方程式の初期値問題の適切性を調和解析的手法を用いて研究している。

教育

医学科第1学年前期

  • 統計学
  • 数学

医学科第1学年後期

  • データサイエンス
  • 科学と技術(数学概論)

看護学科第2学年前期

  • 統計学

研究

主な研究テーマ

空間変数に関して異方的分散構造を持つ非線型偏微分方程式の初期値問題の適切性