保健管理センター
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保健管理センター
センターについて
旭川医科大学保健管理センターは1984年に開設され、これまで学生とともに歩んでまいりました。開設当初より学生が利用しやすいような環境づくりに努めており、「敷居の低いセンター」を目指す精神は今に引き継がれております。
センターの取り組む課題の二本柱はやはり感染対策とメンタルヘルスへの対応であることはこれまでと同様と考えております。COVID-19の流行はピーク時と比較するとかなり沈静化しておりますが、全季節を通じて散発例が認められ、インフルエンザ感染症とともに継続して公欠制度の対象としています。全ての入学生に対するB型肝炎ワクチンや臨床実習に携わる学生を対象とした季節性インフルエンザの予防接種も引き続き行なっておりますが、入学後まもなく開始されるようになった学外での実習に対応するため、麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎のワクチンに関しては、入学時点で接種が完了している状態を目指すこととなりました。健診における全学年での胸部X線撮影もこれまで同様、必須とし感染対策を心がけています。
メンタルヘルスに関しては相談者数が近年増加傾向にありますが、令和4年10月より週1回、非常勤の公認心理師の派遣が受けられることとなり、カウンセリングの体制が強化されました。医療を要すると判断される学生に対しては近隣のメンタルクリニック等の受診を勧奨することに加えて、喫緊の対策が望まれるケースにおいては大学病院精神神経科への円滑な連携も可能となっており、個々適切な対応に努めています。
本学は学部学生約1000人、大学院生・留学生約150人という決して大規模とはいえない医科大学ですが、それだけに小回りのきいた、きめ細やかな学生への対応が可能な部署であると考えております。2024年度より小生(北野)がセンター長を担当することとなりましたが、歴代の諸先生によって培われてきたセンターの役割をこれからも果たせるよう、微力ながら精進する所存です。ほけかん(センターの通称)は『大学全体の業務からすれば「縁の下の力持ち」的な、しかしながら欠くべからざる部署』とは先代の川村先生の弁ですが、そのことを改めて心に刻み職員一同、前向きに業務に取り組んでゆきたいと思っています。引き続き皆様のご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
- 場所:福利厚生施設棟2階(学生食堂の真上です)
- 開所時間:8:30~17:00(土・日曜日・休日及び年末年始は閉所)
- 連絡方法:電話(直通)0166-68-2768 / FAX:0166-68-2769
メール:hokekan.amu*asahikawa-med.ac.jp
※「*」を「@」に変更して送信してください
スタッフ紹介
センター長
北野 陽平キタノ ヨウヘイ
保健師
橋本 明奈ハシモト メイナ
保健師
石崎 美和イシザキ ミワ
お知らせ(学生向け)
保健管理センター年報
主な業務
感染症対策
- 出席停止(公欠制度)に関する指示・指導及び出席停止の診断書の発行
- 各種抗体検査(麻疹・風疹・水痘・ムンプス・B型肝炎)と結果説明会(医1・医4・看1・看2)
- 予防接種の勧奨と抗体検査データ及び接種記録などのデータ管理
- B型肝炎ワクチン接種(3回) (医3・看1・看2)
- B型肝炎ワクチン接種後の効果測定採血(陰性者には、希望あれば追加接種)
- 抗体価証明書の発行(B型肝炎・C型肝炎・水痘・麻疹・風疹・ムンプス)
- クォンティフェロン検査データ管理(医・看1年・医2編入)
- クォンティフェロンが陰性以外の学生に対するX線再読影と症状チェックの問診など
- 各種予防接種相談
- 感染対策ガイダンス:各学年の実習前に公欠制度の説明や自己健康管理について啓発
- HIV・STDなどの啓発教育(新入生ガイダンス・研修会)及びリーフレットの配布など
健康診断
- 定期健康診断:学部学生のX線受験率は、100%(本学の健康診断を未受検の大学院学生には、職場の健康診断書などの提出を義務付けている)
- その他の健康診断:外国人留学生健康診断・組み換えDNA検診など
- 健康診断結果返し:健診結果が出たら掲示・メールで告知し本人に結果を手渡し
- 健康診断書発行:マッチング用・就職用・奨学金用など 定健項目以外のものは、要受診
- 健康診断事後:再検査・精密検査への対応・事後指導など
- 医師・保健師・助産師・看護師免許登録用健康診断書発行

実習にかかわる健康管理
- 実習前の感染対策(抗体検査・予防接種など)は、感染症対策の項を参照
- ルミネスバッジ用採血及び再検査・針刺し事故への対応・結核定期外検診の対応など
応急処置
- 開所時間内には、センターで対応
時間外にかかる場合には、(旭医大病院)時間外外来や市中病院へ依頼
健康相談
- 内科・外科(毎日昼休みに医師が担当):必要時、旭川医大病院や市中病院へ紹介状を発行
- 内科・外科以外は、月に1~2回または、必要に応じ開設している。
- 昼休み以外には、センター医師・保健師が対応:幅広い内容のニーズがあり相談内容は、多岐にわたる
健康チェック
- 身長計・体重計・体脂肪計・血圧計・視力計・骨密度計など各種検査器具を用意
メンタルヘルス
- 医師・保健師が相談にのりインテーカーの役割を担う
- 保健管理センターの担当精神神経科相談医及び学年担当の教員と連携しながら対応
- 必要時、受診先を紹介
セクハラ・アカハラ相談
- センターの医師・保健師ともに学内のハラスメント相談員を務めている
入試などの救護
- 共通テストを始め、学内で行われている殆どの入学試験で救護を担当
学校祭などへの協力
- 学校祭・その他の行事で健康チェック器材などの貸出し及び衛生材料・リーフレットなどを提供
- 食中毒予防の助言・指導
アルハラなどハラスメント対策及び喫煙・薬物使用対策
- 入学時のガイダンスや研修会での啓発
- ポスターの掲示及びリーフレットの配布
その他
- 健康管理分野の調査・研究への協力、研究発表
- 新入生ガイダンスや研修会などで、救急救命や保健衛生思想の普及
- AEDの設置管理

※保健管理センターの全ての業務における個人情報の取り扱いについては、個人情報保護法に基づき適切に管理を行っています。