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ウダヤナ大学(インドネシア)医学部医学科2年 古田順也

ウダヤナ大学(インドネシア)医学部医学科2年 古田順也

ウダヤナ大学(インドネシア)医学部医学科2年 古田順也

ウダヤナ大学(インドネシア)

医学部医学科2年 古田順也

令和6年8月1日から8月11日まで、インドネシアのバリ島にあるウダヤナ大学が主催する、Udayana International Medical Summer school(UIMSS)に同級生と2人で留学しました。期間は2週間弱で、主にインドネシアの文化に触れながら現地の医療について学びました。英語については特に自信が無く初の留学でしたが、大学生の夏休みを充実させたいと考え、応募することにしました。

〇留学先
 Udayana University

〇日程
プログラム期間:8月1日~8月11日(観光、勉強を含め11日間)
移動日:前1日後1日

〇現地滞在時の様子
UIMSSに参加している学生は、日本の医療系大学学部生が30人ほどで、引率教員が2人でした。ウダヤナ大学の学生人数は日によって変化しましたが、日本人学生と現地学生の比率は1対1くらいでした。留学中には、インドネシア語、日本語、英語の3ヵ国語を喋ることができる学生通訳が3人いたため、比較的リラックスしながら過ごすことができました。最初は日本とインドネシアのギャップに疲労や心配を覚えましたが、ホテルやバス等はきれいで安心できる環境でした。また治安の面で女性でも心配なく参加できると感じました。
基本的にホテルは2人部屋で、きれいなシャワー、ベッドが用意されていましたが、洗濯に関しては、ホテルのランドリーサービスを利用するか、各自で洗うかの二択でした。ランドリーサービスの説明は英語で分かり難く、下着を多く持参することで安心できると思います。
食事に関しては、辛く味付けされたものが多いです。衛生的な面では、しっかりとしたお店で食べることに問題はありませんが、屋台でのごはんなどは覚悟が必要です。
移動に関しては、渋滞の中をバスで2時間ほどの長時間を移動することが多く、途中でおなかを壊したらどうしようという不安がありました。正露丸を飲んだりトイレを済ませておくといった対策が必要と感じました。不便な面もありましたが、UIMSSには色々な観光地が盛り込まれており、気軽に楽しむことが出来ました。

〇病院訪問
インドネシアには地域ごとを管轄する病院があり、バリ島でも救急車で様々な患者に対応していました。患者と医師のやり取りや手術室などを見学させていただき、とても有意義な時間となりました。
日本であまり勉強することがなかった体外受精やアートセラピー、漢方についても学ぶことができ、自分が考える医療の視点が広がったと感じました。
また、日本の医療においては衛生面や医療体制などが整っていることが多く、今まで思いつかなかった問題について考える機会となりました。

〇全体を通して
今回の留学を通して一番思い出に残ったことは、遠く離れた土地でも同じ志を持ち努力を続けている学生と自分の学んだ言語を通じて会話をし、一緒に笑い学び成長できたことです。現地に行き、その土地の気候を肌で感じ、伝統の料理をいただき、音楽を聴くことで、新しい感性が生まれるような、今までにない経験をできたのかなと感じます。

〇謝辞
今回の留学では飛行機のキャンセルや宿の調整など、さまざまなトラブルがありました。その中で留学を実現できたのは、事務の方々をはじめ、たくさんの職員の方々がサポートをしてくださったからだと思います。この場を借りてお礼申し上げます。