ワシントン大学(アメリカ合衆国)医学部医学科4年 北川友理
ワシントン大学(アメリカ合衆国)医学部医学科4年 北川友理
ワシントン大学(アメリカ合衆国)医学部医学科4年 北川友理
ワシントン大学(アメリカ合衆国)
医学部医学科4年 北川友理
○留学の経緯
私は第2年次編入学の国際医療人特別選抜という入試制度のもと旭川医科大学に入学しました。入学当初から留学に関する情報を調べたり、先輩の留学体験などを参考したりしながら、在学中に海外で学ぶ経験をしてみたいと思っていました。学ぶ内容は、臨床系と基礎研究系のどちらでも機会があれば検討したいと考えていました。また、在学中の留学となると長期休暇を利用するか、カリキュラムの一部を利用して留学する必要がありました。
私が留学したのは、ワシントン大学(アメリカ合衆国)というところで、夏休みを利用しての研究室見学を中心とした留学となりました。私は基礎研究に興味があり、外科学講座(心臓大血管外科学分野)の研究室にて、学生ボランティアとして2年ほど基礎研究に参加していました。同講座の小山講師が、ワシントン大学との共同研究のため実験やサンプル調査で現地訪問するということでしたので、この機会に同行することになりました。
○留学先
Center for Cardiovascular Biology (ワシントン大学)
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○日程
8月1日~8月13日
移動日 前後1日ずつ
研究室での活動 10日間
観光など 3日間
○現地滞在中の様子
・研究室での活動
基本的に共同研究先にて実験の様子を見学したり、同じ建物内にある他の研究室での研究を見せてもらうことが多かったです。期間が短く、プロジェクトに参加して研究をするにはもう少し長く滞在する必要があると感じました。ワシントン大学の大学院生に、iPS細胞から心筋細胞に分化させた細胞の培養方法を説明してもらったことがとても印象的でした。また、共同研究先の実験を手伝うこともありました。実験そのものは日本と同じもので、この点は旭川医科大学でもワシントン大学でも、おそらくどこに行っても共通しているのだと感じました。ただし、実験室の規模が違ったり、扱う件数が膨大であったりと、データを蓄積して結果を出すための環境の違いも感じました。
・日常生活
滞在先は小山講師の知人(日本人)の家にホームステイさせていただきました。そこからワシントン大学の研究室までは歩いて15分程度でしたので、歩いて通いました。また、Lime Bikeというアプリを登録すると乗り捨てで使用できるシェアバイク(自転車)を利用することもありました。食事ですが、朝は日本から持って行ったカップスープや現地のスーパーで買ったパンなど、昼は大学近くのカフェで済ませることが多かったです。夜も外食が多く特にメキシコ料理がおいしかったです。ホテルではなくキッチンや冷蔵庫も使える環境でしたので不自由なく過ごすことができ、ホームステイ先にとても感謝しています。
・観光など
ワシントン大学の学生に、キャンパスや観光地を案内してもらいました。急なお願いにもかかわらず快く案内していただきました。台湾出身の方たちで、中学生のころからアメリカに滞在し、ワシントン大学の医学部に進学した方と、ワシントン大学の生物学部を卒業した後、台湾の医学部に入学した方と観光しました。
○謝辞
物価や世界情勢が様々に変化する中で、大学生のうちに留学することは貴重な経験だと感じました。今回の私の留学は、旭川医科大学で基礎研究を続けていたことをきっかけに、とても恵まれた条件での留学となりました。留学だけを目的としてプログラムを調べたりすることも重要ですが、日々の勉学の中で留学につなげるチャンスを見つけ、カリキュラム等と組み合わせて新たに留学の機会へと広げていくこともできると思います。留学を実現できたのは私の力だけでなく、外科学講座(心臓大血管外科学分野)の紙谷教授や小山講師が日程調整にご尽力してくださったこと、事務の方々が様々なサポートをしてくださったことの上に成り立っています。この場を借りてお礼申し上げます。