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海外医療支援活動の実施について
令和7年3月22日から29日にかけて、歯科口腔外科学講座を中心とする診療隊5名(医学生1名を含む)がベトナム・ベンチェ省を訪問し、グエンディンチュー病院にて口唇口蓋裂患者を対象とした無償での医療支援活動を実施しました。この活動は、日本口唇口蓋裂協会が行う短期滞在型医療援助活動に同行する形で実施したもので、今回の活動には全国の大学病院や総合病院から、歯科口腔外科医、麻酔科医、産婦人科医、小児科医、看護師に加え、医学生、歯学生、協会事務局員、新聞記者など総勢約50名が参加しました。
3月23日は術前診察および術後再診のために約100名の患者が来院し、3月24日から28日までの5日間で39名の患者に対して手術を行いました。日本では、口蓋形成術は通常、体重10kg以上、年齢1歳6か月頃が目安とされていますが、今回、口蓋形成術を行った14例中3例は20歳以上で、最高齢は39歳でした。これは経済的理由などにより、適切な時期に手術を受けられなかったことが推察され、このような医療支援活動の重要性を改めて認識する機会となりました。
本学は今後も、地域及び国際社会における医療の向上に努めてまいります。