医薬基盤研究所と本学の合同シンポジウムを開催しました

　2025年12月12日・13日の両日、美瑛白金温泉 ホテルパークヒルズにおいて、「第1回　がんプロ／医薬基盤研連携大学院　シンポジウム」を開催しました。国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所（以下、「医薬基盤研究所」）から7名、本学から13名の計20名が参加しました。
　シンポジウムでは、両機関より最新の研究データに関する発表が行われ、今後の連携の在り方について活発な議論が交わされました。本学では老朽化した大型実験機器の更新が進まず研究データの取得が難しい状況にある一方、医薬基盤研究所では高度な解析機器が整備されているものの、附属病院を持たないため臨床サンプルの収集が困難であることなど、双方が抱える課題が共有されました。
　これらの課題に対し、今後は両者が連携を一層強化し、本学が臨床サンプルの収集を担い、医薬基盤研究所が高度な解析を支援することで解決を図る方針が確認されました。また、本シンポジウムでの議論を踏まえ、複数の共同研究プロジェクトが新たに立案されました。
　この合同シンポジウムは次年度以降、規模を拡大し、参加者を広く公募して継続的に開催していく予定です。