臨床研究の情報公開について


 旭川医科大学病院腎泌尿器外科では最新・最良の医療を提供できるよう努力しています。 しかしより安全で有効的な治療やケアを行うためには、医療の進歩が欠かせません。 当科では、医療の発展と向上を目指し、健康な方や患者さんを対象とした医学研究に取り組んでいます。

 このような研究を行う際は、厚生労働省が打ち出している指針に基づき対象となる方に不利益が及ばないか、また人権が守られた内容となっているかについて旭川医科大学倫理委員会で厳格に審査を行い、精査しています。

 患者さんを対象に研究を行う場合には、事前に十分にご説明し、同意をいただくこととしていますが、中には必ずしも患者さんに直接説明・同意をいただく必要のない研究もあり、その場合は情報公開をすることとしています。 例えば、検査の際に採取した尿や血液等の残余検体や、過去の診療記録を遡って調べるような研究が該当します。

 以下に情報公開が必要な研究の情報を提示しますので、研究への参加を撤回される場合や、ご質問等ございましたら、問い合わせ先までご連絡くださいますようお願いいたします。



No. 課 題 名 対象疾患・対象となる方 受診期間 詳細 状態
21116 ロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘術における有効性と安全性の評価 2019年1月1日~2024年1月1日に当院でロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘術を受けられた方 2019年1月1日~2024年1月1日 終了
21196 上部尿路結石症に対する経皮的尿路結石砕石術における周術期合併症の関する全国調査 2019年4月1日~2022年3月31日までに上部尿路結石症に対して経皮的尿路結石砕石術を受けられた方 2019年4月1日~2022年3月31日 終了
22049 前立腺癌に対する監視療法の転帰に関する観察研究 当院もしくは他院で前立腺癌の診断をうけた後に無治療で経過観察していた方で、2014年1月~2022年8月までに再度当院で前立腺生検を受けられた方 2014年1月1日~2022年8月31日 終了
22084 ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術後の病理学的および機能的アウトカムにおける網羅的観察研究 2014年1月以降、ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘を受けられた方 2014年1月1日~2027年12月31日 継続中
23046 腎盂尿管悪性腫瘍術後の病理学的および機能的アウトカムにおける網羅的観察研究 2014年4月1日~2028年12月31日の間に、当院で腎盂尿管癌に対して手術を施行された方 2014年4月1日~2028年12月31日 継続中
23087 膀胱癌に対する経尿道的膀胱腫瘍切除術後の再発と合併症に関する網羅的検証 2014年1月以降、膀胱腫瘍に対してTURBTを施行された方のうち、病理組織学的に膀胱尿路上皮癌と診断された方 2014年4月1日~2028年12月31日 継続中
23129 高齢者下部尿路症状に対するフレイル・サルコペニアの与える影響 2020年1月以降、下部尿路症状に対して薬物治療を受けられている75歳以上の方 2023年12月1日~2024年12月31日 継続中