ごあいさつ

 

部長  藤井  聡

 臨床検査・輸血部のホームページをご覧いただきありがとうございます。臨床検査・輸血部の藤井 聡です。臨床検査・輸血部は、1976年11月に検査部(牧野幹夫 部長)と輸血室(関口定美 部長)として旭川医科大学病院の開院時にスタートし、2005年に統合され現在に至っています。2016年には40年目を迎えることができました。臨床検査・輸血のプロフェッショナルとして地域・社会に貢献することが使命です。
 疾患の早期発見、適切な治療、そして予後の予測に臨床検査は欠かせません。当院の臨床検査・輸血部の業務は採血、心電図・脳波・肺活量など生理機能検査、血液・尿などの検体検査、感染症にかかわる微生物検査、心臓や血管の超音波検査、染色体検査や輸血にかかわる検査などがあります。これらの部署に約36名の臨床検査技師が所属し、 正確で精密な検査結果を日夜迅速に提供し、また血液製剤の供給と安全な輸血療法のために働いています。アンケート調査などでニーズを汲み取り診療スタッフとの連携を緊密にし、常に一歩先の新しい情報を発信しています。年間の検査件数は409万件、病床1床あたりの検査件数は6,787件、そして技師1名あたりの検査件数は128,677件と全国的にも非常に高いパフオーマンスを示しています。
 私たちは大学病院の臨床検査・輸血部として教育や研究にも力を注いでいます。臨床検査医学は基本19診療領域に含まれています。教育では、旭川医科大学病院は、日本臨床検査医学会の認定研修施設です。2020年には医員が1名、臨床検査専門医に合格しました。これからも臨床検査専門医を目指す方をサポートします。また、医学部学生や検査技師養成機関の実習生の教育、医療スタッフや検査技師の院内研修を行い、次世代を担う若者に臨床検査や輸血療法の意義や重要性を伝え、人材養成と技術の向上に注力しています。また道内の病院と情報を交換して北海道の臨床検査・輸血医療レベルの向上に貢献しています。病院で渡されるデジタル情報の検査結果は一般の方にとっては興味深いものですが、数値が示す意味は理解しにくいものです。そこで臨床検査技師が患者さん向けのセミナーなどにも積極的に出かけてわかりやすく説明を行っています。
 研究では機器や試薬の性能評価はもちろん、各科の諸先生のご指導を仰ぎ、日常の業務のなかで遭遇する疑問や新しい知見から、臨床検査・輸血に携わる者だからこそできる学術研究を発展させています。これからは疾患の予防、早期診断や鑑別診断に役立つ新しい検査法の開発を目指し、長期間にわたって診療に役立つような新しい検査法を開発していくことが使命と考えます。
2020年は臨床検査・輸血部の機器のアップデートをいろいろと行いました。新型コロナウイルス感染症の蔓延と長期化に伴い、臨床検査・輸血部はBSL2レベルの遺伝子検査室の立ち上げを提案し、学長、病院長の理解と事務の協力を得て2020年9月25日に新しい遺伝子検査室が完成しました。新型コロナウイルス感染症PCR検査の拡充は、患者さんの診療に役立てることはもちろん、臨床検査技師1名を派遣している感染制御部と協力して院内感染を防ぎ、職員の健康を守ること、診療科に負担がかかり過ぎないことに役立っています。これから、遺伝子検査の精度管理を充実させるとともに、病理部と協力して遺伝子パネル検査などがんゲノム医療の充実にも貢献していきます。2020年11月20~23日には病院情報システムの更新に伴い部内の情報システムの一部変更を行いました。2021年1月には公益財団法人日本適合性認定協会から国際規格「ISO 15189 (臨床検査室-品質と能力に関する特定要求事項)」に基づき大変厳しい審査を受け、臨床検査を行う能力を有していることを認定されました。臨床検査・輸血部が「ISO15189」で認定されているということは、検査データの結果が正確で安心して使用できるということを世界的に認められたことを示しています。ISO15189の認定などを通じて診断や治療のエビデンスとなる精度の高いデータを提供していきます。また、臨床研究支援センターと協力して、治験の根拠となる正確なデータを提供することで国際治験の発展へも寄与いたします。
 安全・安心な医療が求められる一方、医療技術の高度化や高齢化社会は医療を複雑化しています。質の高い医療に貢献するために、臨床検査・輸血部は検査技術の向上、業務の効率化、チーム医療の柱としての役割を果たしてまいります。
 皆さまに深く信頼される臨床検査・輸血部を目指して、スタッフ一同は努力を続けていきますので、ご指導とご支援を賜ります様お願い申し上げます


 

 

技師長  佐渡正敏

臨床検査・輸血部のホームページをご覧いただきありがとうございます。 2018年4月1日付けで旭川医科大学病院 臨床検査・輸血部 技師長を拝命いたしました佐渡 正敏と申します。藤井 聡 部長のもと臨床検査・輸血部の更なる発展に全力を尽くし、皆様のご期待に添うよう努力するつもりですのでどうぞよろしくお願いいたします。 私は、北海道大学医療技術短期大学部衛生技術学科を卒業後、現在に至るまで旭川医科大学病院の臨床検査技師、細胞検査士として一貫して検査業務に携わってきました。この間、輸血部、検査部(現臨床検査・輸血部)、そして病理部と実務経験を積ませて頂き2012年4月から2018年3月まで病理部 技師長として勤務してまいりました。この貴重な経験を生かし、臨床検査・輸血部の更なるレベルアップに生かして参ります。 臨床検査・輸血部の方向性は、次の5本柱を考えています。① 信頼と支持の獲得 ② 経営貢献 ③ 職員のプロフェショナル化 ④ 職員のチームワークの強化 ⑤ 人材育成 です。特に臨床医をはじめとする病院職員からの信頼と支持の獲得は最重点で行っていこうと考えています。検査の多様化に伴い診療科などからの要望は複雑多様にわたります。それらの要望に柔軟に効率的に対応していくことが臨床検査・輸血部の存在価値を高め信頼と支持に繋がるものと確信しています。もちろん人員、設備等には制約があり、すべての要望に応えることはできませんが、診療科、他職種職員の方々と連携し、謙虚に耳を傾け、プロフェッショナルとして一つずつ着実に実行し信頼と支持の獲得をいたします。 近年、医療社会環境の変化により求められるサービスや経営環境は大きく変貌し、臨床検査もそれに対応した機能構築や運営が一層重要になってきています。そして変化のスピードは以前にもまして早くなりました。予想される変化にしっかり適応出来る組織へ向けて更なる業務の見直し、合理化、技師の少数精鋭化などの変革は不可避であり、組織力向上や運営強化が必要です。高度先進医療を支えるものを最優先に取り組み大学病院において求められる役割を果たせる時代にあったより良い臨床検査・輸血部を目指して行きます。 最後に当臨床検査・輸血部のスタッフを目指している方へお伝えします。当部も他の大学病院と同じく、診療・教育・研究を3本柱としています。研究に取り組むのは、夕方からになりますが、現在それでも多くのスタッフは積極的に研究に取り組み、毎年全国の学会等で多数の優秀な演題発表と論文投稿をしています。旭川医科大学病院の臨床検査・輸血部は旭川医科大学臨床検査医学講座と連携して、社会人として働きながら医学博士の取得も可能です。旭川医科大学は医療スタッフの人材育成を精力的にサポートしています。研究を熱心に支援し、成果の発表には全国どこにでも派遣援助をしてくれます。日常業務と研究の両立は大変ですが、それだけやりがいのある職場でもあります。患者さんと病院、地域の人たちや医療を志す学生のために貢献をしたいという熱い思いをお持ちの方はぜひ私たちと一緒に働いてみませんか。 スタッフはチーム一丸となって今後もよりよい医療の貢献に全力を挙げて取り組んでいく所存でございます。皆様のご指導、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。