

臨床研修プログラムの名称
旭川医科大学病院群 歯科医師臨床研修プログラム
募集定員
4名 (内訳 Aコ-ス2名、Bコ-ス2名)
研修期間及び概要
研修期間は1年とする。Aコ-スは、旭川医科大学病院において連続した1年間の研修を行う。Bコ-スを希望した場合は、旭川医科大学病院を管理型施設として7ヶ月間の研修を行い、協力型臨床研修施設で連続した5ヶ月間の研修を行う。
研修プログラムはコ-スにかかわらず同一であるが、研修スケジュ-ルは、それぞれの研修施設によって定められる。
参加施設の概要
管理型担当大学病院
- 旭川医科大学病院
- 旭川市緑が丘東2条1丁目1番1号
- 管理者
- 病院長 東 信良
- プログラム責任者
- 歯科口腔外科副科長 吉田 将亜
協力型臨床研修施設
- 医療法人 臨生会 吉田病院
- 名寄市西3条南6丁目8番地2
- 医療法人社団創成 旭川南病院
- 旭川市神楽岡14条7丁目1-1
臨床研修協力施設
- 旭川市保健所
- 旭川市7条通17丁目
- 北海道立旭川子ども総合療育センター
- 旭川市春光2条1丁目1番43号
研修管理委員会
名称
旭川医科大学病院 歯科医師臨床研修管理委員会
構成
委員長 | 旭川医科大学病院 | 牧野 雄一 |
---|---|---|
委員 | 旭川医科大学病院(実施責任者) | 東 信良 |
副委員長 | 旭川医科大学病院 | 吉田 将亜 |
委員 | 旭川医科大学病院(事務部門) | 吉原 秀昭 |
委員 | 旭川医科大学病院 | 矢島 優己 |
委員 | 臨生会 吉田病院 | 末次 博 |
委員 | 医療法人社団創生 旭川南病院 | 谷 和俊 |
委員 | 旭川市保健所 | 上林 宏次 |
委員 | 北海道立旭川子ども総合療育センター | 庭瀨 俊 |
委員 | (第三者委員 市川歯科医院理事長) | 市川 徹 |
研修医の募集及び処遇
1.研修医の募集
全国共通で施行されるマッチングプログラムにより募集する。本院卒後臨床研修センターが、応募資格、応募定員、応募手続きを定めて公表する。応募者は、本院の募集要項に従い所定の様式により申請する。
卒後臨床研修センターは、試験・面接を含む検討を行い、採用希望者を歯科医師臨床研修マッチング協議会に登録する。
応募者は、マッチングプログラムの登録手続きに従って歯科医師臨床研修マッチング協議会に登録する。
なお、あらかじめ募集段階で研修プログラムを公開する。
2.研修医の処遇
3.問い合わせ先
旭川医科大学病院 卒後臨床研修センター
〒078-8510 旭川市緑が丘東2条1丁目1-1
TEL 0166-68-2198
E-mail sotsugo@jimu.asahikawa-med.ac.jp
研修の理念及び目標
旭川医科大学病院では、大学病院としての使命を認識し、患者中心の医療を実践し、地域医療に寄与するとともに、国際的に活躍できる医療人を育成することを基本理念として、次の目標をかかげ臨床教育に取り組んでいる。
- 人権や尊厳を思い遣る患者中心の医療を行う
- 安心・安全を心がける中で、高度な医療を提供する
- 予防・健康医学に取り組み、地域医療や福祉の向上に貢献する
- 倫理観にあふれ、国際感覚に富んだ医療人を育成する
- 未来の医療を創造し、その成果を国内外に発信する
このような目標を達成するためには、充実した卒後初期臨床研修によりその基礎を養うことがきわめて重要であり、次のような研修理念のもとに本プログラムを遂行することとした。
研修理念
歯科医師としての人格を涵養し、将来の専門性にかかわらず、歯科医学・歯科医療の社会的ニ-ズを認識しつつ、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な歯科診療能力(態度・技能・知識)を身につけるとともに、全ての医療人の基本である、救急救命処置、医療安全・感染予防に関する研修を行い生涯研修の第一歩とする。
歯科医師臨床研修プログラムの特徴
歯科医師臨床研修の到達目標において最も重要なことは、全人的医療の理解に基づいた総合治療計画・基本的技能を身につけることである。さらに歯科診療時の全身的偶発事故に適切に対応することが出来るようになることである。
本プログラムでは、大学病院を管理型とする病院群における研修であることを踏まえ、病院群内における連携とその有益性を最大限に利用し、歯科医師として必要な歯科・口腔疾患に対する基礎知識、基本的診断および診療技術の習得はもとより、全人的医療の理解と実践のために、以下の項目の理解・習得を重点的な目標としている。
- (1)患者-医師関係の重要性の習得
- 患者、家族のニ-ズを身体・心理・社会的側面から把握する
- 医師、患者・家族がともに納得できる医療をおこなうためのインフォ-ムドコンセントを実施できる
- 守秘義務を果たし、プライバシ-への配慮ができる
- (2)チ-ム医療に対する理解と参加
- 医療チ-ムの構成員としての役割を理解し、保健・医療・福祉などの幅広い職種からなる他のメンバ-と協調するための能力を養う
- (3)生涯にわたる自己学習の習慣を身につけるための問題対応能力の養成
- 臨床上の問題を解決するための情報を収集して評価し、当該患者への適応を判断できる(EBM=Evidence Based Medicineの実施)
- 自己評価および第三者による評価を踏まえた問題対応能力の改善ができる
- 臨床研究や治験の意義を理解し、研究や学会活動に関心を持つ
- 自己管理能力を身につけ、生涯にわたり基本的診療能力の向上に努める
- (4)安全管理能力の養成
- 患者ならびに医療従事者にとって安全な医療を遂行し、安全管理の方策を身につけ、危機管理に参画する
- 医療事故防止および事故後の対処について、マニュアルなどに沿って行動できる
- 院内感染対策(Standard Precautionを含む)を理解し、実施できる
- (5)医療の社会性への理解
- 医療の持つ社会的側面の重要性を理解し、社会に貢献する
- 保健医療法規・制度を理解し、適切に行動できる
- 医の倫理、生命倫理について理解し、適切に行動できる
これらの重点的目標を達成するために、以下のプログラムに沿って研修する。
研修課程
1.オリエンテ-ション
臨床研修を行う全ての者は、本格的な研修がスタートする前に、卒後臨床研修センタ-が企画するオリエンテ-ションに参加することが義務付けられる。
本オリエンテ-ションは、協力型臨床研修施設および臨床研修協力施設を含めたプログラム全体の概要・注意事項を説明するとともに、研修医として不可欠な、様々な手技の実習と知識の整理・習得を目指し、以後の円滑な研修生活に備えることを目的とする。
2.研修科目・研修期間および担当診療科
基本的研修科目
(1)歯科・歯科口腔外科
①Aコ-ス
旭川医科大学病院 12ヶ月
②Bコ-ス
旭川医科大学病院 7ヶ月
医療法人 臨生会 吉田病院 5ヶ月
(2)地域保健・医療
地域保健・医療研修は以下に示す臨床研修協力施設に指導医と共に赴き歯科訪問診療、障害者歯科診療、
歯科検診を見学・体験する。これらの研修により、在宅診療や保健、福祉の側面を研修できる。
①Aコ-スの研修施設(全体で約3週間)
旭川市保健所
北海道立旭川子ども総合療育センター
②Bコ-スの研修施設(全体で約3週間)
大学病院研修中はAコースの研修施設
*「歯科医師臨床研修プログラム研修期間割」を参照のこと。
3.指導体制
プログラム責任者が中核となり、研修実施責任者、指導医、上級医と一体となって研修医の指導・評価並びに相談等を行う。
研修医は、各研修期間においては診療科等の指導責任者、指導医及び上級医による指導・助言及び監督を受ける。
研修医には、1名の指導医又は上級医がつき指導する。
歯科医師臨床研修プログラム
A.歯科医師としての基本的価値観(プロフェッショナリズム)
1.社会的使命と公衆衛生への寄与
社会的使命を自覚し、説明責任を果たしつつ、社会の変遷に配慮した公正な医療の提供及び公衆衛生の向上に努める。
2.利他的な態度
患者の苦痛や不安の軽減と福利の向上を最優先するとともに QOL に配慮し、患者の価値観や自己決定権を尊重する。
3.人間性の尊重
患者や家族の多様な価値観、感情、知識に配慮し、尊敬の念と思いやりの心を持って接する。
4.自らを高める姿勢
自らの言動及び医療の内容を省察し、常に資質・能力の向上に努める。
B.資質・能力
1.医学・医療における倫理性
【一般目標】
診療、研究、教育に関する倫理的な問題を認識し、適切に行動する。
【行動目標】
①人間の尊厳を守り、生命の不可侵性を尊重する。
②患者のプライバシーに配慮し、守秘義務を果たす。
③倫理的ジレンマを認識し、相互尊重に基づき対応する。
④利益相反を認識し、管理方針に準拠して対応する。
⑤診療、研究、教育の透明性を確保し、不正行為の防止に努める。
2.歯科医療の質と安全の管理
【一般目標】
患者にとって良質かつ安全な歯科医療を提供し、医療従事者の安全性にも配慮する。
【行動目標】
①歯科医療の質と患者安全の重要性を理解し、それらの評価・改善に努める。
②日常業務の一環として、報告・連絡・相談を実践する。
③医療事故等の予防と事後の対応を行う。
④医療従事者の健康管理(予防接種や針刺し事故への対応を含む。)を理解し、自らの健康管理に努める。
3.医学知識と問題対応能力
【一般目標】
最新の医学及び医療に関する知識を獲得し、自らが直面する診療上の問題について、科学的根拠に経験を加味して解決を図る。
【行動目標】
①頻度の高い症候について、適切な臨床推論のプロセスを経て、鑑別診断と初期対応を行う。
②患者情報を収集し、最新の医学的知見に基づいて、患者の意向や生活の質に配慮した臨床決断を行う。
③保健・医療・福祉の各側面に配慮した診療計画を立案し、実行する。
④高度な専門医療を要する場合には適切に連携する。
4.診療技能と患者ケア
【一般目標】
臨床技能を磨き、患者の苦痛や不安、考え・意向に配慮した診療を行う。
【行動目標】
①患者の健康状態に関する情報を、心理・社会的側面を含めて、効果的かつ安全に収集する。
②患者の状態(ライフステージ等)に合わせた、最適な治療を安全に実施する。
③診療内容とその根拠に関する医療記録や文書を、適切かつ遅滞なく作成する。
5.コミュニケーション能力
【一般目標】
患者の心理・社会的背景を踏まえて、患者や家族と良好な関係性を築く。
【行動目標】
①適切な言葉遣い、礼儀正しい態度、身だしなみで患者や家族に接する。
②患者や家族にとって必要な情報を整理し、分かりやすい言葉で説明して、患者の主体的な意思決定を支援する。
③患者や家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握する。
6.チーム医療の実践
【一般目標】
医療従事者をはじめ、患者や家族に関わる全ての人々の役割を理解し、連携を図る。
【行動目標】
①医療を提供する組織やチームの目的、チームの各構成員(歯科医療では歯科衛生士や歯科技工士を含む)の役割を理解する。
②チームの各構成員(歯科医療では歯科衛生士や歯科技工士を含む)と情報を共有し、連携を図る。
7.社会における歯科医療の実践
【一般目標】
歯科医療の持つ社会的側面の重要性を踏まえ、各種医療制度・システムを理解し、地域社会と国際社会に貢献する
【行動目標】
①保健医療に関する法規・制度の目的と仕組みを理解する。
②医療費の患者負担に配慮しつつ、健康保険、公費負担医療を適切に活用する。
③地域の健康問題やニーズを把握し、必要な対策を提案する。
④予防医療・保健・健康増進に努める。
⑤地域包括ケアシステムを理解し、その推進に貢献する。
⑥災害や感染症パンデミックなどの非日常的な医療需要に備える。
8.科学的探究
【一般目標】
医学及び医療における科学的アプローチを理解し、学術活動を通じて、医学及び医療の発展に寄与する。
【行動目標】
①医療上の疑問点を研究課題に変換する。
②科学的研究方法を理解し、活用する。
③臨床研究や治験の意義を理解し、協力する。
9.生涯にわたって共に学ぶ姿勢
【一般目標】
医療の質の向上のために省察し、他の歯科医師・医療者と共に研鑽しながら、後進の育成にも携わり、生涯にわたって自律的に学び続ける。
【行動目標】
①急速に変化・発展する医学知識・技術の吸収に努める。
②同僚、後輩、歯科医師以外の医療職と互いに教え、学びあう。
③国内外の政策や医学及び医療の最新動向(薬剤耐性菌等を含む。)を把握する。
C.基本的診療業務
1.基本診察能力等
(1)基本的診察・検査・診断・診療計画
①患者の心理的・社会的背景を考慮した上で、適切に医療面接を実施する。
②全身状態を考慮した上で、顎顔面及び口腔内の基本的な診察を実施し、診察所見を解釈する。
③診察所見に応じた適切な検査を選択、実施し、検査結果を解釈する。
④病歴聴取、診察所見及び検査結果に基づいて歯科疾患の診断を行う。
⑤診断結果に基づき、患者の状況・状態を総合的に考慮した上で、考え得る様々な一口腔単位の診療計画を検討し、立案する。
⑥必要な情報を整理した上で、わかりやすい言葉で十分な説明を行い、患者及び家族の意思決定を確認する。
(2)基本的臨床技能等
①歯科疾患を予防するための口腔衛生指導、基本的な手技を実践する。
②一般的な歯科疾患に対応するために必要となる基本的な治療及び管理を実践する。
③基本的な応急処置を実践する。
④歯科診療を安全に行うために必要なバイタルサインを観察し、全身状態を評価する。
⑤診療に関する記録や文書(診療録、処方せん、歯科技工指示書等)を作成する。
⑥医療事故の予防に関する基本的な対策について理解し、実践する。
(3)患者管理
①歯科治療上問題となる全身的な疾患、服用薬剤等について説明する。
②患者の医療情報等について、必要に応じて主治の医師等と診療情報を共有する。
③全身状態に配慮が必要な患者に対し、歯科治療中にバイタルサインのモニタリングを行う。
④歯科診療時の主な併発症や偶発症への基本的な対応法を実践する。
⑤入院患者に対し、患者の状態に応じた基本的な術前・術後管理及び療養上の管理を実践する。
(4)患者の状態に応じた歯科医療の提供
①妊娠期、乳幼児期、学齢期、成人期、高齢期の患者に対し、各ライフステージに応じた歯科疾患の基本的な予防管理、口腔機能管理について理解し、実践する。
②各ライフステージ及び全身状態に応じた歯科医療を実践する。
③障害を有する患者への対応を実践する。
2.歯科医療に関連する連携と制度の理解等
(1)歯科専門職間の連携
①歯科衛生士の役割を理解し、予防処置や口腔衛生管理等の際に連携を図る。
②歯科技工士の役割を理解し、適切に歯科技工指示書を作成するとともに、必要に応じて連携を図る。
③多職種によるチーム医療について、その目的、各職種の役割を理解した上で、歯科専門職の役割を理解し、説明する。
(2)多職種連携、地域医療
①地域包括ケアシステムについて理解し、説明する。
②地域包括ケアシステムにおける歯科医療の役割を説明する。
③在宅療養患者や介護施設等の入所者に対する介護関係職種が関わる多職種チームについて、チームの目的を理解し、参加する。
④がん患者等の周術期等口腔機能管理において、その目的及び各専門職の役割を理解した上で、多職種によるチーム医療に参加し、基本的な口腔機能管理を経験する。
⑤歯科専門職が関与する多職種チーム(例えば栄養サポートチーム、摂食嚥下リハビリテーションチーム、口腔ケアチーム等)について、その目的及び各専門職の役割を理解した上で、チーム医療に参加し、関係者と連携する。
⑥入院患者の入退院時における多職種支援について理解し、参加する。
(3)地域保健
①地域の保健・福祉の関係機関、関係職種を理解し、説明する。
②保健所等における地域歯科保健活動を理解し、説明する。
③保健所等における地域歯科保健活動を経験する。
(4)歯科医療提供に関連する制度の理解
①医療法や歯科医師法をはじめとする医療に関する法規及び関連する制度の目的と仕組みを理解し、説明する。
②医療保険制度を理解し、適切な保険診療を実践する。
③介護保険制度の目的と仕組みを理解し、説明する。
旭川医科大学病院
週間スケジュ-ル(AコースおよびBコ-スの7ヶ月間)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
午前 | 外来診療 病棟処置 |
医局会 症例検討会 外来診療 病棟処置 |
外来診療 病棟処置 |
中央手術室 全麻手術介助 |
外来診療 病棟教授回診 |
午後 | 外来手術 口腔ケア |
外来手術 口唇口蓋裂外来 |
外来手術 口腔ケア |
全麻手術 | 口腔腫瘍外来 |
夕方 | 研修医講義 | 研修医実習 | 研修医講義 | 研修医実習 抄読会 |
研修医講義 |
外来 | 新患 再来 |
新患 再来 |
新患 再来 |
新患 再来 |
新患 再来 |
臨生会吉田病院
週間スケジュ-ル(Bコ-スの5ヵ月間)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
午前 | 外来診療 病棟処置 |
外来診療 病棟処置 |
外来診療 病棟処置 |
外来診療 病棟処置 |
外来診療 病棟処置 |
午後 | 外来診療 外来手術 |
外来診療 外来手術 |
外来診療 外来手術 研修医実習 |
外来診療 中央手術室 手術介助など 外来手術 |
外来診療 外来手術 |
夕方 | 研修医講義 | 研修医実習 | 研修医講義 | 研修医実習 | 症例検討会 |
外来 | 新患 再来 |
新患 再来 |
新患 再来 |
新患 再来 |
新患 再来 |
各月2~3回土曜日午前:外来診療、病棟処置あり
研修歯科医の到達度評価
臨床研修の到達度評価は、オンライン評価システム(DEBUT2)を用いて行う。
研修歯科医は、
① 経験症候/疾患及び基本的臨床手技を経験次第、DEBUT2に入力し、指導歯科医の確認を得る。
② 到達目標に対する到達度の自己評価を研修終了時に行う。
③ 指導歯科医に対する評価を研修先毎に行う。
④ 研修環境評価を各病院・施設等における研修の終了時に行う。
⑤ 1年間の臨床研修プログラム全体の評価を研修期間終了時に行う。
また、指導歯科医並びにコメディカルスタッフは研修歯科医を評価し、その評価は研修歯科医にフィードバックされる。
研修歯科医の評価に関する事項
1.修了判定を行う項目
・研修歯科医評価票Ⅰ/研修歯科医評価票Ⅱ/研修歯科医評価票Ⅲ
・到達目標の到達度(症例数、評価)
2.修了判定を行う基準
・研修歯科医評価票Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ:オンライン評価システム(DEBUT2)にて、すべてレベル3以上の評価
評価票Ⅰ・Ⅲ
レベル1:期待を大きく下回る レベル2:期待を下回る
レベル3:期待通り レベル4:期待を大きく上回る
評価票Ⅱ
レベル1:臨床研修の開始時点で期待されるレベル
レベル2:研修の中間定点で到達しているレベル
レベル3:研修の修了時に期待されるレベル
レベル4:他者の模範になり得るレベル
・到達目標の到達度:必要症例数をすべて実施し、評価基準を満たしていること。研修歯科医評価票Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの評価をもとに、研修管理委員会が最終評価を行う。