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Vol.17 May 2026
 
旭川医科大学に関わるすべての皆様方に本学の活動状況を定期的にお知らせしたい、本学をもっと知っていただきたい、そんな思いで毎月1回ニュースレターを配信しています。
 
Contents
・○○目線 「副病院長(多職種連携・PFM担当)目線」
・ニュース 医療体験活動報告会・地域医療討論会催、メディア掲載
・今月はココに注目! 医大祭
・イベント情報 講演会やセミナー情報、更新されています。
・深掘りします 多職種連携
・学長#ひとりごと 樹齢227年
 
 
○○目線 パチクリ目のマーク
Vol.17は副病院長(多職種連携・PFM担当)目線
副病院長(多職種連携・PFM担当) 大田 哲生
 

今回は多職種連携・PFM担当副病院長の大田哲生目線です。

令和8年度の診療報酬改定を受け、東病院長を中心に職員一丸となって当院の経営改善を図っていければと思います。皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

医師の働き方改革が2024年に開始され2年が経過しました。当院においてもさまざまな工夫を行ってきております。昨今は医療が高度化しており多くの知識と技術が必要なうえ、平均在院日数の短縮を図る必要もあるなかで記録物や説明に要する時間が増加するなど、職員の負担がますます大きくなっています。

医師の立場から申しますと、多くの職種にタスクシフト、タスクシェアという形で協力いただき多職種連携による業務の効率化は進行しつつあり大変ありがたく思っています。特に医師事務作業補助者(当院ではドクターアシスタント:DAと呼んでいます)との連携は順調に進んでおり、医師が行う事務作業は大幅に削減されました。

ところでPFMという言葉をご存知でしょうか。Patient Flow Managementのことで、「予定入院患者さんの情報を入院前に把握し、問題解決を図ることで、入院前から退院後までの流れ(Flow)をマネジメントすること」を言います。入院前の外来の段階で患者さんの併存疾患や内服薬、栄養状態などを把握するとともに、社会的および精神的な不安の軽減に取り組みます。入院初日の医師・病棟看護師などの負担を大幅に軽減することができ、土曜日や日曜日の入院を促進することで経営改善につなげられる可能性があります。また、入院時から退院を見据えた対応を行いやすく、円滑な退院調整が見込めます。

患者総合サポートセンターが中心となり外来・病棟看護師、薬剤師、管理栄養士、DA、医療ソーシャルワーカー、リハビリテーションセラピスト、歯科衛生士、歯科医師、医師など多くの人的資源を効率的かつ集中的に投入する多職種連携の最たるものです。現在は整形外科、消化管外科、循環器内科、歯科口腔外科、麻酔科、リハビリテーション科が協同してPFMの拡充に向けて努力しております。今後、PFM外来で対応できる科を増やしていきたいと考えております。

改めて皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

 
 
ニュース
高大病連携によるふるさと医療人育成の取組 高校生による医療体験活動報告会・高校生による地域医療討論会

本学では、高校生の段階から「医療人としての職業観」の自覚を促し、将来、地域医療に従事する医療職者、すなわち「ふるさと医療人」を育むことを目的に、高校・大学・医療機関が協力して高校生の学びを支援する「ふるさと医療人育成プログラム」を実施しています。

このことが、2026年4月15日の北海道新聞に本学関連記事「地域医療の課題 高校生が提言」が掲載されました。
詳しくは こちらからご覧ください。

 

NHK「あしたが変わるトリセツショー」出演
東 信良 病院長が、NHK「あしたが変わるトリセツショー」に出演しました。
今回のテーマは 「足のSOSのトリセツ」 で、足の痛みやむくみに潜むリスクについて、最新の知見を交えて解説しています。
詳しくは こちらからご覧ください。

北海道新聞「医師偏在解消へ 玉突き派遣」掲載
2026年5月13日の北海道新聞に本学関連記事 “医師偏在解消へ「玉突き派遣」” が掲載されました。
詳しくは こちらからご覧ください。

テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」出演
東 信良 病院長が、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」に出演しました。
足梗塞(下肢閉塞性動脈硬化症)をテーマに、病気の仕組みや症状、治療および予防について、専門医の立場から分かりやすく解説しました。
詳しくは こちらからご覧ください。

 
 
 
 
◎今月はココに注目!  「医大祭」
 
「地域と繋がる医大祭」

旭川医科大学祭実行委員会

 
医大祭ポスター

日頃より旭川医科大学をご支援いただき、誠にありがとうございます。医大祭実行委員長の大西と申します。

さて、本学では2026年6月6日(土)・7日(日)の2日間、旭川医科大学祭を開催いたします。
医大祭は、学生・教職員・地域の皆さまをつなぐ、本学ならではの交流の場として長年親しまれてきました。

学生が主体となって運営し、私たちが日頃学んでいる医療や大学生活の空気を、皆さまにより身近に感じていただける大切な機会となっております。

 

今年度のテーマは「医風堂々(いふうどうどう)」です。四字熟語の「威風堂々」にちなみ、「医療を志す者としての誇りを持ち、人と真摯に向き合いながら成長していきたい」という思いを込めました。

当日は、学生による模擬店やステージ発表に加え、公開講座や講演会、お笑いライブなど、幅広い世代の方々に楽しんでいただける催しを多数ご用意しております。さらに今年は、旭川市内の高校生とのコラボレーションイベントを行うほか、旭医ならではの学びや研究に触れていただける本学基礎医学講座による基礎医学展など、新たな試みも実施いたします。

地域とのつながりを一層深められる医大祭を目指し、準備を進めております。ぜひ会場へ足をお運びいただき、旭川医科大学の"今"を感じていただければ幸いです。
詳細につきましては、医大祭ホームページをご覧ください。

実行委員一同、皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。

 
 
イベント情報
旭川医科大学、旭川医科大学病院では地域の皆さん、患者の皆さんに向けてさまざまな講演やセミナー等を行っています。
大学ホームページ または 病院ホームページ をチェックしてみてください。
 
イベント情報のスクショ
最新の医療情報、イベント、採用情報などを随時発信しています。ぜひフォローして、病院の「今」をチェックしてください!
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深掘りします 多職種連携 深掘りシャベル
今月の副病院長(多職種連携・PFM担当)目線のテーマにちなみ、多職種連携の現場を深掘りします。代表例として、3名から現場の声をお届けします。
 
 
多職種の集まり「診療技術部」

診療技術部長 宗万 孝次

 

診療技術部は、病院運営及び診療支援並びに患者サービスの向上に資することを目的として組織され、臨床工学技士、臨床検査技師、診療放射線技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、視能訓練士、歯科技工士、救急救命士といった多様な専門職で構成されています。すなわち多職種がそれぞれの高い専門性を生かし互いを理解しながら連携することによって質の高い医療の提供を目指している組織です。

具体例として、超音波画像診断センターでは、臨床検査技師と診療放射線技師の2職種が所属し専門性を発揮しています。さらに、血管造影室にて行われる治療・検査においては、診療放射線技師と臨床工学技士が連携して画像マッピング装置の3D画像の作成や血管内治療の医師のサポートを行っています。

また、病院内の血液ガス分析装置の管理については、装置の修理や保守は臨床工学技士が担当し、精度管理は臨床検査技師が担当しています。

呼吸サポートチーム(RST)では、理学療法士と臨床工学技士が協働し、呼吸管理のサポートを行っています。理学療法士によるリハビリの知識と臨床工学技士による呼吸管理の知識が組み合わさることで、より安全な呼吸管理に貢献しています。また、まだ実現していませんがRSTに管理栄養士や歯科衛生士が加わることによって、さらに高度な呼吸管理や患者さんの全身管理が行えると考えています。

現在の医療は、まさしくチーム医療が当たり前になっています。それぞれの高度な専門性を理解し合い、それを活かせる環境が重要であると感じます。その意味で診療技術部は重要な役割を担っていると自負しています。

 
 
 

多職種連携で紡ぐ、確かな安心と安全

薬剤部・医療安全管理部 井上 正朝

 

医療安全管理部は、病院で行われる医療の質と安全を守る部門です。私はその一員であり、薬剤師として「ジェネラルリスクマネジャー」という医療の安全管理を統括する役割を担っています。

医療には、過誤や事故につながりかねないリスクが多く存在します。このリスクを減らすために、私たちはそれぞれの専門職の視点を活かして、患者さんに行われている医療が安全か、安全に行える体制になっているか、を確認しています。最も大切にしているのは「多職種連携」、異なる専門職がチームとなって医療を見守る体制です。

専門職にはそれぞれの強みがあります。医師は、診断、手術など患者さんの状態に応じた治療方針を評価する視点を、看護師は、患者さんの日々の状態や治療が行われている状況を評価する視点を、そして薬剤師は、薬の用法、用量や飲み合わせ、アレルギーや副作用への対応など薬物治療の問題点や注意点を評価する視点を持っています。

様々な視点から「リスク」を検討するには、チームでの活動が非常に効果的です。実際、私たちは日常的に現場の「ヒヤリとした出来事(ヒヤリハット)」やエラーを、職種の垣根を越えたチームで分析して対策を講じています。例えば、院内で薬に関するエラーが発生した際、私は薬剤師の職能を活かして安全な薬の使い方や注意点を提言することもありますし、他の職種から薬の情報を共有する体制や連携のあり方について助言を受けることもあります。「誰のミスか」を責めるのではなく、「どうすれば防げるか」の観点から対策をたてることが重要で、活発に意見交換するには「風通しの良いチームワーク」が欠かせません。

私はこれからも、薬剤師としての視点と多職種のつながりを深め、患者さんとご家族の皆さまに医療を安心して受けていただけるよう努めてまいります。

 
 
 

多職種連携協働で患者さんの意思決定を支援する看護

副看護部長(患者総合サポートセンター担当) 佐藤 こずえ

 

私が担当する患者総合サポートセンター(入院支援部門、療養生活支援部門、地域連携部門)は、療養に関する総合的な窓口です。

入院前は、患者さんの意思を確認し、安心して入院できるよう支援します。看護師間はもちろん、薬剤師、栄養士、医師など多職種と連携し、手術や検査のために調整する薬の説明やアレルギー食の対応、療養環境を整えます。患者さんが入院後は、医療ソーシャルワーカー、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、薬剤師、療養生活支援部門看護師、医師、受け持ち看護師が患者さんと一緒に望む在宅復帰を考えます。

看護部では、患者さんに寄り添う看護を実践し、患者さんが住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けられるよう支援しています。

 
○学長#ひとりごと○
こどもの日に、比布スキー場の近くにある開拓記念樹「駒止めのナラの木」を訪ねました。風が強い日でしたが、樹齢227年と推定されるナラの木は四つ辻の真ん中にしっかりと立ち、力強い枝振りが見事でした。この木が生まれたのは1799(寛政11)年、伊能忠敬が蝦夷地の測量に出かける1年前です。 駒止めのナラの木
▲駒止めのナラの木
 
◆旭川医科大学基金から◆

旭川医科大学基金は、旭川医科大学における教育及び研究活動の充実を図るとともに、地域に根ざした医療・福祉のさらなる向上を目指すことを目的としています。人口減少、少子高齢化が急激に進むとともに、社会情勢が激変する困難な時代ですが、私たちは、地域の皆様に信頼され、誇りに思っていただける旭川医科大学を目指して全力で取り組みます。本学のこれからの歩みに期待していただき、皆様の温かいご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

※旭川医科大学基金へのご寄附は税法上の優遇措置の対象です。
  基金について詳しくは こちら からご覧ください。

 
◇旭川医科大学の広報誌たち◇
  こちら からご覧ください。
●大学概要  ●旭川医科大学研究フォーラム
●大学広報誌「かぐらおか」Web版  [New]病院広報誌「病院ニュース」
 
 
◆本学の活動にご支援・ご参加いただいた方々へ◆
日頃から本学の活動にご支援・ご協力をいただき誠にありがとうございます。
クラウドファンディングへのご支援や本学公開講座等の申込時に、本学からのご案内の受け取りを希望しご登録いただいた方々へ、ニュースレターをお届けしています。今後もニュースレターのほか基金の活動や各種講演会等のご案内もお届けしていく予定です。
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