「円形脱毛症外来」を開設します
2026年4月から毎週火・水曜日、「円形脱毛症外来」を開設することになりました。
円形脱毛症は頭や体の毛が突然抜ける病気です。小さな脱毛斑が1か所だけの場合や、複数の箇所に広がること、頭全体の毛が抜ける「全頭型」や、眉毛・まつ毛・体毛まで抜ける「汎発型」など、症状の程度は患者さんにより異なります。子どもから大人まで、どの年齢でも発症する可能性があります。
円形脱毛症は現在自己免疫の病気と考えられています。本来、細菌やウイルスなどの外敵から体を守る役割を担うはずの免疫細胞が誤って自分自身の毛根(毛包)を攻撃してしまいます。攻撃を受けた毛根では毛の成長が途中で止まり、毛が抜け落ちてしまいます。
ストレスなどが発症のきっかけと言われることもありますが、はっきりとした因果関係は不明です。遺伝的な要因や、アトピー性皮膚炎、甲状腺疾患など他の疾患と関連がある方もいますので、合併疾患の検索は丁寧に行います。
当外来では合併症の有無や脱毛の範囲、進行の程度、発症からの期間などに応じて治療を提案していきます。
第一段階として、ステロイドの塗り薬や局所注射、紫外線療法、かぶれを人工的に起こして免疫の働きを調整する局所免疫療法などを組み合わせて行います。これらで十分な効果が得られない中等症から重症の方には、ステロイドの点滴やJAK阻害薬という飲み薬の治療が選択肢となります。JAK阻害薬は毛根を攻撃する免疫反応に関わる信号を遮断することで、発毛を促す効果が期待できます。
円形脱毛症は見た目に関わる病気であるため、精神的な負担を感じる方も多くいらっしゃいます。不安や生活上の困りごと(学校・仕事、ウィッグの相談等)も一緒に考えながら、必要に応じて他科とも連携し安心して続けられる診療を目指します。
*一部の治療は自由診療となる場合があります。自由診療に該当する治療については、費用、治療に伴うリスク、副作用などを診察時に個別にご説明いたします。



