旭川医科大学病院

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最新情報
2026年09月09日
重要なお知らせ

「造影剤「ガストログラフィン経口・注腸用」の供給制限に伴う代替薬の使用(適応外使用)について」

患者様とご家族の方へ


当院の倫理委員会で承認された医薬品の適応外使用について

 当院では、消化管造影検査に使用する水溶性造影剤ガストログラフィン®経口・注腸用につきまして、製造販売元であるバイエル薬品株式会社より供給制限(出荷量減少)が通知されており、安定的な供給が困難な状況となっております。
 代替薬として、非イオン性ヨード造影剤であるイオパミドール300を経口または注腸投与にて使用することが必要となっております。イオパミドール300は、海外において消化管X線造影およびCT腹部・骨盤検査への経口投与が正式適応として認められておりますが、国内では消化管造影への経口・注腸投与の承認適応を有しておりません(適応外使用)。
 本使用方法については、倫理委員会ならびに、高難度医療管理センターにおいて妥当性と安全性を慎重に検討し、承認を得ております。
 この治療法の実施にあたっては、通常は対象者となられる方から個別に同意を頂くことに代えて、病院ホームページにて情報公開することにより実施しております。(オプトアウト方式)
 なお、イオパミドール300の経口・注腸投与は国内では適応外使用にあたるため、万が一副作用が生じた場合、国の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となる可能性がありますことを、あらかじめご理解ください。
 本剤の適応外使用を希望されない場合でも、そのことを理由として診療上不利益な取り扱いを受けることはありません。
 ただし、本剤を使用しない場合、他の検査法への変更、または病変の評価が十分にできない可能性があります。その場合は担当医が代替となる検査方法や診療方針について説明します。
 拒否される場合またはご質問がある場合は、担当医師・看護師・薬剤師、または下記問い合わせ先までご連絡ください。

実施内容 ガストログラフィン®経口・注腸用の代替として、イオパミドール300を
経口または注腸投与にて消化管造影検査に使用すること(国内における適
応外使用)
 
対象者 当院で消化管造影検査(消化管X線撮影またはCT腹部・骨盤検査)
を受ける患者様
 
対象医薬品 イオパミドール300注射液(イオパミドール、300 mg/mL)
院内倫理審査承認日

2026年8月14日

対象期間 承認後からガストログラフィン®の安定供給が再開されるまでの間
目的・概要

ガストログラフィン®の供給制限に伴い、消化管造影検査の継続実施を
目的として代替薬を使用するものです。
イオパミドール300は非イオン性ヨード造影剤であり、海外において消
化管X線造影およびCT腹部・骨盤検査への経口投与が正式適応として
認められております。ガストログラフィン®と比較して浸透圧が低く(約
等張〜低張)、消化管への浸透圧負荷が小さいことが期待されます。

〇用法用量〇
【成人】
経口投与(消化管X線造影): イオパミドール300を希釈せず50~100 
ml経口投与
経口投与(CT腹部・骨盤):6~9mgl/mLに希釈後500~1000ml経口
投与
 注腸:製品400mlに1000mlの水を加え、ヨード濃度85mgI/ml
に希釈し、500~2000ml

【小児および乳幼児】
経口投与(消化管X線造影): イオパミドール300を希釈せず10~100
mlまたは、乳児用には等張造影剤として最大50%の希釈液を20~200
mlで経口投与
経口投与(CT腹部・骨盤):6~9mgI/mlに希釈し、3歳未満の小児
は50~300ml、3~5歳の小児は300~360ml、6~11歳の小児は360
ml~500ml、12歳以上:500~1000ml
注腸:50~60%に希釈し最大200ml
 

予測される不利益と対策 【予測される不利益・危険性】
•ヨード系造影剤に対する過敏反応(かゆみ、じん麻疹、呼吸困難、
ショック等)が生じる可能性があります。
•経口、注腸後の副作用として下痢、悪心、嘔吐、腹痛等の消化器症
状が報告されています。
•国内における消化管投与の承認適応を有しない適応外使用であるた
め、副作用救済制度の対象外となる可能性があります。
【対策】
•投与前に問診を行い、ヨード系造影剤アレルギーの既往を確認しま
す。
•投与中、投与後は患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場
合には直ちに適切な処置を行います。
•救急処置に必要な設備、医薬品を常時準備した上で実施します。
費用

通常の保険診療と同じです。この使用方法による副作用が生じた場合も
保険診療となります。ただし、適応外使用のため国の副作用被害 救済制
度の対象外となる場合があります。

【問い合わせ先】
〒078-8510 北海道旭川市緑が丘東2条1丁目1‐1
旭川医科大学病院
電話番号:0166-65-2111(代)