本院では、「ロジスティック業務を担える職員の育成」及び「今後のＤＭＡＴ隊員の育成」を目的として、３月２７日（水）に第１回ロジスティック研修会を開催し、医師や医療職者、事務職員など約３０名の職員が参加しました。
講師は、能登半島地震の被災地において、実際に災害派遣医療チーム（DMAT）隊員として活動を行った本院職員が担当し、災害医療活動におけるロジスティックの重要性など、実体験に基づいた具体的な説明を聞くことができました。
後半には、震度６強の地震発生時の災害対策本部立ち上げを想定し、次々と本部に入ってくる情報や指示事項を、壁に貼ったライティングシートに時系列に記入していく実習（クロノロジー練習）を行いました。最後には、参加者全員で研修の振り返りを行い、学びを深めることができました。
本院では、今後も継続して同様の研修を続けて参ります。

ＤＭＡＴ（Disaster Medical Assistance Team）：
災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チームのこと。

ロジスティック業務：
医療活動に関わる通信、移動手段、医薬品、生活手段等の確保の他、ＤＭＡＴ活動に必要な連絡、調整、情報収集等の業務が含まれる。