DMAT第一次部隊活動報告会を開催しました
令和6年1月23日(火)、能登半島地震の被災地に派遣していた旭川医科大学病院DMAT第一次部隊の活動報告会をWeb開催しました。
第一次部隊は医師2名、看護師2名、理学療法士1名からなる派遣チームで1月9日(火)から1月13日(土)まで石川県輪島市で活動しました。
報告会では、冒頭、東病院長からDMAT隊員へ労いの言葉があり、続いて岡田救命救急センター長から地震発災時から当院DMATチーム派遣までの経緯や現地の被災状況、DMAT本部に到着してからの活動内容、本部業務を通して学んだこと、今後の課題などの報告がありました。
次に、感染避難所で業務にあたった山尾看護師より、避難所の状況や食事提供方法の改善、環境が変化し、動かない状態が続くことで引き起こされる生活不活発病への対応について報告がありました。
本間看護師からは福祉施設巡回中や滞在先でのエピソードなど過酷な環境下で被災された方々から勇気づけられたお話がありました。
業務調整員(ロジスティック)として参加した三田村理学療法士からは業務調整員の役割や現地での情報収集の大変さ、理学療法士として避難している方々への対応できたエピソードについてお話がありました。
自衛隊とのリエゾンを担当した及川医師からは情報が錯そうする中でのヘリでの搬送業務や福祉施設の聞き取り調査、これまでの医療ボランティアの経験など報告がありました。
また、1月18日(木)から1月22日(日)まで石川県珠洲市で活動していた当院DMAT第二次部隊の丹保救命救急センター副センター長と業務調整員の森内さんからも挨拶がありました。
最後に、東病院長から今回派遣されたチームの経験を次につないでいくことが大事だと報告会の感想が述べられました。