旭川医科大学病院PET検診のご案内

PET検診の特徴
PET検査は、放射性同位元素をブドウ糖に結合させて[18F]FDGという薬剤を作り静脈に注射し、薬剤が全身にいきわたったところで撮像すると、悪性腫瘍など糖代謝の盛んなところに[18F]FDGが集積し、その状態を画像化することによって悪性腫瘍の有無を調べることができます。
がん細胞は、ブドウ糖を多く取り込む特性があり、その性質を利用して体内のがんの有無や位置、大きさなどを調べるのがPET検査です。当院のPET検診では、PET-CT検査を実施しており、CTでは形態の変化でがんを発見し、PETでは糖の代謝に基づいた画像でがんを発見し、両方の機器を組み合わせることにより診断機能は向上します。
1回で全身を検査でき、腫瘍があった場合はその良悪性の鑑別や転移の有無についても調べることができ、治療方針を決定するうえでも重要な役割を担っています。
なお、当院ではPET検診において、「日本核医学会認定 PET核医学認定医」及び「日本専門医機構認定 放射線診断専門医」である医師が撮影された画像を見て診断をするとともに、「日本専門医機構認定 内科専門医」「日本内科学会認定 総合内科専門医」の医師も併せて画像を確認し結果説明を行います。
料金(税込み・全額自己負担)
119,570円(初回問診 10,010円 ・ PET-CT 109,560円 )
121,700円(初回問診+PET-CT+後日検査結果説明を受けられる場合)
予約から受診までの流れ
- 患者総合サポートセンター地域連携部門にお電話ください(0166-69-3055)。「問診」と「PET-CT検査及び検査結果説明」の計2回(後日、検査結果説明を受けられる場合は計3回)の来院をお願いしています。申込書を郵送させていただきますので、問診希望日時等、必要事項を記載し「患者総合サポートセンター地域連携部門」まで返送してください。担当医師と調整後、後日、問診日を連絡させていただきます。
- 問診日にご来院ください。検査日時については「問診」時、医師と相談し決定していただきます。
- 検査のために再度来院していただきます。
- 結果については再度来院いただいて説明を受けられるかまたは検査当日に説明を受けられるか(画像の確認・診断等のためしばらくお待ちいただきます。)のいずれかを選択いただけます。
あなたと大切な人の健康を守るために、定期的なPET検診をぜひご活用ください。
Q&A
Q.注射薬の副作用が心配
A.検査薬剤FDGは放射性医薬品のため、放射線による被曝が少しありますが、その被曝量は胃のX線検査や人が1年間に自然界から受ける放射線量と同程度であり、健康に悪影響はありません。まれに注射時の痛みや、薬剤注入時の血管運動反射に伴う不快や血圧降下が起こることがあります。
Q.検査の日程変更やキャンセルはできますか?
A.都合により健診の日程変更やキャンセルする場合は、健診日の前日の12時までに必ず下記まで連絡を下さい(健診日が土日祝祭日の次の日の場合は、健診日以前の平日12時まで)。
検査剤FDGは高額な薬剤で、使用期限のとても短い特殊な薬剤です。急なキャンセルや検査時間に遅れることがあると、使用することができません。この場合、49,720円のキャンセル料をいただく場合があります。
旭川医科大学病院 核医学検査室 0166-69-3461
または 地域連携部門 0166-69-3055
Q.検査費用はクレジットカードで支払うことはできますか?
A.できます。(VISA/マスターカード/JCB/アメックス/DC/中国銀聯)
Q.PET検査を受けていれば安心ですか?
A.PET検査は大変有用な検査ではありますが、万能ではありません。場所やがんの進行度によっては見つけることが出来ない場合もあります。PET検診を単独で受診するのではなく、がん検診や人間ドックの定期的な受診をお勧めします。
その他PET検診についてご不明な点等ございましたら、患者総合サポートセンター地域連携部門までご連絡ください。
PET検診担当
患者総合サポートセンター地域連携部門
0166-69-3055