看護学科の学びを知る
旭川医科大学医学部看護学科の教育理念
責務（Accountability）・権能（Authority）・自律（Autonomy）を基盤に据えながら、
先進的な保健・医療・福祉活動を通じて、
看護学の発展と共に地域社会に貢献する人材を育成する。
第31回 日本看護診断学会学術大会について
- 会期：令和7(2025)年8月2日（土）～3日（日）
- 大会テーマ： もっと活かそう！看護過程・看護診断
- 会場：旭川市大雪クリスタルホール（〒070-8003 北海道旭川市神楽3条7丁目 ）
- 開催方法： 現地開催のみ（ライブ配信、オンデマンド配信はありません）
詳しくは学術大会のホームページをご覧ください。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
大会長：升田由美子 （旭川医科大学医学部看護学科）
実行委員長：山内まゆみ （旭川医科大学医学部看護学科）
実習について
旭川医科大学医学部看護学科の
臨地看護学実習が大切にすること
看護の「対象」と向き合い、関係性を構築
目の前にいる対象者に、これまで学んだ知識・技術を活用して行動、つまり看護実践として表現します。これまでの学習成果を総動員して、対象に向き合うのが実習です。
実習は対象者の療養の場
多彩な実践の場
4年間をかけてつみ重ねていく実習
また、倫理行動規準の遵守に努力し続けることで、医療者としての倫理観を身につけます。
実習施設の魅力
実習施設（大学病院）
日頃より看護学科と病院看護部は連携を進めており、恵まれた環境で実習を行えることも大きな魅力です。
4年間の実習スケジュール
実習紹介
1年生必修科目
| 生体観察実習 | 人体と直接触れあう実習を行い、人体の形態と機能について理解を深めていきます。 |
|---|---|
| 早期体験実習Ⅰ | 看護学生と医学生が一緒に医療・保健・福祉の基本的な事柄を学び、医療者として必要な能力・行動規範に対する関心を高めていきます。 |
| 基礎看護学実習Ⅰ | 病院で初めて実習をします。患者の生活や患者が受けている看護を理解しながら、看護観の土台を培います。 |
2年生必修科目
| 早期体験実習Ⅱ | 宗谷・留萌・遠紋・十勝・空知管内の保健医療福祉施設で学習を実施します。地域での人々の暮らしや生活の実態を知りながら、医療、保健、福祉の現場に直接触れる体験をします。 |
|---|---|
| 基礎看護学実習Ⅱ | 受け持ち患者の全体像を理解しながら、療養上の看護援助を行います。また、対人関係を築くために必要なコミュニケーション能力を高めていきます。 |
3年生必修科目
| 地域包括ケア実習 | 地域住民の健康課題・問題解決のための対策・改善案などを看護学生として担当地区の住民と協働して実行します。実際に担当地域の健康セミナー「げんき種」の企画・運営を行います。 |
|---|---|
| 成人看護学実習Ⅰ | 周手術期にある対象者を受け持ち、看護過程を展開し、看護援助を実践していきます。 |
| 成人看護学実習Ⅱ | 健康障害をもち外来を受診する成人期にある対象者を理解し、必要な看護支援について考えていきます。 |
| 成人看護学実習Ⅲ | 慢性期および終末期にある対象者の看護援助を実践していきます。 |
| 母性看護学実習 | 妊産褥婦および新生児とその家族の特徴を理解し、個別性を考慮した看護過程を展開し、基本的な母性看護におけるケア実践ができる能力を養っていきます。 |
| 精神看護学実習 | 精神の健康問題を抱えながら病院・地域で生活する人々を理解し、チーム医療に参画しながら、看護を実践していきます。 |
4年生必修科目
| 高齢者看護学実習 | 健康障害や生活障害がある高齢者やその家族を理解し、個別性に応じた看護を実践できる能力を養っていきます。 |
|---|---|
| 小児看護学実習 | 小児看護の対象となる小児と家族を理解し、対象に応じた看護実践能力を養っていきます。 |
| 在宅看護学実習 | 多様な健康課題を抱える在宅療養者および、その家族の生活と健康に対する支援の実際について、訪問看護ステーションで実習を通して理解します。 |
| 総合実習 | 1年生から4年生までに修得した看護学の学習内容を統合し、卒業後に求められる看護職者として必要な自律性と看護実践能力を養っていきます。 |
実習カンファレンス①
実習カンファレンス②
保健師課程選択
| 公衆衛生看護学実習Ⅰ （4年生） |
地域で生活する個人・家族、集団・組織、地域全体を対象とした公衆衛生看護活動のあり方を考え、実践できる基礎的能力を養っていきます。 |
|---|---|
| 公衆衛生看護学実習Ⅱ （4年生） |
公衆衛生行政機関としての保健所の機能・役割を学ぶとともに公衆衛生に関わる看護の機能・役割を理解します。 |
助産師課程選択
| 助産学実習 | 妊婦・産婦・褥婦および新生児の助産過程を展開し、助産診断に基づく助産援助を実践する能力を養っていきます。 |
|---|
【保健師課程】
学内実習家庭訪問の様子
【助産師課程】
学内実習分娩介助の様子
実習室・大学施設
実習室
3階 基礎看護学実習室
5階 実践看護学実習室
6階 地域保健看護学実習室
図書館
授業期間中の開館時間は、平日9時から21時です（長期休業期は17時まで）。利用のルールを守り有効に活用してください。
保健管理センター
情報基盤センター
カリキュラムモデル
1年生
- 生命科学入門（一般基礎・選択）
- 生体観察実習（専門基礎）
- 手話入門（実践編:医療手話）（一般基礎・選択）
- 看護学概論（専門）
2年生
- 基礎看護技術学Ⅲ（専門）
- 早期体験実習Ⅱ（専門）
- 母性看護学（専門）
- 基礎看護学実習Ⅱ（専門）
3年生
- 実践看護技術学Ⅰ（成人）（専門）
- 家族看護論（専門・選択）
- 地域包括ケア実習（専門）
- 母性看護学実習（専門）
4年生
- 高齢者看護学実習（専門）
- 在宅看護学実習（専門）
- 助産学実習（助産師・選択）
- 公衆衛生看護学実習（保健師・選択）
在学生の生活例
8時00分
起床
身支度、教科書の準備や授業で使うユニフォームの準備、さらに部活のものを用意したりなど、朝はバタバタしていることが多いです。
9時20分
登校
実家暮らしで大学まで少し距離があるので、約15分ほどかけて車で通っています。
9時50分
午前の講義開始
午前中の講義は、主に座学で受けています。
1コマ60分ですが、早く終わることもあります。
12時00分
ランチ
昼食は基本的に学食を食べています。さまざまなメニューがありますが、日替わりの定食が個人的には好きで、毎日今日の定食は何かと楽しみに午前の講義を受けています。
昼食が済んだらデザートなどを食べながらゆっくりしたり、次の授業の準備をします。
13時00分
午後の講義開始
ユニフォームに着替えて、大学内にある演習室で技術トレーニングの授業を行います。
看護学科の仲間と協力して練習しあったり、シュミレーターを使って実践的な練習もします。
16時40分
部活・アルバイト
軟式テニス部に所属しており、週に2回ほど部活に参加しています。部活がある日以外はアルバイトをしています。アルバイトは掛け持ちをしていて忙しく、部活動との両立も大変ではありますが、すごく充実した日々を送っています。
20時00分
夕食
部活終わりやアルバイト終わりに友達と夜ご飯を食べに行くことが多いです。そのため帰宅するのは遅い時間になることが多いです。帰宅後は課題に取り組んだり、メールの確認をしたり次の日の準備をします。
24時00分
就寝