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科長:  
副科長: 安栄 良悟
病棟医長: 齊藤 仁十
外来医長: 上森 元気
外来:
[ 外来1階 ]
1階 13番
入院:
[ 病棟 ]
10階東
 
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トピックス
 
2012年12月10日
難治性てんかん外来を始めました
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診療内容
 
脳卒中、救急疾患  くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞、頭部外傷
脳血管障害  未破裂動脈瘤、頸動脈閉塞、狭窄症、脳血管閉塞、脳動静脈奇形、海綿状血管奇形
脳腫瘍  髄膜炎、神経鞘腫(聴神経腫瘍など)、神経膠腫、下垂体腺腫、脳幹部腫瘍、頭蓋底部腫瘍
機能性疾患  顔面けいれん、三叉神経痛、てんかん、不随意運動
小児脳神経外科  水頭症、二分脊椎、脊髄髄膜瘤
 
診療の特徴
 

 道北地域の唯一の大学病院として、地域の住民のニーズに応える為に、地域の開業医の先生方と病診、病院連携を行い、脳神経外科領域の救急医療、高度医療を提供しています。
 特に脳・神経領域の外科治療を必要とする方々の要求を満たすべく、手・足の痺れを来たす、頚椎、末梢神経の治療も積極的に行っています。

 腫瘍性疾患に関しては、治療の際には術前に脳機能画像(機能MRI、脳白質画像)を行い、ここの例における運動野、言語野を画像化して切除範囲を客観的に決定します。さらに手術中には運動野、言語野を電気刺激することで、より確実に重要な脳機能の温存をしています。その後、化学療法、放射線治療を集学的に行い、よりよい治療成績を達成しています。
 また血管障害に関しては、従来開頭で行っていた脳神経外科手術に、脳血管内治療を取り入れています。くも膜下出血、未破裂動脈瘤には従来のクリッピングに加えコイル塞栓術を、頚動脈狭窄症には内頚動脈内膜剥離術とステント留置術を、患者の全身状態、希望により選択していく、開頭術を行わない治療を積極的に行っています。     

機能MRI:文字読み課題を行うことで、左前頭葉言語野を検出。

脳白質画像:手足を動かす線維の画像化。

術中脳機能モニタリング:運動、言語機能、脳神経などを電気刺激することで、脳機能の損傷を防ぎます。動脈瘤クリッピング時、脳腫瘍摘出時には各症例にとって重要な機能を温存することが可能となります。

血管内治療:近年日本で保険診療が認可された治療法。開頭術をおこなわずに血管病変の治療を行えます。高齢者や全身合併症をもつ症例には積極的に本治療方法をすすめます。
例)コイル塞栓術(1997年に保険診療として承認)

例) 頚動脈ステント留置術 (2008年に保険診療として承認)

  • 脳血管障害:くも膜下出血、脳内出血未破裂動脈瘤、脳動静脈奇形、もやもや病、海綿状血管奇形、頚動脈狭窄・閉塞症、脳主幹動脈狭窄・閉塞症
    −電気生理学的脳機能モニタリングの応用、バイパスを含めた脳虚血の予防、穿通枝の温存
  • 脳実質内腫瘍:神経膠腫、転移性脳腫瘍
    −脳機能画像(機能MRI, 脳白質画像)を融合したニューロナビゲーションの応用、電気生理学的脳機能モニタリングの併用、穿通枝温存を考慮した病変切除、覚醒下手術による言語機能の温存。
  • 頭蓋底腫瘍:髄膜腫、神経鞘腫 等
    −電気生理学的脳機能モニタリングの併用、脳神経、動・静脈の三次元画像化による術前シミュレーションの応用。
 
診断・検査
 

 頭蓋内疾患の手術・治療をするためには、適切な診断・脳機能評価が不可欠です。旭川医科大学病院では、通常のCT・ MRI検査などの他に他の施設では臨床応用が困難な様々な脳機能検査を必要に応じて行っております。
 例えば以下のような技術で、病変と脳の大事な領域との関係を知ることができます。

fMRI(functional MRI, 機能MRI)

 高画質で安定した画像が得られる1.5テスラMRIを用いて、言語課題をしながら撮影することにより、優位半球前頭葉の言語野を同定することができます。

言語課題をしながら撮影したMRI。言語野の血流が増加し、画像で同定されます。

脳白質画像(トラクトグラフィー)

 運動や言語の機能を伝える神経線維を描き、病変との関係を示しています。これにより、障害を出さず腫瘍を最大限摘出するための手術戦略を立てることができます。

腫瘍に近接する脳の神経線維を3次元的に描き、位置関係を示しています。

近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)

 言語課題をすることで言語関連領域で増加した血流を検出。

和田テスト

 脳血管撮影による麻酔薬を動脈注射。

高次脳機能評価

 訓練と早期から集中的なリハビリテーションセンターと提携。

 脳腫瘍に対してはさらに以下のような検査を行い、腫瘍の性質や病態に関しまして詳細な解析を行います。

MRS(MR spectroscopy)

 MRIによる脳組織の代謝状態の観察。

SPECT(Single Photon Emission CT) 脳血流計測

PET(Positron Emission Tomography)(ペット)

 脳組織のエネルギー消費状態を評価。SPECTと共に核医学検査といわれる方法で、腫瘍の性質を詳しく知ることが出来ます。脳腫瘍では、グルコース(ブドウ糖)の取り込みを検査するFDG-PETが保険適応となっています。これは手術前診断のみならず、放射線の影響や再発との鑑別診断などにも威力を発揮します。

 
頭蓋内疾患摘出手術
 

 手術でできるだけ病巣を取り除くことを目的としますが、部位によってはその摘出により麻痺、失語、意識障害などの重篤な合併症が起こる危険があります。そこで上記のような検査所見から脳の大事な領域と病変との関係を同定し、手術で症状を悪化させないよう最善の方法をとるようにいたします。
 この手術は、執刀医はもとより、各分野に精通した医師らによる緊密な協力体制により成り立っております。
  

(上図)機能MRIやトラクトグラフィー、 脳磁図などを統合して画像を作成し、ナビゲーションシステムおよび覚醒下手術を用いています。

 手術中はナビゲーションシステムを用いて腫瘍を正確に摘出していきますが、運動野や言語野、大事な神経線維や血管の走行などと、腫瘍の画像を融合させる技術が安全確実な手術をサポートしています。術中の脳機能のモニタリングとして、運動誘発反応(MEP)、 感覚誘発反応(SEP)、視覚誘発反応(VEP)、聴性脳幹反応(ABR)、脳神経刺激などの電気生理学的モニタリングを適宜行うことで麻痺などの神経症状の悪化を防ぎます。また、言葉の機能を担う領域に近いところの病巣を摘出する際には、患者さんに手術中に目を醒ましていただく麻酔技術を用いて、会話をしながら言語機能を確認しつつ、症状を悪化させない範囲で最大限切除を行います(覚醒下手術)。

 
腫瘍の遺伝子解析と分子・病理診断
 

 腫瘍の病理診断は、脳腫瘍に関して経験豊富な病理診断医によってなされます。さらに、この従来からの病理診断に加えて、最新の科学技術を用いた遺伝子解析や分子病理診断を追加して腫瘍の性質を見極め、適切な術後治療(放射線治療、化学療法など)の選択を行うことを目指しております。
 その一例として、乏突起細胞系腫瘍の患者様に対しては、腫瘍における染色体1番短腕、19番長腕の欠失を全例において調べ、診断と治療選択の参考にしています。

 
放射線治療
 

 悪性神経膠腫の多くは、術後に放射線照射と化学療法を行うことで生存期間が延長することが証明されており、標準的には腫瘍局所に総線量60Gy程度を分割照射します。旭川医科大学病院では、放射線科と共同で高性能放射線照射装置を用いコンピューターで照射野を計算して精密な照射を行っています。

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