国立大学法人 旭川医科大学病院

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科長:柳 靖雄
科長: 柳 靖雄
副科長: 十川 健司
病棟医長: 大前 恒明
外来医長: 西川 典子
外来:
[ 外来1階 ]
1階 11番
入院:
[ 病棟 ]
8階東
 
外来診療担当医表
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概要
 

 眼科学講座は、旭川医科大学開学後に就任された初代保坂明郎教授によって講座の基礎が築かれ、平成4年に2代目吉田晃敏教授(平成19年より本学学長)が就任、平成30年に3代目柳靖雄教授が就任した。
 当教室は吉田学長の専門である網膜硝子体疾患である糖尿病網膜症、黄斑疾患をはじめとして、角膜、エキシマレーザー、緑内障、斜視、ぶどう膜炎、未熟児、ロービジョン、画像診断と様々な専門外来を有しており、幅広い分野にて各疾患の診断・治療・臨床的研究に力を注いでいる。近年眼科領域で発達の著しい画像診断部門では、最新の機器を複数台有し質の高い診断が可能となっている。また、他施設にはない眼循環測定装置を有しており、糖尿病網膜症および網膜血管閉塞疾患の病態に関する基礎的・臨床的研究が活発に行われている。このような体制のもと、初期研修および後期研修において、幅広い臨床経験と各分野での高度で専門的な知識と技術の習得を目標とし、幅広い分野で優れた力量を有する総合力のある眼科医育成を目指している。
 当教室で経験を積んだ医師を、道内各地の様々な関連施設へ常勤医として派遣し、高度な知識に基づいた医療を行い、地域の住民より高い評価を受けている。また、関連施設同士あるいは大学病院との遠隔医療システムの構築も進んできている。

 
診療内容紹介
 

 眼科では1週間を通して初診を受け付けていますが、基本的には月・水・金を中心に初診患者を診察し、再来では一般再来と各専門外来で診察を行っています。各専門外来は予約制となっており、当院初診後に振り分けられます。

 
糖尿病外来(眼科)
 

 旭川医大眼科では、糖尿病に対する定期的な眼底検査と治療を行うために糖尿病外来を開設しています。糖尿病網膜症は中途失明(成人の失明)の主因となっていることは、よく知られていることでありますが、かなり重症になるまで視力低下などの自覚症状はありません。糖尿病による失明予防のためには血糖コントロールが基本であることは言うまでもありませんが、定期的な眼底検査も必要不可欠です。
 当院眼科では、従来から行われている一般的な眼底検査や造影検査のみならず、循環外来(詳細な内容に関しては循環外来の項を御覧ください)担当医師と協力して、希望された方を対象として網膜循環(網膜の血の巡り)を測定しています。網膜循環を測定することにより、網膜に対する糖尿病の影響をより早期に検知することができ、発症より早期に網膜内の変化をお伝えすることができます。検査には、痛みを伴うことはありませんので、希望が有りましたら、我々にお伝えください。
 また治療に関しては、従来から行われている進行した糖尿病網膜症に対する光凝固治療や硝子体手術のみならず、ステロイドや抗VEGF抗体などの薬物を硝子体注射(眼内に注射)するなど、新しい治療法にも取り組んでいます。個々の症例に合わせて、最良の治療法を提案させて頂きますので、不明な点がございましたら、ご遠慮なくお申し付けください。
 当院の外来は、予約の具合によっては大変込み合うこともあり、予約外で緊急な治療を要する患者さんも多数来院されます。このため予約時間通りにならないこともあり、来院された皆さんに大変ご迷惑をおかけすることもあります。よりよい外来を構築するために精進する所存でありますので、皆様方のご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 
黄斑外来
 

黄斑とは?

網膜の中心に位置し、眼の中に入った光が焦点を結ぶ場所を黄斑といい、文字や色を識別するために重要な細胞が集まっている場所です。良好な視機能を保つ上で最も大切な場所と言えます。

黄斑部の疾患名は?

加齢黄斑変性
強度近視、網膜色素線条症や中心性滲出性網脈絡症に伴う血管新生黄斑症
黄斑円孔
黄斑前膜
中心性漿液性脈絡網膜症
などの黄斑部に異常をきたす疾患があります。

黄斑疾患の症状は?

物がかすんで見える
物がゆがんで見える
視力が低下した
中心部が見づらい
物が小さく見える又は大きく見える
このような症状を自覚した場合は眼科で検査を受けることをお薦めします。

検査は?

黄斑部疾患に対し診察、治療する上で大変有用となる多くの最新眼科機器を取り揃えています。
視力検査や眼底検査などの一般検査を行った後、必要に応じて以下の検査を行います。
蛍光眼底造影検査(HRA):2種類の造影剤(フルオレセイン及びインドシアニングリーン)の同時撮影が可能
光干渉断層計(OCT):網膜の断層像を詳細に得ることが可能。現在4種類のOCTが稼働中。
走査レーザー検眼鏡(F10):通常の眼底検査では捉える事が出来ない小さな病変部位も観察可能
マイクロペリメータ(MP-1):眼底を観察しながら視野検査が可能
多局所網膜電図:網膜の局所的な機能の評価が可能

治療は?

それぞれの検査結果から総合的に診断をした後、硝子体手術、レーザー治療、薬物療法による適切な治療を行います。特に、近年増加傾向にある加齢黄斑変性に対しては、以前から行われているレーザー治療に加えて、平成16年からは光線力学的療法(PDT)、平成20年からは薬物(抗VEGF抗体)の硝子体内注入も行えるようになり、最新の治療を行っています。血管新生黄斑変性に対しても十分なインフォームドコンセントを行った後、抗VEGF抗体の硝子体内注入を行っています。

 
未熟児網膜症外来
 

 当科では、月曜の午前中に、旭川医大の新生児集中治療室(NICU)の病棟に出張し、未熟児網膜症の疑いのある新生児に細隙灯検査、眼底検査を実施しております。さらに慎重な経過観察が必要な症例には、週2〜3回の診察を行っております。未熟児網膜症は、在胎週数34週未満、出生体重が1800g未満の低出生体重児が、生後3〜6週ごろに発症しやすい網膜の血管の未熟性に基づく疾患です。網膜血管は、胎生9ヶ月頃にほぼ完成するとされていますが、それ以前に出生した場合、眼球内での酸素濃度を含めた環境の変化で、網膜血管の異常成長をきたし発症します。悪化すると網膜剥離に進行し失明の危険にさらされます。近年、未熟児管理が進歩して低出生体重児の生存率が高くなるにつれ、重症の未熟児網膜症症例は増加しております。進行例に対しては、双眼倒像を用いて、新生児の負担を最小限にした、レーザー治療を心かげております。さらに、網膜剥離まで進行した症例には、冷凍凝固、バックリング術、硝子体手術などで対応します。
 治療時期の見極めが大変重要ですが、自然治癒の可能性を十分考慮しながら、治療効果の適正時期を逃さぬよう細心の注意を払って診療を行っています。午後からは、レーザー治療を受けた未熟児網膜症患者を中心に、NICU退院後の眼底検査を予約にて適宜行っております。

 
緑内障外来
 

 緑内障は現在失明原因疾患の第1位です。また近年行われた疫学調査によると、40歳以上の緑内障有病率は5.0%であり、約20人に1人が緑内障に罹患していることが明らかになりました。緑内障には様々な病型が存在し、治療法も病型によって異なります。例えば、開放隅角緑内障は薬物治療、閉塞隅角緑内障はレーザー治療、続発緑内障は原疾患(ぶどう膜炎、糖尿病網膜症など)の治療が第一選択となります。薬物療法やレーザー治療で調整できない緑内障に対しては手術を行うこともあります。従って緑内障治療では適切な病型診断が不可欠なのです。当院緑内障外来では全ての医師、スタッフが緑内障診断に習熟しており、また最新の画像診断装置を併用することにより、さらに精度の高い緑内障管理を行っています。緑内障手術も年間約100例行っており、経験豊富な医師による施術と術後管理を受けることが可能です。

 
角膜・涙道外来
 

「目の表面とドライアイについて」

  角膜は目の表面のいわゆる「くろめ」のことをいいます。角膜は、目の中に光を通すためにいつも透明で正しい形を保っている、とても精巧に出来たレンズです。
角膜を透明に保つためには涙液がかかせません。涙液はつねに目の表面をうすくおおい、角膜にきずが付いたり、ごみや雑菌が入ったりしないようにしています。涙液のようすが壊れると、角膜の透明性や形がくずれ、正しくものがみえなくなります。
 「ドライアイ」という状態が広く知られるようになりました。涙液が不足したり、性質が整わなくなったりすると、角膜がうまく働きません。涙液のようすを健康に保つことはとても大切なことです。
角膜涙道外来では、皆さんの目の表面が健康であるかについて診察をしています。目が乾く、ゴロゴロする、痛みがある、涙がでなかったり、出過ぎたりするといった症状はドライアイかもしれません。
ドライアイのみなさんには人工涙液や角膜保護剤といった点眼薬を処方します。症状に合わせてその分量や種類を調節して用います。また、涙点プラグや涙道留置チューブといった、涙のたまっている量を調節する処置をすることもあります。ドライアイの症状は生活習慣でも大きく変わりますので、生活指導も組み合わせています。

「角膜移植について」

 眼科医は患者さんの目を守るべく日頃の診察を心がけていますが、病気の種類や程度によっては重い後遺症が残ってしまうこともあります。角膜が病気やけがで濁ってしまい、視力が低下してしまった場合、角膜の透明性を取り戻す方法に角膜移植があります。
眼に病気をしたことのない方が亡くなったとき、角膜を提供するご意志が有る場合、献眼が行われます。献眼とは、その方の死後、病気の人のために角膜を提供することです。こうして提供された角膜は、精密検査によって手術にふさわしいかを調べた上で、角膜移植を待っている患者さんに公平に分配されます。ひとりの提供者から2つの角膜が得られますので、2人の患者さんの光を取り戻すことが出来ます。
 角膜涙道外来では、角膜の病気で移植を待っている患者さんの診察と手術を行っています。また旭川医大アイバンクを組織し、角膜提供者の登録、献眼の増加のための啓発活動を行っています。

 
エキシマレーザー外来
 

 エキシマレーザーを用いた屈折矯正手術は、主に近視や乱視の矯正を目的とした治療で、術後も長期間安定した効果が得られます。2000年1月、当時の厚生省の認可にあわせ、旭川医大では国立大学で初めて本装置を導入し、手術を開始しました。エキシマレーザー屈折矯正手術はレーザーを用いて角膜中央部の組織を切除することで、角膜の形状を変化させ、近視や乱視の矯正を行うものです。2000年8月からは痛みが少なく、視力回復の早いLASIK(レーシック)手術をいち早く導入し、良好な手術成績を得ています。近年、LASIKは眼鏡やコンタクトレンズに代わる選択肢として、広く普及しつつあります。手術時間は両眼合わせて約15分程度です。近視の程度や角膜の厚みによってはLASIKを行うことが難しい場合もありますが、中等度位までの近視の場合、95%以上の方が術後1.0以上の裸眼視力(メガネなしの視力)を得ています。

 
眼循環外来
 
 

「循環」とは、生命活動の維持に欠かすことのできない血液を全身の臓器に輸送するシステムを言います。脳梗塞や心筋梗塞のように循環システムに問題が生じますと、重篤な組織へのダメージが引き起こされます。我々の専門分野である眼におきましても、このような循環に異常が生じて視力に重大な影響を及ぼす病気がいくつもあります。

  • 糖尿病網膜症
  • 網膜動脈閉塞症
  • 網膜静脈閉塞症
  • 加齢黄斑変性
  • 緑内障

これらは眼循環異常との関連が指摘されている眼の病気です。

 旭川医大眼科では開設当初よりこの眼循環を定量的、すなわち血圧や血液データと同じように数字で評価することを試みてきました。なかでもレーザードップラーを用いた眼循環測定法に着目して、企業との共同開発などにも携わりながら独自の観点から独創的な研究を行い、そこから得られた成果を学会発表や論文にして世界に発信し続け、国内はもとより海外でも高い評価を得ております。
 当外来では、このような患者さんにはご希望があれば眼循環検査を行います。検査は非侵襲的(痛みを伴わない)で、短時間(10分程度)で終了します。結果は、体重や血圧と同じように、数値で出てきます。正常範囲がありますので、正常なのか少し低下しているのかがすぐわかります。最近の研究では、血糖や血圧コントロールの状態によっても眼の血流が変動することがわかっており、生活習慣の改善に取り組む上での努力目標の一つにもなると思います。詳しくは、担当医までお気軽にお聞き下さい。

 
SLO外来
 

 視機能の評価、形態的評価を行う外来で、主に黄斑疾患における詳細な検査を行っています。特殊な装置を用いた局所視力や、視力以外の機能評価、最先端の装置を用いた形態変化評価を行っています。この専門外来は、直接ではなく主に主治医からの紹介となります。

 
ロービジョン外来
 

 現代の眼科学の進歩をもってしても、疾患によっては重篤な視機能障害からの回復には限界があります。そのような患者さんに対し残された視機能をいかに使えるのか、そのためにどのような補助が必要なのかを評価しケアを行う専門外来です。具体的には、ルーペや単眼鏡あるいは拡大読書器といった拡大することによって物を見やすくする補装具の選定や、視力を低下させずにまぶしさを取り除く遮光眼鏡の処方、文章を見やすくする補助となるタイポスコープの紹介などを行っています。一人一人に時間をかけてケアを行うため予約制となっておりますので、初診の方はまず旭川医大眼科を受診して頂き、診断と視機能評価を行った後に主治医から紹介となります。

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