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出産から育児まで
■入院中のお部屋
◆室料(1日につき)の1日とは
午前0時から午後12時までのこと
「午前0時を境にして1日」としますので、午後に入院した場合でも1日の計算となります
◆病室タイプ
個室の事前予約不可
ご希望に添えない場合もありますので、ご了承ください
※帝王切開の場合:手術当日、手術後1~2日は個室になります
■お産について
お産の主役は妊婦さんです。
妊娠中に考えたバースプランをもとに、安全で快適な分娩が提供できるよう
心がけています。
産婦人科および新生児科医師が24時間待機しており、緊急時には迅速に
対応する体制も整っています。 ・経膣分娩:全てLDRでの分娩になります
※ Labor Delivery Recovery (陣痛・出産・回復)
・予定帝王切開術の方:帝王切開予定日の前日から入院していただきます
経膣分娩の方だけではなく、帝王切開でも希望された方には早期母子接触を実施
※当院では希望の無痛分娩は実施しておりません
■お渡ししているもの
出産で入院される際に、皆さまのご負担を減らすため「お産セット」
「アメニティセット」をお渡ししています
★お産セット
ベビーソープ、臍帯箱、ベビー用綿棒、産褥ショーツ3枚、産褥用・昼用ナプキン
産後パット、新生児おむつ2袋、おしりふき2袋
★アメニティセット
バスタオル、フェィスタオル、お箸、コップ、上履き
ポーチ(ボディウォッシュタオル、ヘアブラシ、歯ブラシ、歯磨き粉、歯磨き用コップ
シャンプー、リンス、ボディーソープ、綿棒、コットン、ヘアゴム)
★各自で用意していただくもの
診察券、母子健康手帳、健康保険証、印鑑、筆記用具、ファミリーブック
箱ティッシュ、スプーンストロー
ショーツ又は生理用下着枚数、母乳パット、授乳用ブラジャー
バスタオルもしくは大きめのタオル1-2枚、バスマット
イヤフォン、爪切り(大人用・赤ちゃん当)
退院時のbaby服、おくるみ
※帝王切開の方:手術用腹帯
※現在、内服している薬、吸入薬、注射血糖測定器など
■費用について
・出産費用は、上記「分娩介助料」に入院費用が加算
例)正常分娩で6日間入院した場合 25万円程度加算
・退院時にお支払いして頂く金額は・・・
出産費用と出産育児一時金(50万円)との差額になります
※出産育児一時金の直接支払制度をご利用した場合
・分娩時間、処置内容、入院期間によって加算される場合あり
・切迫早産、早産、つわり、胎児異常、手術等の入院は保険適応の対象
・基本的に出産に関する費用は全て自費
支払いは現金およびクレジットカードがご利用できます
■産後について
経膣分娩の方も帝王切開の方も、出産当日から母子同室を行い赤ちゃんが
おっぱいを欲しがる時に授乳できるようにお手伝いをします。
母子同室中にスタッフがお部屋に伺い、お母さんの体調を伺いながら
おむつ交換・抱っこ・授乳などの育児を安心して行えるようお手伝いします。
毎日、新生児科医師による赤ちゃんの診察をお母さんの傍で行っています。
日々の赤ちゃんに対する心配を、助産師だけではなく新生児科医師にも
気軽に相談できます。
入院期間は通常、経膣分娩が産後5日間、帝王切開が産後6日間
(退院は前後する場合があります)
赤ちゃんがNICUやGCUに入院となった場合
搾乳を行ったり、面会を行ったりと育児手技を獲得することができるように
お手伝いしています
詳しくはNICU、GCUのページをご参照下さい
■入院中のお食事
様々なアレルギーに対応したお食事を管理栄養士が考え提供
アレルギーのある方を含めた全員に「お祝膳」を提供
(合併症のある方で医師の許可が得られない時には提供できない場合があります)
■入院や出産された方の声
🙂 皆さんに親身になってサポートして頂き有難い限りでした。
初産の時にこそ!ここでお世話になりたかったと思うほど初日から母の体調に
寄り添ってくれるのがとても良いと思いました。
昔は大きな病院は手厚くないというイメージでしたが、全く違いました。
🙂 2人の子どもをここで産めて幸せでした
🙂 出産してからは何が何でも子どものお世話優先と思っていたのですが、私の体調の
事を考えてくれてすごく助かりました。
🙂 初めてのお産でしたが、とても安心できました
🙂 助産師さんたいの手厚い看護にお陰で、出産を乗り越えることができました。
コロナ禍での制限を感じさせないサポートでした。
陣痛から分娩中の丁寧かつ的確な声かけやマッサージだけではなく、とても優しく
安心感あり支援をして頂きました。
🙂 術後、なかなか離床が進まず、隣にいる赤ちゃんのお世話が出来なかったのですが
寝たきりでも授乳の介助や添い寝の手伝いをしてくれてとても嬉しかったです。
🙂 初めての出産と育児のため、本当に何もわからない状態のところから、家に
帰ってもなんとかやれそう!と思えるところまで、皆さんに根気よく教えてもらえました。
🙂 切迫早産での入院中は産前の心細さや不安、産後では授乳の大変さを親身になって
話を聞いてくれたり、アドバイスなど最大限を尽くしてくれる姿勢にとても励まされました。
母乳育児
赤ちゃんにとって母乳は、 免疫力を高めたり病気のリスクを減らし、匂いや味によってストレスを癒し、親子の絆を深め、 成長により良い効果があります。 当院では妊娠中から母乳育児についてお母さんと一緒に考え、母子にとってより良い母乳育児が 出来るように助産師外来でお話をしています。
産後も24時間母子同室を行い、スタッフがお部屋に伺い母乳育児をサポートしています。
早産で赤ちゃんがNICUやGCUに入院したり、他院で出産し事情によりお母さんだけ当院に
入院した場合など、母子分離になってしまった母子には、搾乳や早産児に対する授乳について
説明したり、専用の搾乳機を使用して、母子分離中でも母乳育児ができるように支援しています。
■母乳育児のメリット
👶母乳の出すことで、出産後の子宮を元の状態に戻す力が働き、回復をより良くします
👶初乳(一般的に産後一週間以内に分泌される母乳のこと)は赤ちゃんの腸内環境の改善に
役立ちます
👶免疫効果を高める成分や成長に必要な必須アミノ酸や微量元素、電解質(亜鉛・鉄・カルシウム
リン・ナトリウム)を含み、病気の発症のリスクが減り、成長により良い効果があります
👶早産児の場合は、特有の合併症発症リスクが減ります
👶物品の購入が不要で経済的であり、災害時にも赤ちゃんへの栄養補給が可能でお母さんと
赤ちゃんのストレスを和らげます