Vol.7 July 2025 | |
旭川医科大学に関わるすべての皆様方に本学の活動状況を定期的にお知らせしたい、本学をもっと知っていただきたい、そんな思いで毎月1回ニュースレターを配信しています。
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Contents
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・○○目線
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Vol.7は2期目の「学長目線」
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・ニュース
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◎今月はココに注目!「からだサポート外来」開設
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・イベント情報
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市民公開講座、公開講座申込受付中
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・病院からのお知らせ
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面会制限解除、後払い会計アプリ登録サポート |
・学長#ひとりごと
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読書
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○○目線
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暑中お見舞い申し上げます 学長 西川 祐司
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全国的に例年以上に暑い夏を迎えていますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?旭川でも近年は夜間の気温があまり下がらず、寝苦しい日が多くなってきたような気がしています。どうぞお体に気を付けて夏を乗り切っていただくようお願いいたします。
7月から新執行部による大学運営が始まりました。国立大学、大学病院に対する強い逆風が吹いていますが、希望を持って積極的に施策を行っていきたいと思います。中央教育審議会の答申では高等教育システムの再構築として、「知の総和」の向上を目指すことが謳われ、質保証、規模適正化、アクセス確保が強調されていますが、本学として着実に対応していく所存です。開学後50数年が経過し、本学の使命の重要性は増しており、地域からの期待度もさらに大きくなっている実感があります。 今月、「今後の医学教育の在り方に関する検討会第三次取りまとめ」が公表されました。運営、財務・経営改革、診療改革、地域医療への貢献、研究改革、教育改革の項目でさまざまな提言が示されていますが、いずれも私たちがこの3年間で取り組んできた課題であり、これから執行部、そして大学全体でさらに気を引き締めて立ち向かい、一目置かれる魅力的な国立医科大学を目指していきます。 上記取りまとめには、今後の重要な方向性として「大学病院の医師が国外を含む他機関との連携・交流を行いながら、個性を発揮しつつ誇りをもって活き活きと活躍できる姿を目指すべきである」と記載されています。本学は日本最北に所在する医科大学で、広大な道北・道東地域の保健・医療・福祉を支えるという明確な個性を持っていることは言うまでもありません。しかし、本学だけで使命を達成することはできないことも確かです。北海道、旭川市、道北・道東の各自治体、道内の高等教育機関と密接な協力関係を築くとともに、日本全国にネットワークを形成していきたいと思います。4月には国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBN)(茨木市)との連携大学院協定を結びました。また、山口大学、秋田大学、香川大学、鳥取大学と医学研究の連携協定を締結することになり、8月1日に東京で調印式を行います。さらに、本州の大学と地域医療に関する連携協定の準備も進めています。本学の新しい展開としてご期待ください。 今後とも本学をあたたかく見守っていただき、ご支援いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。 |
内科学講座(消化器内科学分野)の高橋賢治講師とH.U.グループ中央研究所の研究グループは、H.U.グループ中央研究所が開発した細胞外小胞関連基盤技術「EViSTEP(Extracellular Vesicle isolation and Storage Technology Platform)」を活用し、膵がんの早期診断をめざす共同研究体制「膵がん早期診断コンソーシアム」を発足しました。本コンソーシアムには、旭川医科大学、JA 尾道総合病院、広島大学、東京慈恵会医科大学が参画し、診断技術の社会実装をめざして取り組みます。 詳しい内容はこちらから、H.U.グループ中央研究所のプレスリリースをご覧ください。 |
膵がんの早期診断をめざしたDNAシーケンサーを開発
~分子診断の社会実装に向けて、共同研究講座による技術開発に期待~ |
内科学講座(消化器内科学分野)の水上裕輔教授と共同研究講座「先進ゲノム地域医療講座」の玉村伸恵氏、札幌東徳洲会病院医学研究所の小野裕介部門長(共同研究講座 客員准教授)らの研究グループは、株式会社日立ハイテクと共同で、従来のDNAシーケンサーよりもダイナミックレンジを大幅に拡張した新型DNA解析装置の臨床応用に向けた研究を行いました。
本研究成果は、2025年7月1日(火)に国際学術誌「Scientific Reports誌」に掲載されています。 本装置の開発により、今後は、検出可能な変異の種類をさらに拡充し、簡便かつ低コストな分子診断技術としての社会実装が期待されます。 詳しい内容はこちらからご覧ください。 |
「学校検診で体重を指摘されたけれど、何か問題なの?」 |
「市民公開講座」申込受付中! | |
日時 2025年8月24日(日)14:00~ 会場 旭川医科大学 緑が丘テラス2階 病院会議室 講演 14:00~ 「病理医ってどんなひと?~病理診断のはなし、病理研究のはなし~」 旭川医科大学病理学講座(腫瘍病理分野) 教授 高澤 啓 講演 15:00~ 「肝がんってどんな人がなりやすい?どんな治療があるの?」 旭川医科大学外科学講座(肝胆膵・移植外科学分野)教授 横尾 英樹 定員 先着90名 こちらからお申し込みください。 |
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令和7年度旭川医科大学「公開講座」 申込受付中! 全体テーマは「健康寿命100歳を達成するための秘訣」 |
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受講料有料・全5回のシリーズです。これまでの講習料金を改め、1回ごとに500円のワンコイン方式になりました。当日受付にて現金にてお支払いいただきます。 学生は300円、小中学生は無料です。 |
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第1回 9月3日(水) 精神医学講座 橋岡 禎征 教授 「人生100年時代に知っておきたい認知症について」 第2回 9月10日(水) 歯科口腔外科学講座 吉田 将亜 准教授 「口腔と全身疾患」 第3回 9月17日(水) 腎泌尿器外科学講座 沼倉 一幸 教授 「前立腺癌」 第4回 10月2日(木) 内科学講座(循環器・腎臓内科学分野)中川 直樹 教授 「未来の健康は血圧から! 元気と長寿を手に入れる秘策」 第5回 10月9日(木) リハビリテーション科 大田 哲生 教授 「よーく考えよう運動は大事だよ ~リハビリテーション医療からみた日本の明日~」 |
◎その他、旭川医科大学、旭川医科大学病院では地域の皆さん、患者の皆さんに向けてさまざまな講演やセミナー等を行っています。
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入院患者さんへの面会について |
従前より感染対策のため入院患者さんの面会制限を設けておりましたが、令和7年7月18日(金)から制限について解除し、併せて面会に関する取扱いを変更いたしましたのでお知らせします。 詳しい内容はこちらからご確認ください。 |
~Wellcneアプリ登録サポートブース設置のご案内~ |
本院では株式会社プラスメディが提供する通院支援アプリ「wellcne(ウェルコネ)」を活用して、後払い会計サービスを導入しております。本サービスを利用すると、外来受診した患者さんは、料金計算を待つ必要がなくなり、また、料金はアプリに登録したクレジットカードで自動的に決済されるため、診察終了後スムーズに帰宅できるようになります。 |
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令和7年8月18日~8月29日(平日9時~16時)の間、本院正面玄関ロビーにアプリサポートブースを設置いたします。アプリサポートブースでは、担当者がアプリを登録するサポートやアプリに関する説明、相談等を行います。 「登録の操作方法を誰かに教えてほしい」「アプリでのクレジットカードによる引き落としに不安がある」「興味はあるけどリーフレットだけではよくわからない」等、アプリについて興味や疑問点がある方は是非、この機会にアプリサポートブースへお立ち寄りください。 後払い会計について詳しくはこちらからご覧ください。 |
海の日にグレゴリー・ケズナジャットさんの新作『トラジェクトリー』を読みました。月面着陸を実現したアメリカに憧れる高齢日本人男性とテネシー州から脱出して日本で英語を教えるアメリカ人青年のはかない交流を描いた短篇小説です。奇しくも本が届いた7月20日はアポロ11号が月に着陸した日でした。 | |||
▲中央玄関のあじさい (屋上から撮影) |
旭川医科大学基金は、旭川医科大学における教育及び研究活動の充実を図るとともに、地域に根ざした医療・福祉のさらなる向上を目指すことを目的としています。人口減少、少子高齢化が急激に進むとともに、社会情勢が激変する困難な時代ですが、私たちは、地域の皆様に信頼され、誇りに思っていただける旭川医科大学を目指して全力で取り組みます。本学のこれからの歩みに期待していただき、皆様の温かいご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。 基金について詳しい内容は こちらから |
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基金の支援事業で、ベトナム医療援助ボランティア活動参加学生の渡航をサポートしました。海外医療援助活動については病院ニュース第172号に掲載しています。詳しくはこちら
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<New!>大学概要 <New!>旭川医科大学研究フォーラム <New!>大学広報誌「かぐらおか」Web版 ●病院広報誌「病院ニュース」 こちらからご覧ください。 |
日頃から本学の活動にご支援・ご協力をいただき誠にありがとうございます。 クラウドファンディングへのご支援や本学公開講座等の申込時に、本学からのご案内の受け取りを希望しご登録いただいた方々へ、ニュースレターをお届けしています。 今後もニュースレターのほか基金の活動や各種講演会等のご案内もお届けしていく予定です。 |
旭川医科大学ニュースレター
発行:旭川医科大学 お問合せ:kouhou@asahikawa-med.ac.jp(総務課広報・社会連携係) ※ニュースレターに関することのお問合せ窓口です。その他のお問合せはこちらをご覧ください。 〒078-8510 北海道旭川市緑が丘東2条1丁目1番1号 |