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1973年11月に新設の国立医科大学として設置された本学はまもなく開学53周年を迎えます。今年は1996年に併設された看護学科が30周年を迎えるとともに本学の基金が設立されて10周年となる記念すべき年になりました。本学は、有能で献身的な医師、看護職者を養成することおよび医学・看護学の発展に貢献することを理念として掲げ、道北・道東の医療の要としての自覚の下、教育・研究・診療に努力を続けてまいりました。これまでの皆さまのあたたかいご支援に衷心より感謝申し上げます。
道北・道東地域は、厳しくも美しく豊かな自然に恵まれた魅力的な土地であるとともに日本の食糧生産拠点としてかけがえのない存在ですが、急激な人口減少、少子高齢化の波が押し寄せ、危機的な状況に陥っています。本学はこの地域において保健・医療・福祉の面から人々を支える最後の砦として大きな責任を担っています。マルチタスク型地域医療医育成、内科合同会議による効果的な医師派遣、外科合同会議による外科医養成、看護職キャリア支援、医療的ケア児支援体制構築など独自の工夫をこらすとともに、自治体や他の道内医育大学と密接に協力し、これから私たちが迎える新しい時代に立ち向かっていく所存です。
本学は、地域医療への貢献に加え、医学・看護学研究を積極的に推進していきたいと考えています。私は、地方大学における真摯な研究活動からも独自性の高い研究を世界に発信できると信じておりますし、実際、本学の研究者はそのような研究活動を実践し、存在感を示してきました。同時に、本学と本州・四国の4国立大学との研究連携(アライアンスファイブ)、大阪の基盤研との連携大学院、横浜市立大学との包括連携などを通し、他大学や研究機関との連携による研究の発展も目指しております。また、学生や研究者の海外派遣・留学による研究の活性化にも引き続き取り組みます。
この10年の間、上記の私たちの活動は本学基金により多岐にわたる側面から支援していただきました。また、本学基金を通じたクラウドファンディング(CF)で、研究活動(2件)、臨床支援、ドクターカー購入に対して、私たちを鼓舞するたくさんのメッセージとともに目標を大きく上回るご寄附をいただきました。現在、眼科内視鏡を用いた先端医療導入に関する第3弾のCFが進行中です。さらに、開学50周年に際しては、特別基金のご支援で長年の懸案であった学生食堂、学生セミナー室、保健管理センターを含む福利厚生施設の改修が実現できました。学生ロッカーの更新を目指す看護学科開設30周年記念事業へのご協力もぜひよろしくお願いいたします。
この地に旭川医大があって良かったと、皆さまに心から思っていただけるよう、教職員・学生一同努力を傾けて参りますので、引き続き本学へのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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