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私たちは「五感」すなわち視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚を使って情報を収集しますが、そのうちの80%は「見る」ことから得られていると言われおり、「見る」ことは日々の営みを支える大きな力となっています。超高齢社会の今、視機能を守ることは、一人ひとりが自分らしく暮らし続けることを守ることにほかなりません。
旭川医大眼科の診療圏は、上川・空知・宗谷・オホーツクと広大で、毎日たくさんの患者様が全道各地から受診されています。昨年度は1,665件の手術を行いましたが、うち332件(20%)は緊急手術であり、休日や夜間に及ぶ事も少なくありません。どこに住んでいても、都市部と同じ水準の眼科医療を受けられる、それを北海道の地で実現し続けることが、本学眼科の使命であります。
私たち大学病院の眼科には、日々最善を尽くして目の前の患者さんを治療するとともに、新しい治療法を開発・検証し、その技術を次の世代へ伝えていく責任があります。しかしながら、大学病院を取り巻く経営環境は厳しく、新しい医療機器の導入は容易ではありません。このままでは、熱意を持った若い医師が大学病院を離れてしまうことも危惧されます。そうなれば、現状の眼科医療水準を維持することすら難しくなると予想されます。
このたび講座として初めてクラウドファンディングに挑戦します。目指すのは「眼内内視鏡」と「手術支援ロボット」の導入です。眼内内視鏡は、角膜の濁りで顕微鏡では眼の中が見えにくい症例や重い外傷でも、眼内を直接観察しながら、眼球への負担を抑えた手術を可能にします。手術支援ロボットは内視鏡を安定して保持し、術者が両手で精密な操作に集中できる環境をつくります。
治療の選択肢を待つ患者さんと、新しい技術を学びたいと願う若い医師たちのために、今こそ一歩前に踏み出すことを決めました。当科の大坪医師が道外で研鑽を積んできたこの技術を、一人の医師のものにとどめず、旭川そして北海道の財産として根づかせたいと考えています。そして、ここで学んだ医師が道内各地、そして全国へと巣立ち、それぞれの地域で患者さんの「見る」を守っていく。その好循環を、ふるさと旭川から生み出したいと願っています
10月1日よりREADYFORにて寄附の受付を開始いたします。皆さまのご理解と温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。
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