タイトルバナー
Vol.16 April 2026
 
旭川医科大学に関わるすべての皆様方に本学の活動状況を定期的にお知らせしたい、本学をもっと知っていただきたい、そんな思いで毎月1回ニュースレターを配信しています。
 
Contents
・○○目線 「図書館長目線」
・ニュース 北海道社会貢献賞受賞・入学式挙行
・今月はココに注目! 図書館常設展示コーナー「作家・大崎 善生 氏」
・イベント情報 講演会やセミナー情報、更新されています。
・病院からのお知らせ 「入院セット」導入・「円形脱毛症外来」開設
・深掘りします パルスオキシメーター展示コーナー
・学長#ひとりごと さくら
 
 
○○目線 パチクリ目のマーク
Vol.16は図書館長目線
図書館長 藤谷 幹浩
(内科学講座消化器内科学分野 教授)
 

「これからの図書館像」

大学図書館はこれまで、学術雑誌や本を集めて保管し、研究者や学生に提供する「知識の集まる場所」としての役割を担ってきました。しかし現在、その役割は大きく変わりつつあります。

いまは年間に何百万本もの論文が発表される時代です。そのため、単に情報にアクセスできるだけでは不十分で、「必要な情報をどう見つけ、どう活用するか」が重要になっています。

たとえば、多くの研究結果をまとめて解説するには、単なる文献検索だけでなく、専門的な検索方法や複数のデータベースを組み合わせた調査が欠かせません。図書館はこのような解説文の作成においても、AIを活用して論文の要点をわかりやすく示したり、自動で分類したりする取り組みを進めています。また、研究データの保存や共有を支援する仕組み(データ管理計画)を整えるとともに、誰でも論文を読めるようにするオープンアクセスの推進にも力を入れています。

さらに、研究成果を実際の社会に役立てていくことも重要です。論文発表後に関連する特許や最新技術の動向を迅速に紹介することで、企業との連携や実用化を後押しし、研究成果が現場で活かされるまでの流れを支える基盤づくりを目指しています。

また医療の分野では、最新の治療指針や研究結果にすばやくアクセスできる環境を整えるとともに、知識や技術の学び方に関する情報を体系的に結びつけることで、診療の質の向上と教育の効率化の両立を目指しています。

図書館ディスカッションスペース写真
▲ディスカッションスペース
書架写真
▲書架
 
 
ニュース
吉田貴彦名誉教授が北海道社会貢献賞(国際交流・協力功労者)を受賞しました

令和8年3月27日、令和7年度北海道社会貢献賞(国際交流・協力功労者)表彰式が行われ、吉田貴彦名誉教授が表彰されました。

詳しくは こちらからご覧ください。

 
令和8年度旭川医科大学入学式を挙行しました

4月6日(月)14時より、令和8年度旭川医科大学入学式を旭川市民文化会館大ホールにおいて挙行し、医学科95名、医学科第2年次編入学9名、看護学科60名、合わせて164名の学生が入学しました。

初めての学外会場での開催となった今年度も、多くの保護者の皆さまにご参列いただき、晴れやかな式となりました。

詳しくは こちらからご覧ください。

 
会場入り口
▲会場入り口
学長式辞
▲式辞
 
 
 
◎今月はココに注目!
 
図書館 常設展示コーナー

令和7年3月、図書館南棟1階ディスカッションスペースの一角に、常設展示コーナーが誕生しました。
現在は、『聖の青春』や『パイロットフィッシュ』などで知られる作家・大崎善生さんの著書を展示しています。これらの書籍は、ご実兄である本学名誉教授・大崎先生からご寄贈いただいたものです。
大崎氏の作品では鬼気迫る将棋の世界を描いたノンフィクションが有名ですが、繊細な恋愛小説なども数多く発表しています。
これからは、本学に寄贈された資料の中から、サイン本などの貴重な資料を順次展示していきます。どうぞお気軽にお立ち寄りください。

サイン本
▲大崎 善生氏のサイン本
 (大崎 能伸 名誉教授 ご寄贈)
常設展示コーナー
▲常設展示コーナー

*****************************
旭川医科大学図書館は、館内の資料を閲覧される目的でしたら、どなたでもご利用いただけます。
学外の方のご利用について、詳しくは こちらからご覧ください。

 
 
旭川医科大学図書館公式Xについて

旭川医科大学図書館では公式X(2020年5月運用開始)で、図書館の利用に関するお知らせや、資料展示の様子などをご紹介しています。
学内外を問わず、図書館の雰囲気を気軽に知っていただけるような発信を心がけています。
今後も、分かりやすく、親しみやすい情報を公式Xでお届けしていきます。
図書館を旭川医科大学の教育・研究を支える場所として皆さまに活用していただければうれしく思います。

 
旭川医科大学図書館(公式)Xプロフィール https://x.com/AMU_Library
 
 
イベント情報
旭川医科大学、旭川医科大学病院では地域の皆さん、患者の皆さんに向けてさまざまな講演やセミナー等を行っています。
大学ホームページ または 病院ホームページ をチェックしてみてください。
 
イベント情報のスクショ
最新の医療情報、イベント、採用情報などを随時発信しています。ぜひフォローして、病院の「今」をチェックしてください!
Instagram・X(旧Twitter)・YouTube・ LINE公式
 
 
病院からのお知らせ
「入院セット」の導入について
旭川医科大学病院では、入院患者さんの入院準備、また、入院中の洗濯や日用品補充に係る負担軽減及び感染予防の観点から、令和8年4月1日(水)より「入院セット」を導入しています。
詳しくは こちらをご覧ください。
 
「円形脱毛症外来」を開設しました
2026年4月から毎週火・水曜日、「円形脱毛症外来」を開設しています。
 円形脱毛症は頭や体の毛が突然抜ける病気です。小さな脱毛斑が1か所だけの場合や、複数の箇所に広がること、頭全体の毛が抜ける「全頭型」や、眉毛・まつ毛・体毛まで抜ける「汎発型」など、症状の程度は患者さんにより異なります。
 詳しくは こちらをご覧ください。
 
 
深掘りします 深掘りシャベル
 
「世界に1台ずつしか現存しない2台の貴重なパルスオキシメータが旭川医大玄関に展示されるようになった経緯」
麻酔・蘇生学講座 教授 牧野 洋
 

2011年、日本麻酔科学会が神戸市に、日本初となる学会が運営する麻酔博物館を開設しました。開設にあたり、以前から浜松医大麻酔科ホームページ上で古い麻酔機器を紹介するコーナーを運営していた私にも声がかかり、2011年から博物館の委員として運営をお手伝いさせていただくことになりました。

麻酔博物館では展示の目玉として、"日本発"となるものを取り上げて特別に展示しようという事になり、その中の一つが「パルスオキシメータ」でした。1974年にパルスオキシメータの特許を取得した青柳卓雄氏が勤めていた日本光電は、あまりにも革新的な機械であったため、まず商業試作機としてイヤーオキシメータOLV-5100(昔のパルスオキシメータは耳で測定していた)を20~30台試作販売しました。同機は残念ながら商業的には成功せず、幻の機械となってしまい、唯一カタログに載っていた白黒写真だけが知られることになりました。日本光電がパルスオキシメータを開発していた時期に、日本光電とは全く別でミノルタカメラもパルスオキシメータの開発を行っていました。特許競争では日本光電に破れてしまいましたが、ミノルタは1977年に世界初の指で計測するパルスオキシメータMET-1471を発売しています。

麻酔博物館の委員として古いパルスオキシメータを探していた私は、旭川の中島進先生がMET-1471を使い世界最初の指で測定するパルスオキシメータの論文を書かれていることを知りました。中島先生に実機をお持ちか尋ねてみたところ、そのMET-1471は旭川医大呼吸器センター大崎前教授のもとに大切に保存されているとのお答えを得ました。その他にも方々手を尽くして調べましたが、製造元であるミノルタにも実機は現存しませんでした。

数年後、私は縁あって母校である旭川医大に戻ることになりました。この貴重なパルスオキシメータは、保管しておくだけではなく、旭川医大の宝として目立つところに展示するのはどうかと思い企画を出したところ、中島先生・大崎先生からご快諾をいただくことができました。準備のため中島先生のもとに何度もお邪魔し、パルスオキシメータについて教えていただいているうちに、中島先生はご自宅にもう一台古いパルスオキシメータがあるかもしれないことを思い出されました。荷物部屋のずっと開けていなかった箱から出てきたのは他でもないOLV-5100だったのです。これは過去にパルスオキシメータ初号機の開発に資金を提供し、パルスオキシメータの世界最初の臨床使用を行った中島先生に対し、日本光電が性能評価を依頼した一台でした。その後、日本光電に調査を依頼したところ、20~30台作られた機械の最初の試作機であることがわかりました。パルスオキシメータの歴史について書かれた世界中の本や論文の中で、「OLV-5100の実機は現存せず、あるのは白黒の写真のみ」だと言われてきた機械が発見されたのです。

西川学長にお願いしたところ、旭川医大の宝でもあるこの2台を展示することは大学の誇りであるとしてご助力をいただけることになり、現時点においては世界でも1台ずつしか現存しない2台の大変貴重なパルスオキシメータが、揃って旭川医大の中央玄関に展示されることになったのです。

 

今後もこの貴重な2台が旭川医大で大切に保存され続けることを心より願っております。

※2025年3月にパルスオキシメータ展示コーナーを設置いたしました。
詳しい内容はこちらをご覧ください。

パルスオキシメータ展示写真 ▲パルスオキシメータ展示コーナー
 
○学長#ひとりごと○
4月17日に会議で弘前市を訪れ、弘前城公園の満開の桜を観てきました。たいへんな人出でしたが、不思議なくらい静かな雰囲気に包まれていました。あれだけ見事な桜を前にすると、その存在感に圧倒されてしまうのでしょう。電球色のみで控えめに照らされ、お堀や池の水面に反映する夜桜も印象的でした。 満開の夜桜
▲満開の夜桜
 
◆旭川医科大学基金から◆

旭川医科大学基金は、旭川医科大学における教育及び研究活動の充実を図るとともに、地域に根ざした医療・福祉のさらなる向上を目指すことを目的としています。人口減少、少子高齢化が急激に進むとともに、社会情勢が激変する困難な時代ですが、私たちは、地域の皆様に信頼され、誇りに思っていただける旭川医科大学を目指して全力で取り組みます。本学のこれからの歩みに期待していただき、皆様の温かいご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

※旭川医科大学基金へのご寄附は税法上の優遇措置の対象です。
  基金について詳しくは こちら からご覧ください。

 
◇旭川医科大学の広報誌たち◇
  こちら からご覧ください。
●大学概要  ●旭川医科大学研究フォーラム
●大学広報誌「かぐらおか」Web版  ●病院広報誌「病院ニュース」
 
 
◆本学の活動にご支援・ご参加いただいた方々へ◆
日頃から本学の活動にご支援・ご協力をいただき誠にありがとうございます。
クラウドファンディングへのご支援や本学公開講座等の申込時に、本学からのご案内の受け取りを希望しご登録いただいた方々へ、ニュースレターをお届けしています。今後もニュースレターのほか基金の活動や各種講演会等のご案内もお届けしていく予定です。
 
 
発行・問合せ先
旭川医科大学ニュースレター
発行:旭川医科大学
お問合せ:kouhou@asahikawa-med.ac.jp(総務課広報・社会連携係)
※ニュースレターに関することのお問合せ窓口です。その他のお問合せは こちら をご覧ください。
〒078-8510 北海道旭川市緑が丘東2条1丁目1番1号
一部のメールソフトでレイアウトが崩れる可能性があります。ご了承ください。
ニュースレターの一部または全部を無断転載することは禁止されています
Copyright (c) Asahikawa Medical University. All rights reserved