認定看護師

Certified Nurse

皮膚・排泄ケア認定看護師(4名)

認定看護師として ー排泄管理の業務を主にー

  • 皮膚・排泄認定看護師
  • 特定行為研修修了者(区分別コース)
認定看護師として主として行っている業務は排泄管理です。
排尿ケアは手術などの理由で膀胱留置カテーテルを挿入した方に対し、抜去後に排尿障害が生じた場合の対応とアドバイスを泌尿器科医師と協働し行います。また、退院後も外来でエコーを用いて骨盤底筋体操の評価と継続支援を行っています。
排便ケアは神経因性の排便障害に対し、管理方法の指導と実践を行っています。逆行性洗腸による失禁をなくすための排便管理支援は、保険償還が可能であり患者負担が少ないメリットがあります。

特定看護師として

特定看護師としては、包括的高度慢性下肢虚血の創傷管理を主として行い、陰圧閉鎖療法の実践と評価、壊死組織のデブリードマンの実践を医師の包括的指示の下で実施、評価しています。陰圧閉鎖療法は、虚血肢治療のガイドラインや局所評価ツールの変遷に則り、医師とともに評価しながら実施し、入院期間の短縮、栄養状態の向上の成果を出しています。

院内の褥瘡発生低下を目指して

  • 皮膚・排泄認定看護師
皮膚・排泄ケアは、創傷・オストミー・失禁領域に問題を抱えている、新生児から高齢者までのあらゆる疾患の方を対象としています。医師や病棟スタッフからのスキンケア相談も多く、とてもやりがいのある領域です。
私は褥瘡管理者をしており、院内の褥瘡発生低下にむけた活動をしています。褥瘡発生は患者様の治療や生活に大きな影響を及ぼします。褥瘡発生時の対応だけではなく、多職種と協同し、どうやったら未然に褥瘡発生を防止できるのかを常に考え、スタッフ指導にあたっています。

より快適な日常生活を過ごせるようなケアを

  • 皮膚・排泄認定看護師
皮膚・排泄ケア認定看護師の役割は、創傷・ストーマ・排泄に問題を抱える患者に対し、スキンケアを基盤とした専門的知識と技術を用いて、皮膚にトラブルを抱える患者が皮膚の健康を取り戻せるようケアを行うこと、様々な疾患により排泄障害を抱えた患者がより快適な日常生活を過ごせるようにケアを実践しています。

ストーマ外来でのサポート

現在の主な活動は、ストーマ外来でストーマを造設した患者やその家族に対し、新たな排泄習慣を獲得できるようにサポートし、退院後の日常生活がより快適に過ごせることを目標として継続的に介入しています。

皮膚にかかわる様々な問題に対応

  • 皮膚・排泄認定看護師
  • 特定行為研修修了者(区分別コース)
皮膚・排泄ケア認定看護師は創傷、人工肛門、排泄の領域で問題を抱えている方を対象に活動を行っています。新生児から高齢者まで、皮膚に関係する様々なトラブルに幅広くご相談いただけます。
皮膚にかかわる様々な問題に対し、スキンケアを基盤とした専門的な知識と技術を用いて、より快適な療養生活や日常生活が送れるよう、ケアの実践からご自身の管理方法の相談まで対応させていただきます。
また、患者さんだけでなく、病院のスタッフや地域でご活躍中の看護師の方々へもケアの相談や指導をさせていただいております。
私は現在、病棟で入院患者さんを対象に、人工肛門に係るケアを中心に活動しています。また、活動日には創傷を有するフットケアなどの創傷管理中心に院内で活動しています。

クリティカルケア認定看護師(3名)

重症化を回避し早期回復に向けたケアを

  • クリティカルケア認定看護師
  • 特定行為研修修了者(区分別コース)
ICUにおいて急性かつ重症な患者・家族に対し、質の高い看護を提供するために、臨床推論力と病態判断力に基づいた適切な初期対応を行うこと、患者の健康問題をアセスメントし、重症化の回避及び早期回復に向けたケアを実践する役割があります。また、多職種と協働して患者・家族の権利を擁護し、自己決定を尊重した看護を実践する役割があります。
ICUに入室している患者さんの多くは、ラインの確保が困難な場合や、人工呼吸管理を行っている場合が多く、認定看護師の役割に加えて特定行為研修修了者として、PICC挿入や人工呼吸器からの早期離脱に力を入れて取り組んでいます。

クリティカルケア認定看護師の役割

  • クリティカルケア認定看護師
  • 特定行為研修修了者(外科術後病棟管理領域)
急性かつ重症な患者・家族に対して、臨床推論力と病態判断力を用いて、重症化の回避と早期回復に向けた援助を行います。

力をいれていること

HCUで高度急性期の患者さんに、フィジカルアセスメントを活用しタイミングを見極めたケアの提供や、スタッフ支援を行っています。また廃用症候群予防のため多職種と連携し、呼吸理学療法やリハビリの援助を行っています。
医師の指示のもと特定行為を活用し、患者さんの状態に合わせた介入やタスクシフトにより組んでいます。
呼吸ケアサポートチームとして院内ラウンドを行い、一般病棟で人工呼吸器を装着している患者の人工呼吸器管理に関してのサポートをしています。

プレホスピタルでも看護実践

  • クリティカルケア認定看護師
  • 特定行為研修修了者(区分別コース)
クリティカルケア認定看護師として、病棟・救急外来での看護実践だけでなく、ドクターヘリ・ドクターカーナースとしてプレホスピタルでも看護実践を行っています。救急領域では患者さんの情報が限られており、その少ない情報から医師と共有し患者さんの状態回復に繋がるように協働しています。

特定行為を履修し院内横断的な活動を

また、特定行為を履修しており、その知識を活かしながら呼吸器ケアサポートチームの一員として院内の呼吸器装着患者の早期回復に繋がるよう院内横断的な活動を実践しています。クリティカルケア認定看護師としての自身の経験・知識を活かし、部署での患者の早期回復を目指した看護実践をすると共に、各部署での学習会を実施し、院内で急変への早期発見・対応など救急看護実践の向上に取り組んでいます。

救急看護認定看護師(1名)

感染管理認定看護師(2名)

感染に対するリスクを最小限に

  • 感染管理認定看護師
患者さん・医療従事者・施設・環境を対象に、感染に対するリスクを最小限に抑えるために、専門的な知識と技術を用いて、感染管理を計画、実践、評価し、提供するサービスの質の向上を図ることを役割としています。
院内感染の予防と管理の実践:院内感染対策マニュアルの見直しや他職種との院内ラウンドで感染対策の実施状況を把握しています。
医療関連感染サーベイランスの計画・実践:流行性疾患や耐性菌の検出状況、デバイス別の感染管理状況などのデータから感染対策の評価を行っています。

感染管理活動を推進し、より質の高い医療の提供へ

  • 感染管理認定看護師
感染管理においては、患者さん・医療従事者・施設・環境を対象としています。専門的な知識と技術を用いて、感染管理を計画・実践・評価をすることで感染のリスクを抑え医療関連感染を予防する役割があります。
感染管理認定看護師として多職種と協働・連携をしながら感染管理活動を推進し、より質の高い医療の提供につなげていくことを目指しています。より良い感染対策のために、現場の方々と一緒に感染対策を考えることを大切にしながら感染管理活動を実践していきたいと考えています。

緩和ケア認定看護師(2名)

患者や家族の言葉に耳を傾けて一緒に考えながら

  • 緩和ケア認定看護師
緩和ケア認定看護師は、WHOで定義されている緩和ケア「生命をおびやかす病に関連する問題に直面している成人と小児の患者およびその家族の苦痛を予防しやわらげることである。これらの問題には、患者の身体的、精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛、そして家族の精神的、社会的、スピリチュアルな苦痛が含まれる」を実践するため、患者・家族の苦痛を予防・やわらげることができるよう苦痛のアセスメントを行い、緩和できるよう考えながら看護実践を行っていく役割があります。
患者や家族の言葉に耳を傾け、何に困っているのか、病気と共に過ごしていく中でどのような生活を送っていきたいのかを一緒に考えながら活動しています。

すべてのつらさに目を向けて

  • 緩和ケア認定看護師
緩和ケア認定看護師とは、痛みやその他の身体的・心理社会的、スピリチュアルなつらさを和らげ、生活の質(QOL)を向上するためのケアをする看護師です。緩和ケアは患者さんだけでなく、ご家族も対象です
緩和ケアは病気の診断時と一緒に始めます。緩和ケアと聞くと、がんの末期の状態で提供される医療やケア、モルヒネなどの医療用麻薬の使用を想像するかもしれません。しかしそれだけでなく、病気になって感じる心のつらさや、経済的な不安なども緩和ケアに含まれます。患者さんやご家族が抱えるすべてのつらさに目を向け、患者さんが自分らしく、希望に沿った生活を過ごすことができるよう、多職種と協力しながらケアを実践していきます。

がん化学療法認定看護師(2名)

安全な投与管理と日常生活のサポートを

  • がん化学療法認定看護師
化学療法薬は、細胞障害性抗がん剤や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬など薬剤に合わせたケアが必要です。がん化学療法看護認定看護師は、化学療法を受ける患者さんとご家族を支え、安全な投与管理と日常生活のサポートを中心に行います。患者さんやご家族は、抗がん剤の副作用や治療の効果等、さまざまな不安を抱えています。その不安を共有し、抗がん剤の副作用対策やセルフケア支援、意思決定支援などを実施しています。院内の看護師には、がん化学療法に関すること、抗がん剤による曝露予防、中心静脈ポート管理等の研修や学習会の実施、ケアの困りごとなどの相談を受けています。

抗がん剤治療を安全に、確実に、安楽に

  • がん化学療法認定看護師
がん化学療法看護認定看護師の役割は、抗がん剤治療を安全に、確実に、安楽に投与することが主な役割になります。特に抗がん剤治療に関する副作用の症状の予防や緩和の方法を一緒に考えながら患者さんやご家族へ指導しています。また、継続した治療が行えることを目標に意思決定支援なども行なっています。
院内では、抗がん剤の投与管理や副作用に対するケア方法などがん化学療法の知識習得や看護実践を向上させるために研修会や学習会を開催しています。

新生児集中ケア認定看護師(2名)

水準の高い看護実践をチームとして

  • 新生児集中ケア認定看護師
予定よりも早く、小さく生まれた新生児や重篤な状態の新生児とその家族のQOL向上のために、水準の高い看護実践をチームとして提供できるようにすることが役割です。
低出生体重児の看護、NICUにおけるファミリー ケア、母乳育児支援、ディベロプメンタルケア、 新生児蘇生法など、日々のケアで困っていることがあればご相談下さい。 他施設への出張研修も可能です。病院HP派遣講座よりお申し込み下さい。

一人ひとりの状態にあわせた成長発達を支援

  • 新生児集中ケア認定看護師
新生児集中ケア認定看護師の役割は小さくうまれた新生児や重篤な状態の新生児とその家族のQOL向上に向けて、水準の高い看護実践をチームとして提供できるようにすることです。
新生児回復室(GCU)には早産の赤ちゃんから退院準備期の赤ちゃん、長期入院が必要な赤ちゃんなど様々な状態の赤ちゃんが入院しています。経過を予測しながら状態の安定化を図り、赤ちゃん一人ひとりの状態にあわせた成長発達を支援しています。またご家族が自信をもって育児に取り組めるように支援することも大切にしています。
新生児蘇生法(NCPR)のインストラクターとして、当院及び関連施設の看護職を対象にしたNCPR講習会も定期的に開催しています。

不妊症看護認定看護師(1名)

患者さんの一番身近な存在として

  • 不妊症看護認定看護師
不妊治療は身体的・物理的負担に加えて、精神面に及ぼす影響は計り知れません。先の見えない治療、妊娠への期待と落胆の繰り返しから、追い込まれている女性も少なくないと感じます。不妊症看護認定看護師とは、患者さんの疾患および治療を専門的に理解し、その背景にある夢や願望、期待に耳を傾け、喪失や悲しみにも共感し、患者さんの一番身近な存在として寄り添います。また、不妊カップルの希望に沿った選択肢を見つけられるよう、正確な情報提供を行い、意思決定できるように支援しています。生殖補助医療は次世代にも影響のある医療であり、生まれてくる子供の幸せも念頭に入れ、継続的な看護実践を行います。

認知症看護認定看護師(1名)

認知症患者の視点に沿った看護を

  • 認知症看護認定看護師
認知症患者さんへ、行動心理症状の予防・緩和、意思決定支援、生活環境の調整を行います。看護師に対して、認知症看護ケアに関するマニュアルの整備や研修を行い、認知症患者さんが安心して過ごせるよう支援します。ご家族が退院後の生活に関する悩み、不安を改善できるよう支援します。
せん妄予防・遷延予防ケア、行動心理症状悪化予防ケア実践のため、週に1回病棟ラウンドを行い、看護計画、コミュニケーション、看護ケアの方向性について部署スタッフと確認しコミュニケーションのポイントや療養環境調整などのアドバイスを実施しています。
認知症患者の視点に沿った看護を継続できるよう、認知症ケア研修を実施しています。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師(1名)

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の役割

  • 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師は、脳卒中を発症した方に対して、その人らしい生活が再び送れるように、重篤化を回避するための観察・ケアと、病態に応じた早期リハビリテーションの実施、退院支援などを行います。

活動内容

脳卒中は生命の危機状態にあることが多いため、異常を早期に発見し、重篤化を回避しています。同時に患者さんの状態に応じてリハビリを開始します。また脳卒中発症は患者さん、ご家族にとって辛い体験です。その辛さを少しでも和らげ希望を見出してもらえるように関わっています。このような脳卒中患者さんの健康回復への支援はチーム医療が重要で、自身が多職種との調整役になるように努めています。

手術看護認定看護師(1名)

連携のキーパーソンとして

  • 手術看護認定看護師
手術看護認定看護師の役割は、周術期看護の専門的な知識と技術の提供、看護の質向上、そして多職種との連携により手術を受ける患者の安心や安全を守ることです。そのためには、患者の心身状態を把握することやそれらを医療チームで共有し、患者に良質な周術期医療を提供するための体制を整えています。 その体制には、病棟や外来、ICUなど各部署の術前術後の看護、そして手術室の看護、さらには周手術期における看護部門の連携が非常に重要となります。その連携のキーパーソンとして、知識や技術の普及活動や連携をしています。

精神科認定看護師(1名)

「こころもからだもみれる」よう

  • 精神科認定看護師
精神科認定看護師とは、精神科看護の知識や技術を用いて質の高い「実践」「相談」「指導」「知識の発展」を行うことを役割としています。
精神疾患は日本の5大疾病の1つであり、現代社会において誰にでも起こり得る病気であることが認知されつつあります。私たち看護師には今まで以上に複雑多様な課題をもつ対象者の心身の状況を観察・判断し、状況に応じた適切な看護実践能力が求められます。
地域の基幹病院の役割を担うため、「こころもからだもみれる」よう各部門のスタッフたちと協働し、高度先進医療を担うチーム医療の支援に尽力したいと考えています。

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