テーマ「先輩医師の研修の様子をお聞きしよう!」
終了報告
2025年6月16日

中村 元泰先生

藤井 未帆先生

久保田 楓先生
2025年6月16日に合同入局説明会が開催されました。この会は毎年、二輪草センター、卒後臨床研修センター主催、医学部医学科同窓会共催で行われております。
テーマは“先輩医師の研修の様子をお聞きしよう!”です。
事前に医学部5〜6年生にアンケートをとり説明を聞いてみたい科として選ばれた上位3科に講演で発表していただきました。(前年度に選ばれ発表いただいた消化器内科、産婦人科、麻酔蘇生科以外で投票を行いました)
なお他の科につきましては、ポスターでの発表としました。学生さんは熱心にポスターをみており宣伝効果大と思います。
西川祐司学長から旭川・道東・道北の地域を支え、かつ最先端の医療を担う当学の使命についてお話しいただき、学生の皆さんも背筋を正すとともに将来志した分野で活躍することに希望をもったことと思います。
脳神経外科からは中村元泰先生から「旭川から世界に通用する脳神経外科医を目指して」をテーマにご講演いただきました。春から札幌禎心会病院の後期研修を開始し忙しくも充実した日々を過ごされ、今回講演のために札幌からお越しいただきました。脳神経外科では国内、世界で通用する人材育成をしており、海外・国内留学の実績も言及され、より高みを目指す医師への強力な教育体制をお示しいただきました。また個人を尊重したキャリアプラン形成についてもお話し下さいました。フロアには脳神経外科を考える学生さんが複数おられ、具体的な道筋を聞くことで目標が明確になったのではと思います。
小児科からは卒後6年目の藤井未帆先生が「出産育児が仕事に活きる!小児科ママの強み」をテーマに発表されました。3歳になる息子さんの子育てをされており多忙な日々と思いますが、しっかりとキャリアプランを見据え、消化器内科医であるご主人との協力、こどものいる医師への配慮がある医局体制のなかで、フルタイム勤務や当直も行っていらっしゃいます。こうなりたい、このようにやっていけるのではと学生さんに希望を与えたのではないかと思います。母になって子育ての実体験があるからこそ言える親御さんへの言葉があることは、医師としての大きな強みになっていることがよくわかるご発表でした。
血液内科からは卒後4年目の久保田楓先生に御発表いただきました。高校生の時にお父様を悪性腫瘍で亡くされたことが久保田先生のバックグランドを作っており、進行した疾患も根治を目指し治療していく血液内科学分野で充実感をもって働いていらっしゃる様子がわかりました。そのような先生方の姿勢や教育体制が学生から高評価を得ているのではと思いました。また育児をしながら専門医もとったモデルケースとなる先輩の存在が励みになったとお話しされていましたが、久保田先生もそのように今後後輩の先生方の希望になり、良い循環ができていくのではと思いました。
3人の先生方がそれぞれに科の魅力や取り組みをお話し下さいました。卒後臨床研修センター牧野雄一教授からもお話しをいただきましたが、学生と近い年代の医師から聞ける、等身大の話は大変意義のあるものでした。
また研修医が選ぶ優れた指導医の表彰式も行われ、小児科助教 佐藤雅之先生が牧野教授から表彰されました。日々研修医の教育にご尽力されており、多くの研修医が深い学びにつながったことを感謝致します。
なお今年度のベストポスター賞は耳鼻科が受賞されました。毎年驚くような工夫が凝らされたポスターを作成して下さり2年連続の受賞となりました。
お忙しい中、ご発表、ご挨拶をいただきました先生方、ポスターを作製して下さった先生方、誠にありがとうございました。
自分の将来を具体的に思い描くのに、非常に役立つ情報がたくさんあったのではと思います。学生からのアンケートではキャリアプランや働き方について講演で聞けてよかった、医局のプログラムがわかりやすかった、各科の特徴がひと目で分かるポスター展示がよかったなどの回答がありました。
毎年開催しておりますので、医学部学生、研修医の皆さん来年もどうぞご参加下さい。
![]() 谷野センター長 |
![]() ![]() 西川学長 牧野卒後臨床 研修センター長 |
![]() ![]() 記念写真 ベストポスター賞 (耳鼻咽喉科) |
![]() ポスター展示の様子 |
<ベストポスター賞> 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座 |
内科 (循環器・腎臓・呼吸器・脳神経) |
内科 (消化器内科) |
内科(血液内科)) | 麻酔・蘇生科 |
腎泌尿器外科 | 精神科 |
眼科 | 皮膚科 |
整形外科 | リハビリテーション科 |
脳神経外科 | 緩和ケア診療部 |
<研修医が選ぶ優れた指導医> |

佐藤先生