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耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座 教室の沿革

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旭川医科大学耳鼻咽喉科学教室は昭和51年10月に、海野徳二初代教授の着任により開設された。平成10年11月に本学第4期卒業生である原渕保明が第二代教授として就任した。開設当初は5名でスタートを切ったが、その後順調に医局員が増加し、現在では総勢70名を越える大所帯となっている。その間、道北、道東のみならず北海道全域にわたり、多くの人材を輩出し、各地域の耳鼻咽喉科診療の中核として機能する体制が整っている。2024年1月1日からは当教室生え抜きの髙原幹が第三代教授となり、臨床、研究、教育全てにおいて、さらなる高みを目指して教室を運営している。

教室は現在(2024年4月)、教授以下、准教授2名、講師2名、講師(学内)1名、助教3名、医員5名、海外留学2名、言語聴覚士2名、医局秘書2名の総勢20名で組織されている。

診療の面では聴力改善手術、鼻科手術、口腔咽頭手術、および頭頸部腫瘍手術を精力的に行い、北海道の耳鼻咽喉科診療の中心的役割を担っている。また、高度難聴に対する人工内耳手術、頭頸部癌に対して嚥下や発声機能を温存して治療するための微小血管吻合を用いた遊離再建手術や超選択的化学動注・同時放射線療法などの最先端の治療も行っている。上気道感染症や呼吸生理に関する疾患についても扁桃病巣疾患、睡眠時無呼吸症候群、アレルギー性鼻炎、小児中耳炎を中心に専門外来を開設し、病態解明の研究とその結果に基づいた最新の診療を行っている(診療概要の欄を参照)。

研究の面では「研究と臨床は互いにフィードバックするものでなければいけない」という教室の方針のもとで、1. IgA腎症や掌蹠膿疱症の病態解明、2. 頭頸部癌の新たな免疫治療の開発、3. 頭頸部癌の微小環境における病態解明、4. アレルギー性疾患のT細胞応答を中心とした病態解明、5. 好酸球性疾患の病態を上皮系サイトカインを中心に解明などのテーマで日夜研鑽している、などのテーマで日夜研鑽している(研究概要の欄を参照)。

関連病院としては、旭川市内のみならず、札幌市、江別市、函館市、苫小牧市、室蘭市、北見市、釧路市、富良野市、稚内市、名寄市、士別市、根室市、紋別市、遠軽町、芽室町、岩内町、雄武町と北海道全域にわたって基幹病院に常勤あるいは非常勤で教室員を派遣し、その地域の耳鼻咽喉科医療に大きく貢献している(関連病院の欄を参照)。

海外の研究留学施設としては、アメリカ合衆国のハーバード大学、メイヨー・クリニック(ロチェスター、スコッツデール)、ヴァンダービルト大学(ナッシュビル)、アーカンソー州立大学(リトルロック)、ジョージア・リージェンツ大学癌センター(オーガスタ)、南フロリダ大学モーフィット癌センター(タンパ)、スイスのチューリッヒ小児病院、スウェーデンのカロリンスカ研究所(ストックホルム)に多数の教室員を研究留学させている(研究概要の欄を参照)。

教室外活動としては、道内の耳鼻咽喉科医を対象として年に3回、北北海道耳鼻咽喉科懇話会を開催し、最新の知識の獲得と会員の親睦がはかられている。