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教授ごあいさつ

教授


旭川川医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科のホームページにご来訪頂き誠にありがとうございます。

 まずは私の自己紹介から述べさせて頂きます。私は北海道足寄郡足寄町の生まれで、函館ラ・サール高校を卒業後、1994年に旭川医科大学を16期生として卒業させていただきました。その後、当医局に入局し、たくさんの先輩や後輩、スタッフの暖かいご指導のもと、研鑽を積み、2024年1月より現職を勤めさせていただいております。浅学非才な私ですが、持ち前の粘り強さで一生懸命頑張りたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

 耳鼻咽喉科・頭頸部外科は文字通り、耳、鼻、口腔、咽頭、喉頭、頭頸部の広大な領域を対象としております。それらの領域は、聴覚、平衡、嗅覚、味覚、呼吸、発声、嚥下など生命の維持や質の保持に必要な多くの機能を担っております。本領域に発生する多種多様な疾患を、それらの機能を出来るだけ損なわず治療するのが我々の役割です。それらを行うためには多くの知識と技術が必要であり、我々も日夜勉学に励んでおります。

 道北、道東という広大な地域を受け持っている当院の地理的特色上、地域ごとになるべく治療を完結できるような、多種多様な疾患に幅広く対応できる専門医の育成が必須です。当科の育成プログラムもそのように作成されており、各関連病院には優秀な専門医がその地域医療を担っております。また、高度に専門的な治療を必要とする場合は大学にご紹介頂き、治療を行います。当科では人工内耳手術、頭頸部遊離再建手術などの標準的手術以外にも、内視鏡下耳科手術、内視鏡補助下甲状腺手術、内視鏡下唾石手術など先端的治療も行なっております。皆様にご満足頂ける診療が行えるように、我々も常に知識や技術をアップデートし、診療に努めております。

 当教室では臨床のみならず、研究にも力を入れています。頭頸部癌における免疫療法は現在、多くの抗腫瘍剤が適応となり、進歩が続いております。我々は頭頸部癌の免疫学的な研究を以前から精力的に行なっており、将来的に治療に応用可能な知見を数多く得ております。また、扁桃病巣疾患に関する基礎的、臨床的研究は当科の命題として継続して行なっており、国際的にもトップレベルにあると自負しております。

 当教室は年齢的には若いスタッフで構成されていますが、私が自慢できる若いながらもやる気のある優秀なスタッフが揃っております。彼らとともに、臨床と研究にアクティビティーの高い、熱い情熱と誠意に満ちあふれた教室運営を行ってまいります。北に旭川医科大学ありといわれるような将来の耳鼻咽喉科・頭頸部外科学を担う教室になるようにスタッフ一丸となって邁進いたします。今後ともご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

旭川医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室  
 教授  高原 幹