在学生インタビュー

理想の医師像を考えることが大事

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 旭川医科大学の医学科では、1学年で主に教養科目を学び、2学年から医学専門科目を本格的に学んでいきます。1学年のうちは授業が少ない時期もあるので、自由に使える時間も多くあります。私は部活動に参加して同期や先輩と関わったり、興味のある分野の教授と話をしたり、アルバイトを通して多くの中高生と関わったり、学外の団体に加入して他大学の学生と交流したりしました。他者と関わることで、それまで自分が見ることができていなかった世界が見えるようになり、自分が本当に学びたいことは何か、自分はどんな人になりたいかを深く考える機会を得ることができました。
 私が伝えたいことは、大学の授業以外が大切ということではなく、学内でも学外でも興味をもったことに対して自ら積極的に取り組む姿勢が大切だということです。この姿勢は大学入学前でも身につけることができます。少しでも疑問をもったことに対してひたすら調べたり、人に聞いたりするなど、方法はいろいろあります。ただ大学に合格するために勉強するのではなく、受験勉強も大学での学びを見据えて学習するという視点を持つことが大切だと思います。
 実を言うと、私自身まだ具体的にやりたいことが決まっているわけではなく迷いもあります。でも、これから医学科という環境を活かして、今の自分自身の関心をより深めたいと考えています。ちなみに、私が医師を志したのは、医療ドラマを見て医師に憧れたことがきっかけです。どんな些細なことでも、きっかけは人それぞれにあり、正解はありません。いま学びたいことが具体的に決まっていなくても、医学科に入りたいなら、これからどんな人になりたいか、どんな医師になりたいかを考えることができていれば十分だと思います。皆さんと各々の目標に向かいながら、互いに高め合える環境で学ぶことができる未来を楽しみにしています。

医学科
登別明日中等教育学校出身
難波さん

医学を学ぶ。自分の初心を忘れない。

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 4学年の1月より臨床実習が始まります。これまでは講義室での座学が中心でしたが、いよいよ実際の医療現場に参加して学びを深めていきます。医師になるという実感が湧き、全力で取り組みたい気持ちが高まる一方で、本当に乗り越えていけるのだろうかという不安を感じることもありました。
 そのようなときは自分が医師を目指す理由を思い返すようにしています。「自分が生まれ育った道東の医療に貢献したい」「一人でも多くの患者さんを救いたい」という初心に立ち返ると、漠然とした不安は「覚悟」に変わります。皆さんが医師を目指す理由はなんですか。何かにつまずいたときは、初心に返ってみることをおすすめします。
 さて、臨床実習に参加するためには、合格しなくてはならない試験があります。その中でも大きなものが共用試験です。これはいままで学んできた医学の知識が問われるCBTと診察の技能が評価されるOSCEという2つの試験から構成されています。試験が多くて大変だと思われるかもしれませんが、私は医学を非常に面白い学問だと感じているので勉強することが楽しいです。そしてなによりも学んだことは、決して無駄にならず、必ずいつか役に立ちます。自分がいまがんばることによって、将来より多くの患者さんを笑顔にできるかもしれない。そう信じて日々勉学に励んでいます。
 旭川医科大学には、ともに夢を追いかける仲間がたくさんいます。それは同じ医師を目指しているだけではありません。東日本医科学生総合体育大会(東医体)で優勝を目指す者もいれば、研究に取り組む者、学会発表に挑戦する者など、学生がそれぞれの目標に向かって努力しています。そんな前向きな仲間たちと一生懸命やりたいことに取り組み、切磋琢磨しながら学ぶことができる旭川医科大学で充実した6年間を過ごしませんか。とても充実した医学生時代を過ごせますよ!

医学科
北見北斗高等学校出身
福井さん

看護を学び、選択の幅を広げられる

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 中学校の進路学習で病院を訪れ、実際の医療現場を見学させてもらって、医療従事者を目指すようになりました。医療系の職種はたくさんありますが、看護師は患者さんが安心して笑顔になる様子やQOL向上の手伝いができることに大きな魅力を感じました。
 私が旭川医科大学を選んだのは、在学中にできる将来の選択肢が多いという特色が理由のひとつ。看護師だけでなく助産師や保健師のコースもあり、セミナーや交流会などのサポート体制を通じてたくさんの情報を得られるので、自分が将来どのような医療従事者になるかをじっくり考え、選択することができます。
 1学年では看護の基本概念をはじめ、援助技術や知識を学びます。特に印象深かった授業は、地域看護学でのインタビューと基礎看護学実習Ⅰです。現役保健師へのインタビューでは、旭川や北海道の地域医療との関わりについてうかがい、自分もどのように地域社会へ貢献していくかのイメージを持つことができました。基礎看護学実習Ⅰでは、看護援助の見学や患者さんとのコミュニケーションの中で、講義での学びと実習での体験が結びつき、看護師となる自覚と覚悟がより強固なものとなりました。専門的で習得すべき量も多いですが、看護師を志す仲間と過ごす毎日はとても楽しいです。
 旭川医科大学は部活動などの課外活動も盛んです。私はバドミントン部に所属し、学業や部活、アルバイトもしています。部活動を通した学年や学科を超えたつながりもでき、充実した日々を過ごしています。
 旭川医科大学で同じ目標を持った仲間に出会い、ともに勉学・部活・遊びを全力で楽しみ、充実した学生生活を送りませんか。自然豊かで魅力あふれる旭川の地で、一緒に学べる日を楽しみにしています。

看護学科
立命館慶祥高等学校出身
鈴木さん

勉強も大切。それ以外も大切。

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 地元である道北の地域医療に深い関心があり、看護師を志した当時から地域医療に貢献したいと考えていました。旭川医科大学では地域医療の向上を目指して、地域に根ざした医療の提供や医療人材の育成に力を入れています。北海道の地域医療の在り方や課題解決について学ぶことができると考えて入学を決めました。
 3学年では領域別実習が始まり、座学や演習を通して学んだ知識を基にして本格的に看護を実践していきます。最初は緊張や不安もありましたが、実習を通して現場で患者さんと接し、医療チームの一員として働くことができ、理論や教科書だけでは学ぶことのできない貴重な経験を得ることができました。患者さんの生活背景の多様性と実状は、現場だからこそ知り得る機会だと思います。さらに、患者さんの今後の希望を踏まえ、個別性のある看護を考える際などの困難に直面したときは、仲間の支えや教員の的確な助言によって乗り越えることができました。実習は自分自身の看護観や患者さんと向き合う姿勢をあらためて考える貴重な時間となりました。
 学生生活は学業だけにとどまりません。アルバイトや部活動・サークル活動に参加することで、生活がさらに充実したものとなります。アルバイトを通しては看護技術以外のスキルや社会経験を積むことができます。部活動・サークル活動を通じて気分転換をしたり、仲間とともに達成感を味わったりすることで心身ともにリフレッシュでき、さらには活動する中で培ったチームワークやコミュニケーション能力は看護職としての力にもつながります。勉強と両立しながらも自分のペースで取り組むことのできる活動は、今後の大切な糧になると考えます。
 そして、なによりもすばらしいことは、大学に入学して看護師という目標をともにする大切な仲間に出会えたこと。一生付き合っていきたいと思える仲間との出会いは、人生の宝物になります。


看護学科
旭川実業高等学校出身
髙橋さん